第153話 スキルの残滓
ススムの所に門に居る忍者から連絡が届く。
と言ってもハットリを介してだが。
それによると能力は平凡だがスキルの残滓が残っている者がいると言うことだった。
ハットリは取り敢えず入場の許可を出すが自分で確認する。
門にいる忍者では残滓程度ではスキルの種類や効果まではわからない。
ハットリはススムから預かったデバイスの力でその男を鑑定する。
するとそのスキルは本人の力ではなく外部からの干渉だと言うことが解る。
そしてその干渉はステータスやスキルに対した物ではなく精神に作用したものであることも判明する。
しかし、その細かい効果やスキル名までは判明しない。だからこそユニークスキルであることは解るのだが……。
ハットリはそこまで判明したことをススムに連絡する。
ススムは送られてきた連絡を吟味する。
この状況は見たことがある……
すぐにボーランクと同じ状況だと気がつく。
ススムが見てもスキルの種類や効果は解らない。
このままアイテムボックスに入れて仕舞えば判明するかも知れないが、可能性は低いがバックワームの様なスキルでこちらの手の内を探っている事も考えられる。
かと言って遠くで見ていてはスキルの発動が確認できるかわからない。
と言うわけでパーティを探していると言うその男にパーティを紹介してみた。
グロッグside
パーティを探してディスプレーを見ていた。
しかし最新と言うだけあってここのギルドは凄いな。
建物の大きさに驚くし冒険者の多さにも驚いた。受付の数にも驚いたしこの設備にも驚いた。
もう驚きっぱなしで、空いた口が塞がらないと言うのはこう言うことだと思い知らされたよ。
本来ギルドの掲示板は普通クエストや依頼の提示がほとんどなんだが受付で聞くとどうやらクエストや依頼用のギルドハウスが別に有るらしい。
パーティメンバー募集の掲示板がここまで大きいのはそれだけパーティメンバーの募集が多いと言うことだ。
ここには6000人のFランク冒険者がいるらしいので単純計算で1200のパーティがあると言うことだ。
そりゃ100件近くの募集があるよなと納得した。
俺の様な条件の悪い者でも該当するパーティが3つ有る。
しかし、選択肢が有るのも問題だ。
案内嬢に使い方を教えてもらったけど指定してコメントすれば通達が行くらしい。
俺は気が弱いから一度申し込むと駄目そうでも断れないだろう。
もしくは、申し込んで逆に断られたら立ち直れない。
慎重に選ばないと。と悩んでいた俺に声が掛かった。
3人の美女、美少女が俺を誘っってくれているらしい。
正直俺は訝しんだが、元来の気の弱さが出て断ることはできなかった。
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話が進まない。
少しでも面白いと思われましたらモチベーションにもなりますのでブクマ評価をよろしくお願いします。
とにー




