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星に願いを  作者: 広大
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人間界禁忌諮問委員会

 気を失った嫁さんを抱きかかえながら周囲を睥睨し、声の増幅と強制念話で聞こえないとは言わせぬようにして口を開いた。


『で?こりゃ何だ?俺の暴走を必死で止めてお前等と話し合って来ると言い残して里帰りした嫁さんがどうしてこうなった?』


 自己再生を終えた一人のおとこが俺に近寄り吠える。


「どうしたじゃ無ぇ!お前のような下等な人間に嫁に行くようなバカ女だが、その体だ俺が昔可愛がってやろうとした事を持ち出し【消えろ】。」

 煩いので消した。


「さてもう少し話の分かる奴は居ないのか?」


 中々位の高そうなやつが近寄って来た。


「いったい何を・・・今何をした?魔力も気力も霊力も何も感じなかったのに彼は消えた・・・ことわりを無視した攻撃とは・・・。」


「ん?知らんのか?今のは『覇神王創滅の言霊』だ所謂『スキル』ってやつだな、俺専用だけど・・・あ!忘れてた、これオリジンじじいに口止めされてたんだった・・・どうせ乱発する気も無いしまぁ消されたくなかったら忘れろ、あとは嫁さんの地上での禁忌を全て外せ今直ぐだ、それからこの場に居た全員を集めて置け嫁さんの結界は消えたが逃げれば消すだけだ、俺はチョッと外との用事が有る少しだけ間を空ける逃げるなよ。」


 そう言い残して元の地上に戻ったのに嫁さんが天使のまま実体化しているのをほくそ笑む、適当な所に亜空間ポケットを創って内部に程々の城を念造、最上階に寝室を設え嫁さんを寝かせダイソンに連絡を取る。


『オイ、さっきの嫁さんの妖艶でサイコーな笑顔のメモリーは永久保存で残しといてくれ。』


『ピー 只今オリジンは転移の実行中に付き留守にしています、御用の方は♯を押してメッセージを・・・』


『コラコラコラ、いつから留守電機能をってか冗談言ってねぇで返事返せ!』


『ツーツーツートトトツーツーツー ツーツーツートトトツーツーツー ツーツーツートトトツーツーツー 』


『・・・・・・・・・賢者の石まで内包してる世界最高峰の頭脳からモールスって・・・しかもOSOだし・・・SOSじゃ無いとかまたマニアックな事を・・・俺にしか聞こえない船舶救難信号とは・・・あれ?宇宙船ふねからだから合ってるのか?何か有ったか?』


『主様が急げとの事でしたから時間軸を戻しながら五次元転移を実行中でしたが、転移先が問題になったので超弦を展開し次元を超えたまま凍結させた状態です。』


『何だと!それはマズイ!禁忌に触れるぞオリジンじじいに怒られる何故そうなった。』


『主様から七千万キロ付近で他の惑星が無い場所に転移する予定でしたが・・・主様のポイントデータがアクティブのままでして計算のズレが出てこのまま転移しますと天界のど真ん中に出ます、いやぁ~五次元転移はやりすぎちゃったな。』


『くそ!時間戻すか?いやこれ以上の禁忌行動はマズイ仕方ない一瞬だけなら天界に出ても良いんじゃないか、ってかそれしか無いだろまずは五次元転移じゃ無く六次元に変更し母船を圧縮しろ、それからアウト後瞬間転移で安全な別次元を探して転移そこから四次元転移でこっちに来るようにしろ俺からの距離は最初の場所で良いぞ。』


 念話を切ってから。

「あのヤロウ時間延ばして誤魔化せるか考えて諦めたな。」

 と呟いてから嫁さんの寝顔を見て癒され・・・バカを思い出し怒りが再燃し。

宇宙船ふね突っ込ませても良かったか?」

 怒気交じりに言葉にしていた。


「ならば親分、この配下Aが同等の損害を与えて参ります!」

 そう言い残して彼は消えた。

「・・・・・・・・とか言ってる場合じゃねぇ!」


 急いで転移し天界に戻るともう一人の俺が目の前に居て。


「くっ・・・神の宮殿をここまで崩壊させて尚追撃を行おうとは塵すら残さぬとお思いか・・・サスガ我らが主!破壊神を目指し世界の崩壊を目論む御方だここは配下Aとして世界級殲滅魔法を・・・」

「いい加減にしろ。」


 俺は実体化した霊体老師ユーリオンの後頭部にチョップを叩き込みながら。

「ヤメロヤメロ、全て知ってての子芝居はヤメロ破壊神だ何だと・・・見ろバカ共は殲滅されると思った瞬間俺が二人になったと顔面蒼白だぞどうすんだこれ、ったくもう・・良いからさっきの所に戻って俺の嫁さんを守って待ってろ。」


