第2話 赤き騎士、君は!? Aパート
アバンタイトル
ナレーション「突如として隣国『帝国』の新兵器である巨大魔像『一眼巨兵』に襲われた小さな村を救うべく、そこの領主の息子であるノゾミは単身戦いを挑んだが、彼の攻撃はまったく一眼巨兵に通用しなかった。だが、そこに現れた父親に巨大魔像『ブレバティ』を託されたノゾミは、それに乗り込むと、その圧倒的な力で一眼巨兵を簡単に撃破し、パイロットの少女を捕虜にしたのだった」
オープニングテーマソング「戦え、ボクらのブレバティ」
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僕はブレバティで空に浮かぶ魔道戦艦「オグナ」を目指して飛んでいた。全長は300メートル近い大型の飛行戦艦だ。
…この名前、命名は絶対に父さんだろう。露骨に某宇宙戦艦を意識してるよな。さすがに前世の日本神話の英雄の名前「タケル」だと露骨すぎるので、その旧名にした…というワケでは、実はないだろう。
十カ国連邦構成国の一つであるウチの国「ヤマト皇国」の皇王陛下の名前が「タケル17世」で、既に海上戦艦に使用済みなので旧名の方にしたわけだ。…ウチの国、初代皇王が転生者だったんだろうな。
その海上戦艦「タケル17世」の名前を聞いたときに、別に国名をつけても問題ないんじゃなかろうかと父さんに言ったら「国の名前のついた艦が沈んだら縁起が悪いから国名はつけない慣例」なんだそうだ。そういや前世でも第二次大戦期のドイツのポケット戦艦「ドイッチュラント」が同じ理由で「リュッツオー」に改名してたな。
だったら国王はいいのか? とも思うのだが、率先して戦陣に立つというような象徴的な意味合いもあるのだろう。まあ、前世日本は気にせず、某宇宙戦艦の大元ネタをはじめ「扶桑」だとか「八島」だとか国の別名をいくつかつけてたけど。
もっとも、前世の世界には自国名の空母が退役した際に実弾標的艦にしたあげくに遠慮会釈なくボコボコにして、あまつさえその映像がネット公開されてるような国もあったが…アメリカ、半端ねえ。
で、名前は某宇宙戦艦を意識してるのだが、外見の方は…いや、ね、「スフィンクス級」と父さんは言ってたが、確かにスフィンクスそっくりだ。人面獣身の同名の魔獣はこの世界にもいて、それがモデルなら文句は言えない。
言えないんだが…中央艦体の前方左右に「前足」にあたる側胴があり、後方左右にも「後ろ足」にあたる推進機装備の側胴があって、艦体中央上面である「背中」に大きな翼もある。
つまり、あの大人気ロボットアニメの母艦、某「白い基地」にもそっくりなんだよなあ。中央艦体の前部上面にある艦橋だけは、あのツタンカーメンマスクな顔になってるけど。
ちなみに、艦体の色は軍艦らしいダークグレイだが、艦橋部の横のツタンカーメンマスクの縞模様の部分は赤色になっている。そのせいで、某特撮系巨大ロボ、OVA版もなかなかの名作だった巨人な奴にそっくりだ…まさか!? いや、非常にありそうだが、今は考えるのはよそう。
さて、どこに着艦するか、と考えていたら、水晶ディスプレイに「通信:オグナ」の文字が表示された。どうやらブレバティには通信機の機能も備えられているらしい。通信先の名前が出ているところを見ると、オグナの魔力波周波数は既に登録済みだったのだろうし、あちらにもこの機体の周波数は登録済みのようだ。
一般的な通信機を使用する際のキーワード「コール」を言ってみると、案の定つながった。画面に、栗色のロングヘアに、切れ長のライトブラウンの目をした若い女性が表示される。僕より少し年上、18歳ぐらいだろうか。キリッとした感じの美人さんだ。
「はじめまして。ブレバティ初号機パイロット、ノゾミ・ヘルムさんですね。私は戦艦オグナ主任オペレーター、マーサ・ストリームです。よろしくお願いします」
声もキリッとしていて、いかにも敏腕オペレーターといった感じだ。
「はじめまして。こちらこそ、よろしくお願いします、ストリームさん。父もヘルムなんで、ノゾミでいいですよ。着艦の誘導をお願いできますか」
「了解、なら私もマーサと呼んでください。右前腕部の飛行甲板を開放するので、そちらに着艦よろしく」
「了解。通信終了」
「通信終了」
見ると、艦体右前方の側胴の右側面が外側に倒れるように開いている。飛行甲板の展開方法は「白い基地」と違うようで、ちょっと安心する…何に!?
