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プロローグ

年上との恋愛ストーリーを書くのは初めてですが面白いと嬉しいです

中三になった始業式…俺は今日から、中学三年になった。俺が通っていた小学校かは近いという事もあってここは小学校からの同級生が多い。だからまぁ…一からの友達を作るのはあまり苦労はしなかった。

そして今日からは…中学校最後の一年間。


「頑張りますか…!」


こうして俺、北原 悠人の中学最後の一年間が始まった。


✴︎


キーンコーンカーンコーン…キーンコーンカーンコーン…


「起立!今から始業式を始めます」


礼……っと。

俺達生徒は一斉に礼をして椅子にへと座る。

こっからはしょうもない話ばかりなので俺は既に聞かないモードに入っており、隣にいる親友、藤田 昌幸にへと声を掛ける。


「なぁ、昌幸っ」

「ん?何だ?」

「今日って…何時に帰るか知ってるか?」

「お前聞いてなかったのかよ?」

「残念ながら」


俺が苦笑いしながら言うと昌幸は小さくため息をつく。

……だって仕方ないだろ、その時すげぇ眠たくて目が開けられなかったぐらいなんだから…。


「12時だ」

「おう、そうか。悪いな」

「ったく、もっと礼を言いたまえっ」

「もうこれ以上は言わない」


俺が笑顔で言うと昌幸は軽く舌打ちする。

だってお前、俺が聞いたら全部教えてくれんだもん。んな事でいちいち礼言ってると俺、礼人間になっちまうっての。


「それよりさ…!悠人ー!」

「んだよ?」

「担任っ、新しく来た教師らしいぞ…!しかも1年目」

「へぇ〜」

「へぇーって…興味ないのかっ?」

「ああ、残念ながら」

「はぁ?ったく…何でお前はこんな事に興味がないのかねぇ〜」


最後の言葉ジジくさっ。

まぁ、そんな事言ったら怒るだろうから言わないけどな…大きい声を出したら先生にバレる。

と言ってもほとんどの教師が俺達の事睨みつけてるけどな……。しかも喋ってるの俺達だけだし。

だから隣の女もさっきからうるせぇんだよな。


「北原と藤田!何回言ったら黙んの!?」


…と、小声で必死に訴えてくる女子、橋本 恵梨香。

こいつとは俺達は結構喋る仲だ。今は無視してるけど


「で?昌幸。お前の予想の担任は誰なんだ?」

「よくぞ言ってくれたな…それは勿論っ、あの一番奥に座ってる女教師だ!」

「お、おいっ!」


こいつアホか!?

最後の言葉が大きすぎでみんなが…それに前に立って喋ってる校長もがこっち見てるだろっ!

しかもこいつ今気づいたみたいな顔しやがって……。


「何かな?藤田君?」


いや、校長先生…笑うのはいいっすけど、その笑顔は駄目ですよ……怖すぎですよ…。

ほら、昌幸も怖がってるしさ……ここは俺が助けるしかないか。


「校長先生!そいつは悪くないですよ?俺から話しかけてしまったからなんで!こいつ質問系には絶対に答えちゃうんすよ!な?昌幸!」

「おっ?おう?」

「ほら!ちゃんとこいつも言ってますし……とにかく俺が謝りますんで!すみません!」


俺は顔が前の椅子にぶつからないように顔を下げる。頭打っちまったら元もこうもないしただ恥ずかしいだけだしな…。

感謝しろよ、昌幸…。


「なら仕方がないな。次からは気をつけるよう」

「はい!ありがとうございます」


俺は礼儀をたーだしく、席にへと座る。

ああ…やっぱこういう演技無理だわ、疲れるだけ。

隣の昌幸見たら何か口パクで言ってるし…そのまた隣の恵梨香は「あんたって出来るやつなのね…」と、

何か感心してるし…。ってあれ?俺って出来る奴じゃないんだな……少しはそう思ってくれても良かったんじゃないのか?

っていうか、校長先生の話長すぎ。

俺は少し聞いてみるがただただ眠くなるしかならないため…俺は仕方なく寝る事にした。

少しだとバレないだろう…。





「おーい、悠人?」

「ん…………………………………………ん〜?」


何だ?ばれたのか…?

と言っても眠たくて仕方がな………って昌幸か?


「あれ?何でお前?」

「もう終わったんだよ」

「あ、そう……で、担任はどうだった?」


俺が昌幸にそう聞くと直ぐに話に乗っかってきた。

何だよ…?その自慢気な顔は?

あ、それと今気づいたと思うが、俺は起こされたら結構早めに起きる派だ。だから寝坊とかもほとんど少ない。


「それがだな……」

「さっさと言え」

「俺の……予報通りだったよ!」


………………………………………………………………


「ふーん」

「いや何だよその言葉言うためにかかった時間は!何かすごい事言うのかなって思った時間は何だったんだ!」

「いや…お前がすごい楽しそうにしてたからさ、どんなかっこいい男の先生なのかな〜って思ってたらまさか女の先生だったからさ…ごめん、少し呆然と…」

「待ってね!?お前の言った事にすごい違和感がある。まず俺が!一体!いつ!男の先生が好きになったんだ!」

「えっ?今日じゃねえの?だってさっきなって欲しい先生に男の先生指してたじゃん。ほら、あの人超かっこいいって」

「俺そんな事一言も言ってねえわ!?お前どんな夢見てたんだよ!」

「はははっ!お前面白いな!」

「お前はただウザいだけだ!?」


こんな冗談が通じないなんて……なんて馬鹿な奴。

そこまで俺も馬鹿じゃねえよバーカ。

ってしかも…まさかこいつの予想通りあの美人の先生だなんてな…まぁ、遠かったからあんまり顔は分からなかったが。


どんな先生なのか…拝見すると致しますか。

プロローグ読んでくださった皆様ありがとうございます!

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