 ユーリオンが『ちっつまらん』とかブツクサ言いながら消えた、何がしたかったのか・・・あいつダイソン等は俺の思考に近く創ったはず何だがどうにも話を面白いと思う方に転がそうとしやがるし、後で説教だなと考えてから・・・『嫁さん気が付いたらマズイか?』と思い焦りながら集まっていた神共に言う。


「もうチョイ待ってろ!」

 焦って嫁さんの所に戻るとベットの側で片膝を突き手を取ろうとしてるユーリオンを慌てて止める。

「オイ!許せる悪戯と許せねぇ悪戯が有るって覚えた方が良いぞ、嫁さんは俺のもんだ半径1M以内には入るな消すぞ。」


「クッ!姫様に近寄れぬとは無念!なればこの身は影となりお守りする所存!」


「・・・ふぅ・・・色々楽しみたいのは分かるんだが、なるべく俺の邪魔はしないで欲しいんだよねこっちは新婚なんだし、面白い方向に転がしたい気持ちは良く分かるが今回は別にしてくれ・・・それと俺の擬態も止めて良いぞこれ以上俺の恰好で悪さされちゃぁたまらん、嫁さんは母船に転移させ俺の寝室に寝かせとくようダイソンに伝えてくれ」


 俺はそう言ってから神界に戻った。


「逃走者は無いなチョッと混乱したが皆揃ったようだし話をしようか代表者はあんたで良いな・・・取り合えずこれ直すか、ホイ。」

 俺はスキルで【神の宮殿崩壊は無かった】と呟くと全て元に戻ったのを確認してから。


「これで良いだろ、では俺の嫁さんが暴れてたようだがなぜそうなったか説明して貰おうか。」

 そう問いかけた途端にダイソンから念話で『奥様が目覚めて婿殿を出せと御怒りです。』と言われて。


「あー悪い、チョッとまってろ嫁さん連れて来る。」


 そう言い残してから嫁さんの元へ転移し俺の部屋で『婿殿を出せ!』と怒ってる彼女の横に現れて。


「ウーン、怒ってる美人の横顔って感慨深い物があるねぇ。」

「ワッ!婿殿・また急に現れる・・・」

「いやぁ愛する嫁さんが呼んでるって聞いたからねぇ、起きたなら怒っちゃった問題を一緒に片付けて来ようか、じゃぁ飛ぶよ。」

「エ・アッ」


 俺は奥様と共に神殿に転移した。


「戻ったぞやっとまともに話出来そうだ、証人に俺の嫁さんも居るしな嘘や言い訳は聞きたくないので消えたくないなら気を付けろ、さて嫁さんには黙ってて貰うから怒って暴れ出した理由を聞こうか代表のオッサン答えろ。」


「で、では私が代表して答えさせて頂きます、私は神域全監視委員会の代表でウィ・・・」

「名前など名乗らなくて良いからとっとと話せ!人間界禁忌諮問委員会とか何とかいう奴等にナシ付けに来たはずだ。」

「始めはそこの黒翼天使が会議中・・・」

「あ!誰が黒翼天使だ誰が!!!!俺の嫁さんの事か????『奥様』と呼べ!!!消すぞコノヤロウ!」

「ヒッ!か、会議中に奥様が人間界禁忌諮問委員会の方々に自分だけに課せられた禁忌について上訴したいとの事でしたのでその場で待って貰っていたのですが・・・諮問委員会の面々が奥様達を馬鹿にするような態度を取り始めまして・・・」


 俺は目を細めて声を漏らす。

「ほぉ・・・で?」


「あ・あのような事態に・・・」

 ばつが悪そうな顔でしりすぼみに答えたのを聞き。


「ナルホドナルホド、そんなクズな連中が上に居ちゃあ下が可哀そうだよなぁ?まぁ英雄への道第一歩として見過ごせねぇわな、【現人間界禁忌諮問委員会メンバーは天界最下層の地位になる】で良いだろう。」


 奴等が消え去ってから聞く。

「何か文句有るか?」


「い、いえ真っ当な処分かと・・・」


「じゃあ一件落着だな、後は頼んだ俺は元居た所に嫁さんと一緒に戻る。」

 そう言い残して地上の河原付近に転移した、その後嫁さんからのリクエストで人間界禁忌諮問委員会の嫁共も同罪とした、天界と変わらぬ美人の嫁さんを相手に。


「これで地上でやる事に専念出来るな。」

 そう言ってから声を出して笑いあった。

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