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野球拳(玉城)

今日も今日とて、秋名達と昼飯を囲む。

のどかな昼……そろそろ日差しもきつくなってきた、夏本番といった感じだ。


そんな風に軽くたそがれながら、いつものように爆弾おにぎりを食べていると……


「あ、咲ちゃん、そのお弁当美味しそうだね」


秋名が声を上げた。

その声につられて加咲の弁当を覗いてみる。確かにから揚げとか卵焼きと美味しそうな者は入っているが、しかし、いつも入っているおかずとさほど変わらない。


「一口ちょうだい?」

「だめ」

「えー、なんでよー」


なんか妙だと思った。

秋名は小食だ。昼飯はいつも購買で買ったパンを一個。たまにそれすら食いきれなくて持ち帰ることもある。そんなやつが他人のお弁当からおかずをせがむだろうか。

それにこの二人、先ほどから俺の事をチラチラ見ている。まるで俺に会話を聞かせたいようだ。


「どうしてもくれないの?」

「うん」

「じゃあジャンケンで勝ったらちょうだい」

「それならいいよ」


秋名の「ジャンケン」というセリフにやたらとアクセントが込められていた。


「ジャンケン……」

「ジャンケン……」

「「ポン」」


秋名がチョキをだし、加咲がグーを出した。


「負けちゃった~」

「はっちゃん弱いねえ」


ジャンケンに負けておかずが手に入らなかったのに、秋名は全く悔しそうではない。というか、なんだか二人とも会話がぎこちない気がする。まるで、決められたセリフをなぞっているようだ。


「負けちゃったしどうしようかな……あ、先輩のおにぎりも美味しそうですね」

「ん? そうか?」


そんな秋名が、こちらに話題を振ってきた。

そこでピンときた。

もしかしたら、秋名は俺のおにぎりが食べたいのかもしれない。以前にもねだられて食べさせてやったことがあるが、その時のように。


「というわけで、先輩、おかずをかけてジャンケンをしましょう」

「いや、別にジャンケンなんかしなくても欲しければやるぞ」

「え?」


あんな変な子芝居うたなくても、せがまれればくれてやるさ。

俺は秋名におにぎりを差し出した。


「……いえ、ジャンケンをしましょう、ただでもらうのは良くないと思うので」

「じゃあ交換ってことにするか? お前のも一口貰うってことで」

「えーとですね……」


そうじゃないんです……と言わんばかりに顔を曇らせる秋名。

なんだ俺のおにぎりが食べたかったんじゃないのか。


秋名は加咲の方に視線を送る。

俺も加咲の方を見た。加咲はハラハラと落ち着くない様子で秋名を見返している。


なんだか挙動不審すぎるぞこいつら……もしかして何か企んでるのか?


