言の葉、涙、それと雨。
夕暮れ、空が陰りだす。アスファルトに黒色を落としながら雨が降る。傘をさすことも無く、ただ空を見上げた。雨粒が目に沁み、目を開けることも嫌になるが、それでも空を見つめ続けた。
貴女の頬をつたう涙が雨に滲んで隠れてしまう。
「あぁ、その涙を拭うのは、その涙を晴らすのは、私。私のはずだった。どうか流れていかないで、」
零れ続ける言葉は夕立に溶け、届かないまま地面を濡らす。
雨がおさまる頃にはきっと、貴女の涙は乾いている。
伏せた目を上げ歩き出す貴女の隣に居られないことが、今はただ悲しいのだ。
特に意味は無いです。書きたいなーっていう文章を書きました。めちゃくちゃ短いのでササッと読んで、「そろそろ夏だなぁ」とか「なんだこいつもう夏の話か気が早いぞ」とか色々思って頂けたならとてもとても嬉しいです。ついでに季節だと夏が一番好きです。