開いた上面が飛行甲板として扱われるようで、運用法は開放式空母に近いようだ。艦の後方から、その飛行甲板にアプローチする。飛翔の魔法はスピードを落としても飛行機のように失速することはないので、速度を落としてゆっくりと飛行甲板に降り立つ。
すると、艦体側面の一部がスライドして開いた。ここがハッチのようなので、足下に人がいないか確認しながら格納庫に入り、安全を確認しながら抱えていた一眼巨兵の残骸を格納庫の中に置く。
駐機位置はどこだろうかと格納庫を見渡したとき、突然艦内に警報音が鳴り響き、さっき聞いたマーサさんの声が緊急事態を告げた。
「敵機接近、敵機接近、総員第一種戦闘態勢!」
「コール オグナ! マーサさん、状況報告お願いします」
通信機で艦橋を呼び出し、状況を尋ねる。
「あ、ノゾミさん、サイズから一眼巨兵らしき機体が1機、高速で接近中なのですが…」
「何か問題が?」
妙に歯切れが悪いので聞いてみると、とんでもない答えが返ってきた。
「推定時速1200キロ、通常の飛翔の約3倍のスピードで接近中です。音速飛翔を使えば出ないスピードではないのですが、一眼巨兵をこんなスピードで飛ばしたら、普通はすぐ魔力切れになるのに…」
「はあ!?」
オイオイ、どんな反則野郎だ!? 確かに飛翔やその上位魔法の音速飛翔は魔力消費の激しい魔法だが、使い方に習熟して、うまく使いこなせば魔力消費量を抑えることもできるのだ。
しかし、音速飛翔自体が高難度な魔法なのに、それを使いこなしているとでもいうのか?
もっとも、実は僕自身も保有魔力量が反則なのをいいことに練習しまくって、結構習熟してるんだけどさ。などと考えていると、突然父さんが通信に割り込んできた。
「帝国軍にも精鋭は多いだろうが、それだけの速度を出せるのは奴しかいないだろう。『紅の男爵』リヒト・ホーフェン大佐だ!」
「ええっ!?」
「ゲッ!」
マーサさんが驚いているのも当然だ。我が十カ国連邦と、隣国アーストリア帝国が開戦してから3か月ほどたつが、その期間中に華々しい戦果をあげた者は数えるほどしかいない。そのうちの一人が『紅の男爵』ことリヒト・ホーフェン大佐なのだ。
帝国軍皇太子親衛隊所属で階級は大佐。ホーフェン公爵家の嫡男にして自らも男爵位を持つ。若干14歳ながら深紅に塗られた高速魔道戦艦と、同じく深紅の専用AGを駆り、十カ国連邦各地の貴族領を急襲しては、その地の領主と生身で一騎打ちをして捕虜にし、大型兵器も備えた軍勢を相手にしてはAGと戦艦で蹴散らして生還する奇跡の英雄。
無用な暴力や破壊を嫌い、民衆に対しては常に紳士的。その素顔は仮面で隠されていてわからないが、非常な美少年という噂である。実は先代皇帝の長男にあたり、皇位継承権第一位だったのだが、それを捨ててホーフェン公爵家の養子となり、自ら望んで戦陣に立った愛国者の亀鑑。
その愛機の色と爵位からついた異名が『紅の男爵』。
…とは帝国の戦意高揚のための宣伝なのだが、我が国の調査でも、そのままほぼ事実なところが頭が痛い。僕が思わずゲッと言った理由はお分かりであろう。
最初にテレビのニュース(この世界には前世とほぼ同じようなテレビが存在する)で聞いたときにも思ったのだが、この名前と異名はひどい。前世第一次大戦のドイツの撃墜王そのまんまじゃないか!! …いや、名字だったのが名字と名前に分かれてるけどさ。
てっきり偽名かと思っていたのだが、何と本名なのだそうで、最初は父親が転生者じゃないかと疑ったのだが、公表されている通り元は皇子で養子だそうな。
なら、こんな名前になったのは偶然かとも思うが、仮にそうだったとしても絶対に転生者か、あるいは身近に転生者がいて僕と同じ前世の知識があるはずだ。そうでなくては、こんな異名はつかない。
この通り、赤色、元皇子、仮面とお約束てんこもりな上に、「通常の3倍の速度で接近」だと!?