「どうした? 秋名?」

「いやあ……な、なんでもないですよ」

「……本当にか?」

「ほ、本当ですよ、何ですか先輩そんな目で見ちゃって~、このこの……ま、まあそれはとにかくとして、えーと、とりあえずその、ジャンケンをですね……」

「……」


秋名の口数が多くなるときは、大抵、やましいことがあってそれを隠したいときだ。

とすると、まさに今、こいつはやましいことを企んでいるわけだな。

そして……


「……加咲」

「は、はい!」


上ずった声で加咲が返事をする。


「……お前の事を疑いたくはなかったが……なんだかさっきからお前ら様子がおかしくないか?」

「お、お、お、おかしいですか!?」

「動揺しすぎだろ」


図星だな。

しかも今回は秋名だけでなく、加咲も一枚かんでいるようだ。

ということは、やはりあのぎこちない会話は、事前に打ち合わせをしていたものなのだろう。


「……で、お前ら二人何を企んでいるんだ?」

「な、何も……」

「はい、企んでないです……」


二人から「私たちはよからぬことを企んでいます、存分に疑ってください」と言われたので、実力行使に出ることにした。

立ち上がり、座っている秋名の後ろに回る。そして秋名の肩に手を置いた。


「秋名」

「はい……」

「お前肩こってるな」

「そ、そうですかね……?」

「揉んでやるよ」

「あ、ありがとうございま……いだだだだ、いたい、いたい……」


軽く力を入れただけだが、思いのほか秋名の肩に指が食い込んだ。コイツの肩は小さくて柔らかいのだ。


「秋名……」

「は、はい……」


秋名は冷や汗を流している。

困り顔の秋名を見るのはちょっと楽しい。自分でも気づかなかったが、俺は少しSっ気があるのかもしれない。


「今吐けば楽になるぞ?」

「いやあでもですね……いだだ……」

「怒らないから素直に言ってみろ」


実際に怒ってはいない。むしろ、今のこの状況は俺にとって感謝してもいいくらいだ。

秋名達が怪しい行動をとってくれたおかげで、それを追及する、という名分のもと、こうして秋名に「肩もみ」ができるわけだし。

俺にとっては、女子へのこういうスキンシップに憧れみたいなものがあった。前の世界だったら、俺が怒る「ポーズ」を見せただけで大抵の女子はビビって避けるのだ。

夢がかない、ついつい顔がにやけてしまいそうになるが、一応、怒っていることになっているので、何とか引き締める。


「うう……」


秋名が困った顔をしながら加咲に目配せする。

加咲も諦めたような顔をしながらコクリ、と頷いた。

どうやら観念したようだ。


「わ、わかりました、言います……実はその……」


一体どんな悪だくみを企んでいたのか……加咲もグルとなると余程の事だろう。もしかしたら、以前にやったプロレスごっこをもう一回やりたいとか、そんなのかもしれない。


「……野球拳をしたいと思いまして」

「……なに?」


秋名の答えは、俺の予想の斜め上をいった。


「……野球拳?」

「はい……」

「野球拳ってのは……なんだ?」

「え、先輩、野球拳知らないんですか?」


秋名が驚いたようにいう。


「いや……ジャンケンに負けたら服を脱ぐってやつか?」

「それです」


ああ、やっぱり俺の知ってる野球拳だ。

そこで、俺は昨日の深夜番組を思い出した。

新聞のテレビ欄にちょこっと書かれた『野球拳』という文字を目ざとく見つけた俺は、家族が寝静まった深夜、一人でリビングまできてその深夜番組を見たのだ。

男なんだ、野球拳に興味くらいあるさ。

まあ、それの内容が「男が脱ぐところ」ばかりだったので、すぐに視聴を中止したのだが。


「それをやりたかったのか? ……誰と?」

「……先輩とですけど?」

「……誰が?」

「いや、私と咲ちゃんが……」


うん、話の流れからしてそれしかないわけだが……

俺の意味のない質問はちょっとこの状況が信じられなかったからだ。

普通、女の方から男へ野球拳の申し出なんかしない……そんな前の世界の常識にとらわれていた。

だが、この世界ではむしろこれが普通なのだ。


……いや、しかし、この状況はどうリアクションをとっていいものか。

こいつらは俺の裸を見たがっているわけだ。そのことについて嫌悪があるかと問われるとあまりない。というかむしろ照れてしまう。


「……さっきあのおかずのやりとりも野球拳のためにやってたわけか?」

「自然な流れでジャンケンに話を持って行こうと思いまして……」


どこが自然な流れだ。中学生だってもっとまともな演技をするぞ。


「……そんなに俺と野球拳がやりたかったんだな?」

「……はい」


しかし、そんなことをしてまで俺と野球拳をしたい、というのなら、その願いに応えてやるのもやぶさかではない気がする。


「……やるか?」

「「え!?」」


いや、嘘をついた。すごくやりたい。今、需要と供給ががっちりかみ合ってる。こいつらは俺の裸が見たいし、俺もこいつら(女子)の裸が見たい。そして、それを解決する手段をむこうから提示してくれているのだ。


「そんなにやりたいんなら一回くらいなら……やらせてやってもいいぞ?」


これに乗らない手はない。


「「……」」


秋名と加咲は顔を見合わせた。

普通に頼めば拒否されると思って策を弄したのに、まさか素直に話してOKが貰えるとは思わなかったのだろう。


「どうだ?」

「「やります!」」


秋名と加咲は同時に返事をした。




女子二人は相談の結果、秋名が勝負をすることになった。

俺としては少し残念だ。出来れば加咲とやりたかった。加咲は気づいていないだろうが、俺はいつも加咲のあのパッツンパッツンになっているブラウスの胸元部分に注目していたのだ。あのブラウスの下がどうなっているのか、とても興味がある。


しかし、まあ仕方ない、ここは秋名で我慢しよう。


「じゃあ、いきますからね……」

「おう」

「「ジャンケン、ポン」」


俺がグーで秋名がパーを出した。


「やったー」


秋名がガッツポーズをするなか、俺は自分の出したグーを見つめた。

なぜここで負けるのか。


俺は小さく舌打ちして、ブレザーを脱いだ。

まあいいさ、まだ一回目だ。これから俺が勝ち続ければ問題ない。


「……秋名、もう一回やるぞ」

「オッケーでーす!」


秋名は調子に乗っているようで、親指を立てて返事をした。

今に見ていろ、すぐにひん剥いてやる。


「「ジャンケン、ポン」」


俺がパー、秋名がチョキ。

俺はヨロヨロと壁に寄り掛かった。

なぜ勝てない……!


