第18話 きな臭いな話
出発当日
俺はギルドに行くと王都のギルドに今から行くと連絡させた
そしてミーリス達を待っていた
少ししてミーリスとクスーラゥが来たのだが何故かもう1人女の子が居た
「よう、ミーリス。その女の子は?」
「こんにちはススムさん。この子はヘレンです。」
話を聞くと、昨晩グリーンと村に帰ったヘレンが訪ねてきたと言う事だ
ヘレンが言うにはノール村に帰ったグリーンだが村長からかなり冷たい対応をされたらしい
そこでグリーンは何とか謝って村長からチャンスを貰ったと言う事だ
グリーンは村長に弁明する時にブルースの名前を出して仲良くしてたから色々便宜を図ってくれると言ったようだ
実際は腰巾着に近い状況で、しかもグリーン自身はよく思ってなかったらしいが
ブルースがミーリス達に絡むのもグリーンが、後を頼みますとか調子の良いことを言ったのが原因だそうだ
俺のグリーンに対する評価がまた一段下がった
「で、チャンスとは?」
聞くと、3日後に年貢が集計されてそれをグリーンが輸送するのだけどいつも追加を請求されるらしい。規定通り収めてもダメで最初から多く持って行っても、さらに追加を言われるらしい
年貢自体にまだ余裕はあるが2度手間になるし勘弁してほしいそうだ
そこで本当にブルースに伝があるなら話をつけると言うのがグリーンへのチャンスとなるらしい
そこでミーリス達にその立ち合いと見張りをお願いしたいと村長からの依頼をヘレンが持ってきたと言う訳だ。
とてもきな臭いな
しかし村長は人格者か
お世話になっていたので断るのは難しいか
なら
「この子を連れて行くが良い」
俺はカーバンクル青をクスーラゥに預ける
「それとこれも渡して置く。」
昨日使えることを確認したスマホを渡す
「俺に連絡が取れるアーティファクトだ」
取り敢えず俺に連絡が出来る操作をミーリスに教えようとしたら苦手なのでクスーラゥにと言うのでクスーラゥに教えた
それでは今回は俺1人で行くか
1人ならバイクでいいか
俺はバイクに跨って出発した
地図によると王都までおよそ200キロ、舗装されてない道で飛ばすことは出来ないが、普通に走って5時間くらいか
身体能力がかなり上がっているのでそのくらいのスピードは平気である
そして王都まで後数キロと言うところで取り付けてあったスマホのセンサーに黄色い点の反応があった
バイクのスピードが速いのでセンサーは300メートルに設定してある
アップデートでそこまで設定できるようになったのだ
バイクのスピードを上げると程なく状況が見えてきた
場所は西から来た道と交わる所、そのまま北に行くと王都、南に行くと帝国との最前線となる
最初は山賊の類かとも思ったのだがどうやら様子が違う
襲われているのはかなり豪華な馬車で
攻撃をシールドで防いでいた
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ちょっと短めです
切りどころが判らなかった
宜しかったらブクマ、評価お願いします
とにー




