第142話 ダンジョン攻略
クスーラゥの宣言から二週間が経った。
俺は宣言の儀の少し前から動いていた。
実際に動いていたのはスペーディアだ。
スペーディアがやっていたのはダンジョンの攻略だ。
ルアシーンに有るダンジョンを順番に攻略していた。
スペーディアのストライカーユニット、ローグフォームの力は凄まじく魔物は勿論の事トラップやトリックなども一瞬でクリアしていく。
通常数々の冒険者が何年もかけて攻略するダンジョンを一つ二日ほどでクリアしていく。
更に凄いのはこのフォームの時に使えるオリジナル魔法スティール。
普通ならダンジョンを攻略した冒険者はマスターコアを破壊してダンジョンを消滅させるしかない。
しかし、何でも奪うことができるこの魔法にてダンジョンのマスターコアの権利を奪取してしまうのだ。
そしてその権利を俺に移譲する。
それによって俺の管理下にあるダンジョンは既に10を超えた。
街から遠く不便であまり稼ぎにならないダンジョンは潰してしまって居るので攻略したダンジョンは20にもなる。
スペーディアの凄さがわかると言う物だ。
俺はまずルアシーンの冒険者ギルドに通達を出す。
そしてアイテムボックスカードの配布から始めた。
この流れはワルフェアで一度経験しているからスムーズに移行できた。
単純にアイテムボックスカードは便利だからな。
そしてギルドハウスの拡張とカードを読み込むためのシステム、そしてダンジョンまでのアクセスを良くするための整備を行う。
冒険者のランクシステムはそのままだ。
元々トーレス王国が特殊だからな。
ルアシーン公都の周囲には10キロ以内に3つのダンジョンが有る。
1番近いダンジョンは1キロほど離れた場所にある初級者向けダンジョンだ。
いずれは公都自体をその辺までは広げたい物だが取り敢えずは道の整備だ。
ワルフェアから建築会社を一つ招聘する。
と言ってもアイテムボックスで社屋更持って来るだけだ。
街を広げるために一旦城壁は取り除く。
道路は当然アスファルトを使用している。
道路の整備が終わったら定時バスを走らせる事にする。
並行して行っているのはルナの整備だ。
街の中に入り口があるダンジョンを利用しないわけが無い。
しかし色々と問題はある。
まずは外部からのルナダンジョンに対するアクセスの悪さだ。
ダンジョンの外に街を作ることも考えたがルナの街がある以上それは無駄に思える。
ダンジョンの難易度は俺がマスターになったことで調節した。
そこで思いついたのは国外から冒険者を呼び込むことだ。
ただそれにも問題がある。
水龍便の少なさだ。
往復6日掛かるのでちょっと不便である。
そこで……
直接水龍に相談してみた。
水龍は頭が良く人語を解するが人語を操ることは出来ない。
なのでシルビアに通訳を依頼した。
シルビアはゲーセンのコインで快く引き受けてくれた。
話してみるとどうやら彼らは番で子供達が他の海に何体か居るらしい。
呼び寄せて便を増やすことを同意してくれた。
船ももう少し大きくても大丈夫との事なので300人ほど運べる船を俺の方で用意した。
そして俺はドーワス王国に飛び冒険者の誘致を行った。
王宮でユーリアゥにあってクスーラゥが女王になったことを告げると驚いていた。
デバイスでアニメを見せてあげたら喜んでいた。
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とにー




