第139話 皇帝のスキル考察
そしてその日が来た。
既に帝国の各街には大型モニターが設置してある。そしてライトのスキルにて無いものになって居る。
ライトにスキル虚空の凄いところは隠してあるわけではなく本当に無いものとなるため現在設置してある場所に触れても、通過しても認識することはできないのだ。
ライトと言うかDHの能力を持ってすれば皇帝暗殺も可能と考えるかもしれないがそれにはまだ皇帝のスキルと言う情報が足りない。
皇帝のスキルが予知系という可能性もある。
ただその可能性は少ない。
皇帝自身は庶民からの成り上がりだと聞く。
予知という能力はとてもすごい能力ではあるがトップに成り上がるには少し弱い。
しかも予知と言うスキルにリソースを使いすぎて他のスペックは大したものではなくなる。
オンラインショップと言う破格のユニークスキルを得たために他の能力は差して高くない俺の様に。
ただ俺のオンラインショップはあまりに万能なため使い方によって俺の様に成れただけだ。
予知の様に強大ではあるが使い方が重要なスキルはトップに成るのには弱いのだ。
皇帝のスキルについては興味深い話が聞けた。
戦闘で捕虜にした後友軍にした兵からである。
皇帝は初期の頃戦場に出ていたと言うのだ。
そしてその際にスキルを使用したのが目撃されている。
ただ直接見たと言う人物はまだ見つかっていないが又聞きの様な形でなら確認できた。
それによると皇帝は敵兵を消し去っていたらしい。
倒して死体が残っていたわけではなく、まさしく消滅していたと言うことだ。
それによって推測されるスキルは強制転移によって相手を飛ばしてしまうとか、殺した瞬間に収納してしまうとか。
そう考えると俺も似たような事ができるな。
ただ集めた情報によると相手を倒した様には見えなかったらしい。
と、すると強制転移か、別の場所が異次元だったりすれば必殺になるがそれだと強すぎるし、逆に抵抗力の強い敵には効かない気がする。
後考えられるのは吸収系だ。
吸収して自分の力に出来るとすれば相当強い力であるし、昨今のファンタジーでは主人公の持つスキルとして定番だ。
これはとても厄介で下手な攻撃は吸収される可能性が有る。
皇帝に仕掛けるにはもう少し慎重に情報集めが必要だろう。
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皇帝の成り上がりストーリーはバッドエンドになるなぁ。
少しでも面白いと思われましたらモチベーションにもなりますのでブクマ評価をよろしくお願いします。
とにー
