ナイトカーニバル
夜空を切り裂く閃光花火
空へと駆け上がっていく火船
温もりを持った灯りは消えて
熱を伴った明かりが点ってる
ひときわ輝く零等星は
一つ一つがいのちの輝き
流れて落ちないでなんて
お願いはきっと届くことはないけど
遠くで響く鼓笛隊の音
誰に聴かせるためでもないのに
自然と奏で合っていて
けれど重なり合うことはないんだね
眠れない夜に語り合う日々
布団の中で眠った振りして
夜が明けるまで隠れてたのが
楽しかった時は近くて遠い
夜明けのために空が染まってく
滲むように赤く朱く
まつりごとのない夜のまつり
青く晴れた空の下はまだ