ああ、まんま大人気ロボットアニメの「赤い人」じゃないか。きっとこいつのAGの頭には1本角がついているに違いない。
などと、とりとめもなく考えている場合じゃない。亜音速で接近中なら会敵はすぐだろう。
「捕虜の収容は完了している。お前はすぐにブレバティで迎撃に出ろ」
「了解。接近方位は?」
「22時の方角、距離10万メートル、会敵まで約30秒!」
「近っ! すぐ出る! 通信終了。音速飛翔!! 」
マーサさんが距離と会敵時間を教えてくれたが、そんなに近かったのかい!
幸いハッチはまだ開いていたので、慌てて飛び出し、まだかかっていた飛翔を切って音速飛翔を唱える。
方位が22時だから北西の方角に向かって飛ぶと、赤色の飛行物体が見えたが、魔力隠蔽しているらしく魔力は感じられない。そのまま速度を落とさずに接近してくる!
「拡散光線!」
雷系よりもさらに速い光系の魔法、それも攻撃範囲の広いもので迎撃したのだが、あっさりとはじかれた。
あらかじめ耐光防壁をかけていたな。高速の相手を迎撃するなら光系なのは定石だから、当然か。だが、他に当たりそうなのは雷撃系ぐらいしかないので、たぶんそちらも対応済みだろう。
と、後方からバラバラと魔力弾が飛んできた。純粋な魔力の塊で無属性の攻撃魔法にあたる。弾速は炎系や氷系よりは速いが、光系や雷系には劣る。威力も属性魔法よりは低い。
いろいろと中途半端なのだが、そのかわり防御魔法も効果が低く、最高位の魔力防壁でも60%しか防御できないので、結果としては属性魔法よりも使いやすい。
そのため、魔道軍艦などの艦載砲には無属性の魔力弾が使われることが多い。オグナの近接防衛火器が迎撃しているのだろう。だが、亜音速のAGを追い切れずに、全然弾が当たらない。
こうなったら格闘戦で止めるしかないのだが、もう距離がない。やむを得ず予想進路へ直線コースで迎撃をかけるが…
「待てぇっ!」
「甘いな」
案の定ちょっと進路を変えられただけでスカされてしまった。深紅のAGは槍斧を構えてオグナの主翼に向かって亜音速で突撃するが…
ガィイイン!!
オグナの主翼は、多少ゆがんだようだが傷はなく、逆に槍斧の方が折れ飛んでいる。何て硬さだ!?
