新神を教育するのも大変です~
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「はぁ~、最近はミスをする子がふえましたねぇ~」
「も、申し訳ありません。アトリエ様。」
管理報告書をみた、アトリエこと、私(女神)はため息をついた。
なぜなら、新神の多くが、きめられた寿命を守らずに古い名前の
人の書類を捨ててしまうのだ。その書類が捨てられると、その
人は死ぬので、適任とされた神以外は管理できないほど、厳重
なはずなのだが。
「やっぱり~、神手不足なのと~、上司がお金ではいって成り上がったという人は多すぎるからですかね~。無能ならば~、働き者だろうが~、この仕事は出来ないというのに~。」
「ッ!!申し訳ありません!!申し訳ありません!!」
「私は~、謝ってほしい訳じゃ~ないんですよ~。ちゃんと~
見落としがないか~きちんと確認して~ミスがないように~してほしいんですよ~。謝ったら~とっとと、あなたに充てられた仕事をこなしにいってください~。」
「ハッハイ‼️申し訳ありませんでした!すぐに取り掛かります!」
「次は~ミスしないでくださいね~。面倒ですから~。」
私は、急いで部屋を退出する新神の背中をみて、そう言った。
「はぁ~、面倒ですね~。でも~、部下の尻拭いは上司の務めですからね~。頑張りますか~。」
そう言うと、私は部下のミスで死んだ人に会う為の準備をして、
その人がいるであろう空間に転移した。転移した直後目の前に
光が集まってきたので恒例文句をいった。
「はじめまして。私はアミストリアという世界を制御する、女神です。」




