第21話 陰謀は憎しみ深く Bパート
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「神鋼魔像、ブレバティ!」
「なぜ父上を殺した!? 答えろ、ノゾミっ!!」
「待て、落ち着くのだフィーア!」
咄嗟に答えられなかった僕に代わってフィーアを止めようとしたのはアインだった。のだが…
「黙れっ! 貴様など、貴様らなど、もう兄とは思わん!! 雷撃ォっ!!」
フィーアが放った3本の雷撃が、咄嗟に防御しようとした3機の黒いAGの胸を貫いて魔道エンジンを破壊する。
うぉい!? 僕らと戦闘する前提じゃなかったから雷撃防壁は張ってなかったにせよ、あいつらも最低限の魔力防壁は張ってるはずだぞ! それなのに防御は得手のドライの防壁すら貫通するのか!?
あ、そうか。この世界の魔法ってのは、人の精神力、つまり気合いや根性によってパワーアップする。怒り全開モードの時は威力が上がるんだわ。
マズい、これは結構本気で対応しないと、それこそ命が危ない。
まだ魔導通信機は転移魔法陣の所とつながっているんだから、今の会話は聞こえているはず。ガーランド大将に出てもらって話してもらえば…いや、待てよ、もっといい方法があるな。
一度拡声を切ってから、通信機を通してある事を手早く依頼すると、再び拡声をかけてフィーアに話しかける。
「フィーア、意外だね。君はガーランド大将とは仲が良くないと思っていたんだけど?」
ことさらに冷静に聞こえるように、落ち着いた声になるよう気をつけながらフィーアに問いかける。
「それでも私の父上だ! 物心つくかつかないかの頃に優しくしてもらった思い出はあるっ!!」
あれ、それはちょっと意外だな。「今は」あまり優しくないというのか?
まあいい、父親に対する思いを、ここで告白してもらおうか。通信機越しにガーランド大将も聞いてるだろうし。
「アインの言葉を聞かなかったのか? むしろガーランド伯爵家の子として肩身の狭い思いをしなくて済むんだぞ」
「それがどうした! 世間体だの面目だの、そんなものはどうでもいいっ!! そんな下らんものよりも父上の方がよほど大切だったのに!! それよりも、お前は父上に恨みなど無いだろうに、なぜ殺したっ!?」
「ドラゴン・ブレード!」
叫びながら槍斧で斬りかかってくるフィーアに、ドラゴン・ブレードを抜き合わせて受ける。
うげ、押されてるよ!
本来、ドラゴンの方がフィーアの一眼巨兵よりパワーが上なのに、押し負けそうになるのは、フィーアの気合いが乗っているからだ。
魔力で動く魔像である以上、操縦者の精神力、気合いがパワーを左右する。蓄積する魔力量自体は普段と同じでも、瞬間的に動力として使える魔力量が一時的に上がるからだ。
だが、このフィーアの感情の昂ぶりと気合いを一瞬でも落とす方法は、ある。よし、覚悟を決めようか。
「恨みなら、あったよ」
「なに!?」
「大切な人を殺された」
あえて淡々とした口調で話す。それを聞いたフィーアが一瞬だけ動揺した隙をついて、鍔迫り合いを押し返して飛び離れる。
「何だと!? いや、待て、お前の父親は死んではいないぞ! それに、あの場にいたのは私であって父上では…」
一瞬驚いたフィーアだったが、すぐに反論しながら斬りかかってくる。その斬撃を受けながら、反論を遮るようにして言葉を続ける。
「…と、騙された」
「は?」
一瞬、フィーアの気迫が揺らぐ。よし、ここが攻め時だ!
「父さんじゃないよ、あれは自作自演だし」
「ならば、何なのだ!?」
再び気合いを入れて押してくるフィーア。ここで、その気迫を逸らせば、大きな隙が生まれるはずだ。
「ブラックフォックス」
あえて、ぽつりとその名を口にする。
「え?」
「君が殺されたと思った時、僕は本気でガーランド大将を憎んだよ」
「なっ!!?」
大きく動揺するフィーア。よし、今だ!
「瞬間移動」
瞬時にドラゴンとのリンクを切って、魔力隠蔽も解除し、足元の刀だけをつかんでフィーアの一眼巨兵のコクピットに転移する。シートのベルトを外さなくても、自分の体と剣だけを転移するように、あらかじめイメージを練っておいたんだ。
一眼巨兵には僕も乗ったことがあるからコクピットの構造は知っているし、生命感知でフィーアの位置は分かるから転移先の指定は難しくない。
「なにっ!?」
「ハッ!」
驚愕するフィーアにかまわず、居合いでフィーアのシートベルトだけを切断する。そして…
「一緒に、君の父親に会いに行こうか」
そう言いながらシートのフィーアに抱きつく。
…言っとくけど、エロい気持ちなんかないからね! 純粋に相手の体をホールドしてるだけだから!!