「さあ、先輩! 脱いで脱いで!」

「……俺、ジャンケン弱かったっけな……」


急かしてくる秋名に鬱陶しさを感じつつも俺はワイシャツを脱いだ。

絶対に次こそ脱がす!

そんな苛立ちと決意をこめてワイシャツを机の上に叩きつける。


「先輩、次! 次行きますよ!」

「……興奮すんな気持ち悪い」


秋名のテンションが上がっていくのとは逆に俺のテンションはだだ下がりだ。

元より脱ぐことは別にいい。だが、俺『だけ』脱ぐのは嫌だ。秋名も脱いでもわないと野球拳を受けた意味がない。


「ジャンケーン! ポイ!」


俺がチョキで秋名はグーを出した。


もはや秋名は大声を出したり、飛び跳ねたりして喜ぶことはない。ただただ、そのグーを天に突き上げるだけだ。


俺はその拳の向けた先を見るように天を仰いだ。

こんなにも俺はジャンケンに弱かっただろうか。三連敗なんて普通しないだろう。それとも秋名が強すぎるだけか……?


「ズボン! ズボン!」


秋名が囃し立てる。

敗北に打ちひしがれる俺にあまりにも無体だと思わないのか、こいつは。


しかし負けは負けだ。

俺は素直にベルトのに手をかけ……思いとどまった。

素直に負けは認める、だが、このままパンツ一丁になるのは俺のプライドが許さない。それならば、少し足掻くか。

俺はバックルから手を離し、しゃがんで靴下を一足脱いだ。


「あー、先輩そういうことするんですかー!?」

「うるさい、どこから脱ごうが俺の勝手だ」


野球拳ではよくある光景だ。元の世界にいた頃は「潔く脱げよ!」とか思ったものだが、こうして脱ぐ側に回ってみると、抵抗したくなるのだとわかった。


「まあいいですよ、ぶっちゃけ負ける気がしないんで」

「……」


三連勝で完全に調子に乗っている秋名。

しかし、秋名の言葉には説得力があった。俺も今の秋名に勝てる気がしない。


何とかして状況を変えなくてはいけない。このままだとただ俺が脱ぐだけだ、それだけはなんとか阻止しなければ。

そこで、ふと、食い入るようにこちらを見つめている加咲が目に映った。


「さあ、先輩、行きますよ、ジャンケーン……」

「……待った」

「なんですか?」

「選手交代だ」

「え?」

「秋名、加咲と交代しろ」


今、秋名に完全に飲まれているこの空気を変える方法はこれしかない。


「え、いや、私でいいじゃないですか」

「お前じゃダメだ、加咲と交代しろ」


元から俺チームと秋名加咲の一年女子チームの戦いだったはずだ。それなら対戦相手を加咲に変えても問題ないはず。向こうも断れる理由はあるまい。


「先輩、往生際が悪いですよ~?」

「なんとでも言え、そもそも俺は最初から加咲とやりたかったんだ」


ちなみにこれは本心である。


「いやいや、先輩……」

「あー、俺は加咲の裸が見たい、加咲の裸がすごく見たいぞ~」


大切なことだからもう一度言うが、これが俺の本心だ。

秋名達には、「先輩が適当なこと言ってごねている」ようにしか見えないだろう。この世界では女性の裸の価値はかなり低いうえに、巨乳はデブとして扱われている。加咲(デブ)の裸を見たがる奴なんて存在しない、という認識があるはずだ。


とっさに思いついたこの提案だが、意外と俺にとってナイスなものだと気づいた。

ジャンケンに強い秋名を引っ込め、加咲を引っ張り出せる。加咲は気弱だし、俺に対してイエスマンだ。勝負をする前にそれとなく言い含めれば、きっと俺の言うとおり負けてくれるはず。