「チィ、艦も硬いか?」
槍斧を捨て、亜音速で飛び去る赤いAGから声が漏れる。その後を、加速しながら僕も追いかける。効率は悪いが魔力を大量に投入して加速度を上げ、一気に亜音速までスピードを上げる。
とはいえ、同じ速度ならいつまでたっても追いつけない。だが、そのまま逃げるならともかく、再び艦を攻撃するなら旋回するはず。そこでうまくショートカットすれば追いつくこともできると思っていたのだが…
「爆風、爆風」
「んなっ!?」
何と、奴は真横から自分に向けて連続で強力な風魔法をぶっ放して移動ベクトルを変え、強引に方向転換したのだ。帆船の帆だとか木造の建物くらいなら軽く吹き飛ばせる威力の風なのだが、あのミスリウムとかいう硬い合金製のAGならダメージはないだろう。
亜音速で追撃していた僕は、その急激な方向転換に追随できず、赤いAGを追い越して明後日の方向へ飛び出してしまった。
何て手を使いやがる。さすがに実戦慣れしてるなと思わず舌を巻いてしまった。
だが、強引かつ急激な方向転換のせいで、速度自体はかなり落ちたようだ。これならこっちは普通に旋回しても、何とか艦の手前で追いつけそうだ。
僕だって音速飛翔の制御には多少の自信はあるのだ。旋回半径を最小にして、少し斜め後ろから赤いAGを狙って接近する。
「捕った!」
もうオグナまで数十メートルのところで、赤いAGを補足し、格闘戦に持ち込もうと腕を伸ばしたのだが!?
「君の機体、使わせてもらう!」
「何っ!?」
何と奴は、つかみかかったブレバティの腕を捕らえて、そのまま一本背負いのようにぶん投げたのだ!
後ろから追っていた僕は、そのまま体制を崩して亜音速でオグナに向かって突っ込んでしまう。飛ばされた先には、さっき攻撃を受けた主翼がある!
方向転換、だめだ慣性が大きすぎる、間に合わない!!
ガキャアァァン!!
ブレバティが主翼に激突すると同時に、耳をつんざく金属音とともに主翼が半ばから折れ飛んだ。
おそらく、飛行や浮遊のための魔法機能が主翼にあったのだろう。オグナが体勢を崩してゆっくりと高度を落としていく。
「やはりな。同じ材質かと思ったのだが、正解だったようだ」
赤いAGがうそぶく。クソっ、奴はオグナの装甲材を自分の武器では壊せないと知って、同じ材質であろうブレバティを亜音速でぶつけることで破壊したのだ。
オグナの主翼も折れ飛んだが、同じ材質にぶつかったブレバティの方も無事ではない。背中からぶつかったのだが、背嚢の部分に大きな傷ができているようだ。
本当にやってくれるよ。こんなにコケにされたのは、この世界に生まれてから、いや前世から数えても初めてだ!
「待てえっ!!」
何とか体勢を立て直し、そのまま高速で離脱しようとする赤いAGを追って飛ぶ。
ブレバティは前世のロボットアニメのように背嚢部に推進機がついていて、それを使って飛んでいるわけじゃない。僕がブレバティの蓄積魔力を使って魔法で飛ばしているのだ。背嚢なんかは飾りに過ぎない。多少傷がついたところで飛行能力に問題はない。
ディスプレイに「強制通信:オグナ」の表示が出た。こちらが受信ワードを唱えないでも一方的に通信してくるモードのようだ。ディスプレイ画面が2分割されて父さんとマーサさんの顔が写る。
「ノゾミ、落ち着け、今の状況で追撃は危険だ、追うな!」
「相手は『紅の男爵』よ。罠の可能性もあるわ。ここは戻って!」
「このまま黙って引き下がれるかよっ! 邪魔すんな! 通信終了!」
言い返して、強引に通信を打ち切る。再度強制通信が入ってきたので、魔力波妨害をかけて通信できなくする。
お互いに亜音速からは落ちているが、それでも時速600キロ以上、前世の第二次大戦期のプロペラ戦闘機並のスピードで追撃する。
徐々に高度を下げ、森の木々の少し上あたりを水平飛行するような感じになっている。こいつ、何を意図している?