「な、何を!?」
慌てて僕を押しのけようとするフィーアだが、次の瞬間には僕とフィーアの足元に八芒星の魔法陣が出現する。
さっき、通信機で依頼したのはこれだ。フィーアは魔力隠蔽しているので場所の特定が難しいが、その至近距離に僕が居れば一緒にターゲットとしてロックオンして転移できる。シートベルトは着けていても無視されるはずなんだけど、念のため切っておいた。
ガーランド大将は戦艦に乗っていたので魔力隠蔽していなかったから直接ロックオンできたし、あの島にあったオリジナルの魔法陣は魔力隠蔽している僕たちも自動でロックオンしてきたんだけど、ウチで作り直した転移魔法陣では、まだそこまでは機能を再現できていないので、個別にターゲットを手動設定する必要があるんだ。
「これは!?」
驚愕するフィーア。次の瞬間、僕たちはイモータル市の研究所の実験室、転移魔法陣の上にいた。
「覚えてるだろ、あの島の対人転移魔法陣だ。ガーランド大将にも、これでウチに来ていただいたのさ」
「え!?」
僕が指さす方向には、帝国の将官用軍装を着込んだ偉丈夫が魔術師艦長と並んで立っている。魔術師艦長よりも10センチくらい身長が高い。黒髪で、がっちりした顎と形良く整えられた立派な鼻髭が威厳ある風貌に見せている。右目の片眼鏡はたぶん解析系の能力がある魔道具だろう。その下の青色の鋭い目はフィーアによく似ている。
写真では何度も見たことがあるが、実は直接お目にかかるのはこれが初めてだ。地球帝国第一艦隊司令長官、兼、魔道技術廠長官、ゲオルグ・ガーランド大将、その人である。
「ち、父上!?」
「フィーアも来たか。随分な招待方法じゃったな、ノゾミ」
「はて? 言葉通りに西の方に居る父の所にお送りいたしましたが。あと戦死者うんぬんは全部仮定の話でして」
ガーランド大将が皮肉っぽく言ってくるが、僕は嘘は言ってないもんね。
「…同じ方法で意趣返しという事か。まあ、よいわ。それよりも!」
語気を強めるガーランド大将。まだ何か文句があるのか?
「いつまで人の娘と抱き合ってる積もりじゃ!?」
「「え?」」
一瞬の沈黙。
「「あっ!」」
咄嗟に飛び離れる僕たち。
うわ、あの遊園地の時だって、無人島の時だって、ここまで密着した事なんて無かったよ!
いや、僕はパイロットスーツだし、フィーアは搭乗用の軽装鎧で、お互いに全身覆われている服装だけどさ。
それでも、熟れたトマトのように真っ赤になっているフィーア。いや、僕だって頬の火照りからすると、傍から見たら同じような顔色だろうな。
「人員のみ転送のため、ドラゴンは現地に放置状態です。すぐにドラゴンを回収し、またアイン中佐ほか2名の誘導も行いたく。あと、戦艦レオパルド回収のためにオグナとスフィンクスを出撃させる必要があるかと思います。フィーア中尉、貴官のAGも回収の必要があるため同行を願いたい」
「りょ、了解した。フィーア中尉同行を希望します」
慌てて、早口で報告と意見具申をして、フィーアも誘うと、すぐに乗ってきた。
「ドラゴンの回収とアイン中佐以下の誘導を許可しよう。オグナとスフィンクスはすぐに出撃させる」
「フィーア・ガーランド中尉、AG回収のための同行を許可する。あとでアイン・ガーランド中佐、ツヴァイ・ガーランド少佐、ドライ・ガーランド少佐と共に本職の元へ出頭せよ」
魔術師艦長とガーランド大将が声だけは真面目そうに許可する…口元がニヤついているけどねっ!
