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二話、聞いてない

とにかく主人公は子供っぽいですがまだ中三ですのでご愁傷下さい。

「はい起立!これで授業を終わります。礼!」


みんなは一斉に立ち上がり礼をする。俺以外。

うあー葛城先生またこっち見てる。っと、こういう場合は、


「昌幸ー、お前ら外行く?」


とまぁ、こういう適当な言葉を繰り出してっと…って、良い加減他の所見てくれないかな。


「俺は行くつもりだけど、何だよ?お前も来るつもりだろ?」

「当たり前じゃん」

「あそ。じゃあ行こうぜっ」

「お…………う?」


あれ〜?何か誰かに引き止められてるような…?

俺が恐る恐る振り返るとそこには、やはりいたよ。

俺が予想してた人。


「な、何すか?」

「さっき礼してなかったでしょ?」

「それくらいでそんなに怒るようなもんでしょうかね?」


絶対普通の先生ならこんな事ぐらいで怒らねえよ!

何で俺が…いや、そもそも俺と昌幸以外誰も怒られてないって言うのに!あんたは俺に気があるのか?ああん!?


「はぁ、あのね、知ってるよ」

「はい?何が?」

「私本当はさ…普通はこんなには怒らないわよ」


だったらそこまで怒らなくてもいいんじゃねえの…。そもそもそんな事まだガキの俺に言われても困る。

てかもう昌幸達外に行ってるんだ、俺も早く行きたい


「けどさ、これくらい怒らないとって思うのよ」

「何でですか?」


はぁ…責めてこの手を繋ぐのは止めて。

変な噂立てられたらどうするんだ?へっ、俺はそんな噂立てられたら死ぬぐらいはいかないとな。


「だって私とみんなって5歳差よ?みんな私を見くびるとかするんじゃーー」

「何言ってんすか?てかそんな事言うって馬鹿じゃないですか」


一応聞いてたので俺は担任の葛城先生の方向に顔を向ける…って、何だこの泣きそうな顔は!?

俺何か言ったっけ?まともに話聞いてなかったし…ごめん!先生!けど、それは違うと思う。


「たった5歳差だとしても、そんなのはあまり気にならないと思います。だって、俺達にはもう葛城先生。というイメージがついてるんですから。だから…それは違うと思います」


あれ?何か少しビックリしてるような顔してってけど…ああ、そうか。今更気づいたのかよ?流石、1年目の新人先生だな。そりゃ1年目だからしそれに5歳差。だから最初は怒りっぽくしとかねえと5歳差だし直ぐに先生を裏切る、とか思っていたのだろう。けど、俺はいつも先生を裏切ってる。悪さばかりしてる。


「けど先生。俺は、歳なんか関係なくに悪さすっから覚悟しとけよっ!」


最後はニッコリでサヨナラっと。

で、最後の役目は相手の顔を見て…


「この悪ガキめっ!」

「…………え?」


あんな先生でも…こんな顔するんだな?

いや、当たり前か。だってまだ、20歳だぞ?俺達と5歳しか変わらないんだ。俺だって後5年後は先生と同じ歳。だけど、大人っぽくは無いと思う。

それと、さっきの先生の笑顔で少しドキッとしたのは言うまでも無い。

二話目ですね!

三話目も頑張ります!

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