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やっほー

見てくれてありがとうございます。


 ということで!わたし配信者になるんだって!

 配信者についてちゃんと調べたよ!がんばるよー!

 でねでね!今からわたしのぶんしん?をつくるんだって!


「よろしくね!」


「よろしくお願いいたします」


 無機質な声で言う。


「むぅ。わたしのぶんしん?ってどうやって作るの?」


「オートとマニュアル、ランダムがございます。オートをした後にマニュアルもできます」


 んん?


「なにがちがうの?」


「ランダムは完全ランダム、マニュアルは自由に作れます。オートは現実の体をコンバートします」


 聞いてもわかんないよ?


「んー?よくわかんないなぁ。まあいいや、オートで!」


「かしこまりました。少々お待ちください」


 ちくたくちくたく!

 数分後!


「できました」


「おー!すごーい!わたしだー!」


「そのままは推奨できません。目の色や髪の色、髪の長さなど変えた方がよろしいかと」


「変えるのー?わかったー」


 どうしよー?なにを変えよー?おめめかなー髪かなー?

 うーん。


「名前はどうしますか」


「おなまえー?むむむ。ピコーン!いちご!」


 いちご好きだからー。


「かしこまりました、いちご様ですね」


 いちごー!いちごー?そーだ!


「おめめは翡翠っていう緑の色!でー、髪はあかー!長さは腰までー!」


 いちごの色だぜー!


「かしこまりました。…………できました」


「おおー、かわいいー!これわたしかー、いいね!これでー」


「かしこまりました。それでは次にステータスとクラス、スキルを決めてください」


「すてーたす?くらす?すきる?」


 なにそれー?


「こちらもランダム、マニュアル、オートを選べます」


「どーしよー?」


「どうしますか?」


「んー。よくわかんないからランダムで」


「かしこまりました、少々お待ちください。」


《ステータス調整中……》


《クラス選択中…………。選択完了》


《スキル選択中…………。選択完了》


《ステータス調整中……完了》


「選択完了しました」


「おわったー?」


「終わりました。それでは、行ってらっしゃいませ」


「ありがとー!ばいばい!」


 光の道を通ると空気が震えた。



/////



「わわ!なに今の?」


「お、嬢ちゃんも体験したか」


「だれー?」


「俺か?俺の名前はラテル。よろしくな!嬢ちゃんの名前は?」


「わたしー?わたしはーひか……じゃなかった。いちごだよー!よろしくー!」


「おう!よろしくな!いちごちゃん!」


「ところでここどこ?」


 周りを見渡すとまるで教会のよう。


「カード神殿だよ」


「カード神殿?」


 神殿なんだ。


「そうだよ。キミはコレクターだね、キミの部屋はあそこだよ」


 これくたー?


「???」


「あ、そうそう。ここでお祈りすると一枚カードがもらえるんだ。ちなみに一日一枚だよ」


「へー、ところでだれ?」


 話しかけられた方を向くと不思議な雰囲気の青年が。 


「僕かい?そうだね、カード神父と呼んでくれ」


「わかったー、しんぷー」


「おいおい、俺はおいてけぼりかよ」


 黙っていたラテル?さんがしゃべる。


「いえいえ、そんなことしませんよ。と、僕はそろそろお暇しますね。では」


「またねー、しんぷー!」


「じゃあな、はかせ……じゃなかった。神父」


「?ところでラテルさんはいつまで居るの?」


「!そうだな、俺もそろそろ戻らないと。じゃな」


「ばいばい、ラテルさーん」


 手を振りながら自分?の部屋と言われた場所に入る。


 ラテルさんまたね。

 ほら、配信するんでしょ。そうだった!


 んしょんしょ。これでいいかな。

 ぽちっとな。


「みえてる?」


「やっほー」

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