「来たかね。とりあえず艦の足止めという第一の目的は達成したことだし、次は…」
少し飛んだところで、赤いAGがややスピードを落としながらこちらに話しかけてくる。瞬時に僕の背筋を冷たいものが走る。それが冷静さを失っていたことを自覚させる。
そして、感じる嫌な予感。いや、確信がある。こいつ、次に絶対アレを言う!
「見せてもらおうか、連邦のAGの性能とやらを!」
やっぱりそのセリフかよ!!
そうして、急に再加速して上に向けて宙返りすると、上方からブレバティめがけてショルダータックルをかけてきた!
ガンっ!!
とっさに両腕を胸の前に交差させて防御の構えをとったが、そのままタックルを受けて地面の方にはじき飛ばされる。
高度が低かったので、背中から森に突っ込む。木をなぎ倒しながら地面に落ちる。機体にダメージはないが、衝撃は大きい。いくらシートベルトをしてるとは言っても、前世の常識なら僕はAGの内部でミンチになっているはずだ。
しかし、AGのコクピット内部への衝撃は少ない。コクピット内が高濃度の魔力で満ちているからだ。
魔素や魔力は物質ではないから、物理的には計測できない。だが、特に魔力の形になっている場合は「力」があるのだ。魔法のエネルギー源となるだけでなく、まるで物質のように働くことがある。
高濃度の魔力は、まるで液体のような粘性をもっているように感じられ、物理的な衝撃を緩和したりすることがあるのだ。そうした「液状」になっている魔力は「エーテル」と呼ばれることもある。
ハッチを閉じたあとのAGコクピット内部の魔力は、まさにエーテル状になっていて、外部からの物理的な衝撃を緩和してくれるのだ。前回、高速でたたき落とした一眼巨兵の少女パイロットにしても、気絶すらしていなかったのはこのためである。
…そう考えるとコクピットが液体で満たされている汎用人型決戦兵器と同じようなものなのかな。
というわけで、地面に叩きつけられたとはいえ、気絶するわけでもなく、戦闘不能にもならない。そのまま後ろ受け身から一回転して衝撃を逃しつつ、片膝立ちになって追撃に備える。が、赤いAGは追撃はしてこず、ブレバティに正対するように少し離れて地上に降り立った。
今まではそれこそ亜音速から時速600キロ台での高速戦闘だったので詳細に観察する余裕もなくて気づかなかったのだが、赤いAGの肩には一眼巨兵のようなトゲトゲがない。鎖のような飾りはなく、胴体の意匠は鎧というよりは簡単な胸当てになっていて、腰にベルト状の意匠が施されている以外は何もない非常にシンプルなデザインだ。
ただし、手足の関節部が蛇腹状になっているので、もしかしたらこいつの関節部には一眼巨兵と違って何か動きを良くするための工夫が施されているのかもしれない。
そして、意外なことに額に角はない。それどころか頭部も半球型ではなく、丸みを帯びてはいるものの、四角い感じだ。
それどころか、目は黄色で四角く小さいものが2つある。四角いロボット調の鼻があり、口元のマスクも一眼巨兵が縦縞なのに対して横縞となっている。
顔の横に耳はないが、かわりに鉤形というか、上下が逆のL字型というか、そんな感じの飾りがついており、正面から見るとかなり中央が太い十字架型になる。
こいつは一眼巨兵のカスタムタイプなんかじゃない。完全にワンオフの専用機だ!
…と描写してきたのはいいのだが、こいつはこいつで、前世的に見たことがあるデザインなのだ。思わず絶句する僕に、奴は自慢げに言い放ちやがった。
「君の機体もなかなかパワーがあるようだが、一つ勝負してみたくなってね。何しろ、私の愛機には軍馬100万頭分のパワーがある!」
「『紅の男爵』って、『100万馬力』の方なのかよっ!!」
思わず状況を忘れて全力でツッコんでいた。
アイキャッチ
「神鋼魔像、ブレバティ!」