第112話 波動拳
さて次はカミーユと行きたい所だが彼女は時間が掛かりそうなので先に岩男君だ。
「頑張れ、めぐみん。」
カミーユが応援する。
めぐみんって、まさか岩男君のスキルは爆裂魔法?
と言う訳ではない。
正解は
『操気方
だ
これまた有名なスキルだ。
漫画とかアニメで使い尽くされている。
これまたイメージが大切なので俺は岩男君に質問した。
「岩男君は漫画とかアニメは見るの?」
いや、この質問している時点で俺の正体半分くらいバラしてる様な物だけどね。
でも素直な岩男君は普通に答えてくれた。
「はい、大好きです!」
良い子だなぁ。
まぁ年上だけど。
先ほどから岩男君、岩男君と繰り返してるのは名前をちゃんと呼んでおかないと間違えてしまいそうだからだ。
「だったら気を操るイメージが出来ないと言うことは無いだろう?」
「それがですね、色々あり過ぎまして、どれを参考にしたら良いのかと……」
ふむ、確かに気を放つ漫画と言ってもいっぱいあるからな。
もっと大雑把に考えられれば良いんだろうけど詳しすぎるが故にこだわり過ぎているという事か。
格闘ゲームとかイメージしやすいかも知れないがあれをイメージした場合一撃必殺では無いから威力もそれなりになる。
本来なら方法だけ参考にして威力は全力とか出来るんだろうけど、詳しすぎるが故それが出来ないのだろう。
と言うことは威力に何かリアリティが有れば必殺の一撃が放てる様になるのではないか?
「こう言う時はあれだ、特訓だな!」
特訓の内容に意味はあまり必要はない。
凄い特訓で有れば良いのだ。
特訓をこなしたからこの威力と言うイメージが出来ればそれで行ける。
岩男君はちょっと男らしさに少し憧れてる部分もあるから良いだろう。
「はい!頑張ります!」
思った通りに食い付いてきた。
俺は花栄に協力してもらって、花栄の弓を気で撃ち返す特訓をさせた。
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今日はちょっと短めです。
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とにー




