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元社会科教師の異世界転生記  作者: 給湯温泉
周辺探索編
6/19

4話 説明いろいろ

生物は程々に。

そういえば言ってなかったが、この世界での俺の名前は「輪島廉成」じゃない。

最初は別に気にはしなかったが、よくよく考えたら今はおっさんではない。

可愛らしい少女がそんな名前なのは、自分から願い下げってもんだ。

そんな理由(わけ)で今は「フィーユ」と名乗ってる。

断じてミルフィーユが好きだからとかそんなではない。



他にも、魔法についてもいつくか説明したい。

この世界の魔法は、大きく分けて3つあるらしい。

まず「先天魔法」。

字の如く、生まれながらにして持ってる能力。

その道一筋でやる人が多いんだとか。

次に「後天魔法」。

元々持ってる魔力量や適正で、ある程度の習得出来る魔法が決まる。

使いこなせるまでになるには早くて半年はかかる。簡単なやつなら…。

最後のが「遺伝魔法」。

血統魔法とかで呼ばれてたりしている。

血が繋がっていれば誰でも使える、と言う訳ではないらしい。

血筋毎に独特の継承方法があるんだとか。


これらは全てフラクに聞いたから合ってるとは限らないが、ここは信じるしかない。

ちなみに彼は血統魔法師の家系なのだが、能力は継がなかったらしい。

デスクワークやりたいって言ってる子供に貴重な魔法は継がせたくないのは、まぁ当然だろう。


俺自身、一応先天魔法があった。

「学習」と書いてあったが、見るからに弱い。

考えなくても分かる。弱い。

火とか出したかったなー……。

なんだよ学習って。

ここに来てまでまた勉強か?

フラクも苦笑いしてたし。

後ろの酒場?の奴らにも笑われてたし。

絶対使えないやつじゃん。

なんだ?この体で格闘技でも覚えろと?

冗談じゃない。すぐ死ぬわ!

か弱い女の子を戦わせるんじゃねぇよ!

…………もういいや。

あははははははは。。。。。



ちなみに今、リンゴを食べていた。

そればっか食べすぎて頭でもおかしくなったっぽいな。

そりゃ1週間近く3食リンゴは発狂ものだ。

コンポートでも作ろうかと思ったが、調味料がないし、そもそも火が使えない。

火の魔法でも覚えようかと思ったが、師がいない。

「学習」の魔法は恐らく、魔法の習得かと思ったが、人がいなければ見ることも出来ない。


フラクに教えてもらったが、この森は「赤の森」と言うらしい。

他にも、「緑の森」「青の森」「白の森」がある。

赤は果物、青は鉱石、緑は魔物、と分かれている。白は彼も知らないんだとか。

なんて幸運かとその時思ったほどだ。

本来なら果実の実るこの森に人が来るはずなのだが、そこそこ深いから来ないのだろう。

そう信じたい。

自家栽培してるとか悲しくなるからやめて。

まぁでも、まだ子供なんだし、焦ることはない。

ゆっくり町人と交流していけば。


リンゴを食べ続けて発狂してさらに1週間後、迷い子に出会うのだが、発狂している彼は、そんな事知る由もない。

やっと少年に出会えました。

この少年の将来は結構前から決まってたり。

2018/01/23文章を変更

2018/01/27文章を変更、読みにくかったです。

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