「「了解。それでは失礼いたしますっ!」」
2人揃って敬礼して脱兎のごとく研究室の出口から飛びだす。
「ごめん、色々と」
「いや、事情は分かった。私も、その、何だ…スマン」
廊下に出るとすぐ、お互いに何となく謝る。
「ハ、ハハハ…」
「フ、フフフ…」
それが奇妙におかしくて、何となく顔を見合わせて笑う。最初はぎこちなく、やがて、本格的に。
よく考えてみたら、こんな風に笑い合うことなんて、今まで無かったな。遊園地では、はしゃいでいただけだし。
「こ、こんな所で笑っててもしょうがない、早くさっきの所へ戻ろう。20キロもないから瞬間移動できる距離だし、座標は僕が分かる」
「なら、同調して…」
「いや、君一人なら、僕が連れて行くよ」
そう言って右手を差し出す。一瞬驚いたような顔をしたフィーアだったが、すぐにうなずいて、その手を取る。
パイロットスーツの手袋と、魔獣素材の革手袋越しではあるが、しっかりと手を握り合う。
「瞬間移動」
呪文を唱えながら、手袋越しであっても、この手をもう少し握っていたいな、と思う僕なのであった。
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「ノゾミか。何とかフィーアの誤解は解けたようだな」
転移すると、その反応に気付いたらしく、すぐにアインが話かけてきたので、握っていた手を離す。また、からかわれたくはないからね。
「兄上、すみませんでした」
「いや、あの状況では誤解してもしかたないだろう。それで我々はどうすればいいのだ?」
フィーアもすぐに謝り、アインも三人を代表してそれを受け入れ、これからの事を聞いてくる。
「イモータル市まで案内するよ。もうすぐレオパルドの回収にオグナとスフィンクスが来るはずだから、そうしたら行こう。胸の修理も…あれ?」
フィーアの雷撃に貫通されたはずの胸部装甲が直っているのだ。
「外装だけはヒカリ中佐が修復していってくれた。魔道エンジンは修理が必要だが、とりあえずイモータルへ飛ぶくらいの魔力は余裕で残っている」
あれ、そういえば我が妹はどうしたんだ?
「ヒカリ中佐なら『本気で怒った時のお兄ちゃんは恐い』とか言って、さっさと帰ったぞ」
僕が周りを見回してヒカリを探しているのに気付いたのか、アインが説明してくれた。逃げやがったな、ヒカリめ!
だが、僕の復讐から逃げられると思うなよ。少なくとも精神的にはボロ雑巾になるような目にあわせてやろう。その手段は既に3つくらいは考えているんだからな、ククク…
「お、もう来たか。それじゃあ、AGに乗ろうか」
南西の方から魔導戦艦が2隻近づいてきているのを感知した。第一種戦闘配置中だったはずだから、すぐに出動できたのだろう。
「あ、シートベルトの修理をしないといけないかな?」
フィーアのシートベルトを切ってしまったので、修理の必要もある。あんなもの修復を使えばすぐに直せるし。
「ベルトくらい自分で修復できるから大丈夫だ。あ、兄上、あとで一緒に来いと父上が」
「ふむ、当然だろうな。了解した、イモータルに着いたら、すぐに出頭しよう」
そんな会話をしながら、それぞれのAGに乗り込む。
「ノゾミ君、状況報告を」
ドラゴンを起動すると、通信機からオグナの艦橋にいるマーサさんの声が流れてきた。さて、レオパルドの回収は任せて帰るとするかな。
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「話がある…いや、頼みがある」
真剣な顔でフィーアに言われた。
あの後、イモータルの研究所に帰ると、すぐにフィーアとアインたちはガーランド大将の所に行って、会議室に籠もって身内だけで何やら真剣そうな話をしていた。
僕の方は事後の事務処理なんかをした後は非番になるので、「今後のこと」をフィーアと話し合いたいと思って、彼女が出てくるのを待っていたのだ。それが、出てくるなり、いきなりこのセリフである。
…何か、妙に表情が固いんだけど、どんな話し合いをしてたんだろう?
「ちょうどいい、僕の方も話があったんだ。どこか人目につかない所がいいんだけど」
「剣の訓練場を貸し切りにはできないか?」
…えらく色気の無い所だな。僕の話には向いていないんだが。でも、まあ、僕たちらしいと言えば、らしいのかもしれない。
研究所にはそういう施設はないが、市駐留軍の施設はあるから訓練場くらいは借りられるし、ちょっと頼めば貸し切りにもできるだろう。
「できなくはないけど、そこで話をするのかい?」
「その前に、一手お相手いただけないか?」
「模擬戦かい?」
「剣のみで」
…うん、やっぱり色気が無い。でも、フィーアらしいと言えば、らしい気がする。
「いいよ。それじゃあ訓練着に着替えて15分後にここに来てくれ。施設を借りてくる」
「あ、あと一つ…」
「何?」
「お前の剣を見せて欲しいから、持ってきてくれるか」
…ここまで色気が無いと、いっそ清々しい。でも、そんな事でもフィーアに興味を持って貰えることは嬉しかったりする。
「いいよ、君の剣も見せて欲しいな」
「もちろんだ」
そう言って着替えに行くフィーアを見送りつつ、僕は駐留軍事務所の方に訓練場の貸し切り申請をするために足を向けた。
申請はすぐにできたので、僕も訓練着に着替えて、きっちり15分後に再びフィーアと合流して、訓練場に向かう。
「家族で何を話してたんだい?」
せっかく一緒に歩いているのに黙っているのも何だから、世間話くらいのつもりで、さっき何を話し合っていたのかを聞いてみる。
「ん? ああ…何というか…私の、出生の秘密、みたいなものだな」
「え!?」
軽い世間話の積もりだったけど、意外に重い話になりそうだな。表情が固かったのは、アインが言っていたフィーアの「秘密」とやらに関係があるのだろうか?
