第134話 公開処刑
エトワル攻略後、2週間かけて城塞化、内政の正常化をした。
エトワルはその立地にかまけて代官がかなり好き勝手をしていた。
なので市民からは結構歓迎された。
これを考えると初動があまりに悪かったが、ルルーナの治世の方が遥かに良かった。
エトワルの上層部はあまりの電撃作戦に逃げ出すことが出来なかった。
故にその大部分を捕えることができた。
俺はそのもの達を容赦なく処刑した。
市民のガス抜きは必要だからだ。
しかもその様子をルアシーンとルルーナで大型モニターを用意してライブビューイングで実況中継した。
実況を春花に「やるか?。」って聞いたら「やる。」って食いつかれた。
仕事でアニメ実況などはこなしているそうだ。
イベントでMCなんかもやっているらしい。
ちなみにイヴはイベントでは殆どがゲスト枠らしい。
春花は私みたいな声優は色々出来ないと生き残れないんですぅと言っていた。
声優業界も世知辛いな。この世界の公開処刑はギロチンとかではなく処刑人が斧で頭を刎ねるのが一般的だ。
何百人と殺したものが英雄視される世界だから処刑人も特に気にはされないがあまり頭の良い人物がつく仕事でも無い。
かと言って一撃で頭を落とさなくてはいかないので、あまり無能も駄目ではあるが。
給料は良いので人気の職業ではある。
エトワルを落ち着かせたら次はその北にあるゴードルの街だ。
ルアシーンとエトワルの二つの街から出兵した。
ゴードルの街は森と湖に挟まれた湖畔の街だ。
湖から攻めたいところではあるが水中用のアーティファクトを多数用意されているのでそう簡単には行かない。
例えば潜水艦を用意しても攻撃手段である魚雷は水魔法で役に立たなくなる。
いわゆる水龍が強いのもこれだ。
水の抵抗を利用するのは現代科学より魔法の方が優れている。
ただでさえ性能の良いアーティファクトが水中用となると明らかに地上に有るものより性能差が出るのだ。
俺は湖を捨てて、陸と空から進行を開始した。
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あまり調子が良くならないので短めです。
よろしくお願いします。
とにー




