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チートスキル オンラインショップから始める異世界生活 どんな物でも買えてしまえる力で成り上がる  作者: とにー


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第13話

ドラゴンを倒した


こちらは無傷


完勝に見えるがそうでは無い


かなりギリギリの薄氷の勝利だった


誤算はドラゴンの攻撃力だ

ブレス一撃でシールドが壊された

その度に貼り直させたが、カーバンクルの魔力で後1回か2回と言うところだった


今思えば飛ばずにブレス攻撃を選択されたらやばかった


しかし俺は勝った


一息ついてドラゴンをアイテムボックスにしまうと洞窟に向かった

そこは洞窟と言うよりは洞穴、深さは10メートルほどしか無い

若干人為的に掘られた穴の感じがする

まぁ十中八九人為的だろう

土魔法で崩してアイテムボックスで土を収納すれば良い

アイテムボックスの魔法は俺ほど容量は無いだろうが居ることは居る

多分卵を運んだのもそれだろう


奥を見ると直径50センチ程の卵が置いてある


が……


先ほど戦闘の影響かヒビが入っていた

そしてヒビがだんだん大きくなって行き、殻が割れて中から幼生のドラゴンが顔を出した

俺はそれを見て少し驚くと同時に少し納得した

ドラゴンの幼生は白い色をしていた

幼生だからでは無い

明らかに守っていたドラゴンとは違う種類だ

つまり、あそこにいたドラゴンは上位のドラゴンによって指示されて探しにきたのだろう

それで飛び上がった理由も納得がいく

自分の子であれば防御を重視するであろう


ドラゴンの幼生は周りを見まわす

そして俺を見つけると「クワァー」と鳴いた


『つっ、刷り込みか?』


俺は警戒して近づき頭に触れた

ドラゴンの幼生は大人しくしている

『これなら行けるか?』

そう思った俺はドラゴンの幼生を卵の殻ごとアイテムボックスに入れた


実はこのアイテムボックスには生物も入れられる

今まで読んだ物語だと入れられない方が多い様に思えるがこれは可能だ

但し条件がある

意思が無いもの、入ることを納得しているもの、完全な信頼関係にあるものなどは入れられる

逆に敵対するもの、敵意があるもの、抵抗するものはダメだ


この幼生は俺を親だと思って信頼しているので入れられた

中では時間が止まるのでそのまま育たない

餌も必要ないし他のドラゴンにも感知されないだろう



俺はそのまま森を引き返す……

前にセンサーの範囲を目一杯上げる

これをすると細かい位置は判らなくなるが俺が知りたいのは魔物の位置ではない

他の人間の位置、もしくは魔法の痕跡だ。

センサーの範囲を広げれば100メートルくらいまで表示される

魔物は赤

他の人間は白

敵意を持った人間は黄色

動物など敵意のない生き物は青で表示される

センサーの隅に一瞬黄色い点が映るがすぐ消える


『見てた様だな、既に逃げたか』

正直それもホッとした

対人戦はやりたくない

それは人を殺すのに躊躇いがある訳ではない

いやまぁあるか

それもあるがこのケース、捕らえて情報を得る方がベターだろう

しかし対人戦闘の経験が無い俺では手加減は難しい

殺すつもりの攻撃なら多分出来る

人型魔物と同列にして仕舞えば良いのだ

人など殺すどころか殴った事さえ無いのだがな

もしかしたらその辺の倫理観も神様の生存のためのボーナスかもな

至れり尽くせりだ


『まぁ良い、倒されたことがわかれば警戒するだろう。』


そう呟いて俺は森を後にした


ーーーーーーーーーーー


当たりです

でも逆を返せばそれだけ生存が難しい世界だと言う事です


ドラゴンの幼生はいずれ出てきますが今の所はアイテムボックスの肥やしです



とにー


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