第131話 勇者達
シルビアは1ヶ月くらい滞在すると言って居た。
ドラゴンは財宝とか貯めてあるのでお金は有るらしい。
ただシルビア自身はあまり財宝集めはして居ないが、溜め込んで居るドラゴンが居るので拝借してくると言って居た。
問題ないのか確認したら、身内には甘いので問題ないそうだ。
貯めるだけで使うことは無いだろうしね。
俺はもしお金が無くなったらアルバイトを紹介すると言っておいた。
最下層魔素を放出してもらっても良いし魔物を狩って貰っても良いからな。
魔素なら時給1ミスリル金貨ぐらい出そう。
時給1000万は良いバイトだろう。
と言うか報告は良いのかと聞いたらそれも問題ないらしい。
ドラゴンは時間の流れがゆっくりなので1ヶ月なら1日くらいの感覚だそうだ。
それにあらましは念話で執事に連絡済みらしい。
執事居るんだ……。
そして俺は……。
「ススムお兄ちゃん敵そっちに行った。」
「任せろ。あっカミ1フォロー頼む。カミ2は罠を仕掛けろ。」
「「おっけー。」」
一狩りして居た。
カミーユが大分ダブルの扱いに慣れてきた。
やはり興味のあるものや遊びから入るのは基本だよな。
今も2キャラを器用に扱ってモンスターを狩っている。
次はリアルに魔物を狩れる様にするとしよう。
琴子と岩男君に関しては次の段階だ。
本来は王都の訓練で行われる予定ではあった筈の対人戦だ。
いざという時に人を殺せないのでは戦争に参加はできない。
最終的に彼女達には防御や攻撃の要になってもらう予定なので、その位のことは出来ないと困る。
まぁ殺人に対しての嫌悪感とか倫理観は魔法陣によって歪められているので後は慣れだけの問題だと思う。
と言う事で次の戦争に彼女らを参加させる事にした。
次の攻略対象はルルーナの街に唯一繋がっている東の街エトワルだ。
ここを落とせばルルーナの街が完全に安全地帯となる。
ただし、帝国もそれが分かっているから防衛には力を入れるだろう。
本国から近いことも有ってかなりの戦力を防衛に回してくる事が予想される。
かなりの激戦になるだろうと考えていた。
エトワルの街は山間にあるために侵入口が狭い。
天然の要塞となっている。
こう言う場所ほど彼女達の様な一騎当千の戦力が物を言うのだ。
それでも帝国側は何重もの防衛戦を引いて対抗した。
生き物である以上どうしても消耗する。
勿論向こうの消耗の方が大きいとは思うが元々の物質量が違うのだ。
いくつか陣を破っても直ぐに回復されてしまう。
攻略は膠着状態になって居た。
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とにー