「なにか秘密があるらしいとはアインから聞いたことがあるけど、その話だったのか」
「ああ。その事に関して、少し悩みがあるので、剣を交えた後に相談に乗って欲しくてな」
「いいとも。僕でよければいくらでも相談に乗るよ」
結構シリアスな話になりそうだけど、フィーアの役に立てるのなら嬉しい。それから僕の方の話を持ち出してもいいだろうし。
「感謝する」
そう言って、あとは黙って歩を進めるフィーア。何となく僕も言葉をかけづらくなってしまい、そのまま無言で訓練場まで来てしまった。
「剣の訓練なら、魔防結界は張っておくかな? 15分設定でいいよね」
「頼む」
魔法を使えなくする方法はいくつかあり、沈黙で呪文を唱えられなくする方法以外にも、魔力が魔法として発動することに干渉する魔力波を出して妨害する方法もある。
ただし、これは周囲から囲い込むように発振しないと効果が無いため、いちいち結界を張らないといけないので屋外では使いにくい方法だし、広い所では干渉波が拡散してしまうので使えない。
その点、狭い屋内訓練場なら結界を建物に組み込む形にできるので、特に純粋に剣術訓練をする訓練場などでは標準的な設備なのだ。
また、この干渉波は長時間浴びると人体にも悪影響があるので、せいぜい15分くらいしか使用できない。警備のために長時間使う事ができるのは、人が立ち入らない金庫や立ち入り禁止区域などだけで、王宮や公官庁、邸宅などの警備には使いにくいのだ。
「あと、防音結界も張っておくよ。人には聞かれたくない話もあるだろうから」
「助かる」
剣術訓練の騒音を外に出さないために、防音の結界も標準装備になっている。音自体は剣術の訓練でも大事だから、訓練場の内部に沈黙をかけるのではなく、外部にだけ音が漏れないように、二重の壁の間で空気や壁自体の振動を止めているのだ。
なるほど、よく考えると人に聞かれたくない話をするのには剣術訓練場も悪くはないのかもしれないな…色気は無いけど。
入り口の操作盤で各種魔法陣を起動し、部外者が入れないように扉をロックする。
「それじゃあ、まず僕の剣でも…」
見るかい? と続けようとした僕の言葉を遮るように、フィーアが何かを僕に投げてきた。
咄嗟にそれを受け止めたのだが…
「白い手袋!?」
「ノゾミ、お前に決闘を申し込む」
スラリと自分のレイピアを抜いたフィーアが、その切っ先を僕に向けて言い放った。
おーい、ちょっと待ってくれ、訓練じゃなかったのか!?
…とは言わないよ。実の所、フィーアの性格からすると、こんな事もあるんじゃないかな、と半ば予想はしてたからね。
「今後のこと」の話をするにせよ、その前に剣を交えて生身での実力を確かめてみようとするんじゃないかな、とは思ってたんだ。今まで、AGでは何度も戦ってるけど、生身で剣を交えたのは、あの無人島での奇襲1回だけだからね。
だから、焦りもせずにクールに答えたんだ。
「いいよ。決着は降参かい? それとも先に流血で負けかい?」
だけど、フィーアの返事は完全に予想外だった。
「死ぬまで、だ」
「え!?」
オイオイオイ、穏やかじゃないんだけど!?
「ノゾミ、お前を…殺す!!」
それまで隠していた殺気をむき出しにして言い放つフィーア。
いや、それW的には殺せないフラグだから…なんて冗談が通じる相手でも、状況でもなさそうだ。
僕は思わずフィーアに向かって叫んでいた。
「ちょっと待ってくれ、それって何か違うんじゃないか!?」
次回予告
「クッ、殺せ!」
「似合い過ぎてて涙が出そうだ…」
予想外の決闘には勝利したものの、敗れたフィーアの定番セリフにかえってダメージを受けるノゾミだったが、彼女の次の言葉に驚愕する。
「私は…人間ではなかったのだ! だから、せめて、お前の手で殺してくれ!!」
フィーアの真実を知ったとき、ノゾミが下した決断は…
「分かった、殺してやるよ!」
ノゾミとフィーアの長きにわたる因縁に、いよいよ決着の時が来る。
次回、神鋼魔像ブレバティ第22話「緑の髪の少女」
「これって何か違うんじゃね!?」
エンディングテーマソング「転生者たち」
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