「先輩、ズルいですよ!」

「うるさい、とにかく俺は加咲とじゃないと野球拳をしないからな」

「ぐぬぅ……」


なんだったらこのまま野球拳を止めてしまっても俺としては問題ない。

この提案はどう転んでも俺の有利にしかならないのだ。


「……はっちゃん……私が行くよ」

「咲ちゃん……」


食い下がる秋名を黙らせたのは加咲本人だった。


「わかった、お願いね、咲ちゃん」

「はっちゃん神、私を応援していて」

「うん…………え、待って、はっちゃん神ってなに?」


加咲はいつもの大人しい様子から一変し、覚悟を決めた女の顔をしている。


面白い、こいつもやる気のようだ……だが、


「先輩、行きますよ……」

「……ああ、ところで加咲」

「はい?」


先ほどの三連敗の原因は秋名がジャンケンに強かっただけだと思うが、それでも確実に勝ちを拾うための非常手段を使わせてもらおう。


「俺はこれからグーを出す」

「え?」

「俺がグーを出した時、お前は何を出す?」

「……え? え?」


俺の問いかけに加咲は混乱しているようだ。

まあ、ジャンケンで自分の手の内を明かすなんて普通じゃない。


「せ、先輩がグーを出すなら私はパーを……」

「違うだろ」


俺は加咲の肩を掴んだ。


「俺がグーを出す時、お前は何を出すべきだ?」

「え、えっと……」


俺がグーを出した時、加咲が出すべきなのはパーではない。


「グー……ですか?」

「違うな」

「えぇ……」


そしてグーでもない。


「……チョキ?」

「正解だ、俺はグーを出す、お前はチョキを出せ、わかったな?」

「え、えっと、えっと、でもそれじゃあ……」

「わかったな?」


俺は掴む力を強め、有無言わせずに念を押した。

加咲は俺に対してイエスマンだ。このように『それとなく』言い含めてやれば、きっと俺の言うとおりに行動してくれるはずだ。


「はいはいはーい! 先輩! 咲ちゃんを脅迫するのはよくないと思います! もっと正々堂々やって下さい!」

「うるさい、外野は黙っていろ」

「咲ちゃん、先輩の脅迫に負けないで!」

「加咲、お前が出すものはなんだ?」

「えっと、えっと……」


雑音(あきな)を遮るように加咲に言い含める。

加咲は、今まで幾度となく俺と秋名を天秤にかけてきたが、大抵は俺の方を選んでいた。今回も俺に従ってくれるはずだ。


「咲ちゃん、パーだよ! パーを出すの!」

「チョキを出すんだぞ、加咲、絶対にチョキ以外出すなよ? 絶対だからな?」


俺と秋名に別々の指示を出され、加咲は明らかに混乱している。

もう後はゴリ押すしかない。


「加咲、お前が出すのは何だ?」

「わ、私は……チョキを……」

「咲ちゃん!」

「正解だ加咲! 行くぞ、ジャンケン……ポン!」


勢いそのままにジャンケンを始める。

これで俺の勝ちは決定的……になるはずだった。


「か、加咲……お前!」

「咲ちゃん! やったー!」


俺は驚愕の声を、秋名は喜びの声を上げた。


加咲は、パーを出したのだ。


「なぜパーを出したんだ加咲!」

「す、すみません、チョキを出そうとしたんですが、なぜかパーになってしまいました……」


意味が分からん。

身体が負けることを拒否したとでも言うのか。


「クソ!」


俺は忌々しい思いをしながらもう片方の靴下を脱いだ。まさか加咲が反逆するとは予想外だった。

しかし、おそらくは気のまぎれだろう。今度は念入りに言い含めなければなるまい。


俺は加咲の肩を掴んだ。


「いいか、加咲、今度こそ頼むぞ? 俺はグーをだす」

「……先輩はグーを出します」

「お前はチョキを出す」

「……私はチョキを出します」

「わかるな?」


俺が今どんな顔をしているかどうかは、首がとれんばかりに頭を振る加咲の姿を見れば想像に難くない。


「いくぞ、加咲……」

「……はい」

「ジャンケン……ポン!」


俺はグーを出した。

そして加咲は当たり前のようにパーを出していた。


「加咲ー!!!」

「咲ちゃーん!」


俺は思わず膝をついた。

正直、ジャンケンに負けたことよりも加咲に裏切られたという事実の方がショックだ。加咲ならば素直に俺の言うことを聞いて脱いでくれると思ったのに……


「先輩、ズボンを……」

「先輩、ズボンですよ!」

「……」


しかも、秋名とともに俺に脱げと言ってくる始末だ。

もはやこの部屋に俺の味方はいなくなったとみていいだろう。


俺は大きくため息をつくと、ベルトのバックルに手をかけた。

くやしいが、約束はどんなものであれ守らなければならない。ズボンを脱ぐぐらいなんだ。なんだったらパンツ一枚をかけてもう一勝負してやろうじゃないか。


キーンコーンカーン


そこへ、チャイムが鳴り響く。


「あ、もう時間か、さ、教室に戻ろう」


もう一勝負してやろうかと思ったがやっぱりやめた。

俺はベルトを素早く締め直して、床に落ちていた靴下を履いた。


「せ、先輩、ズボン! 野球拳!」

「ズボンは脱がないし野球拳ももう終わりだ、なぜならもう昼休みが終わりだからだ」


俺は健全な学生として正論を述べた。決して負けることにビビっているわけではない。


「ひ、卑怯ですよ!」

「卑怯? 何の話かな?」

「せ、先輩、それなら今回は持越しっていうことで、野球拳の続きをまたやりませんか?」

「うーん? まあ、いつかな」


もうこいつらと野球拳は絶対に二度としない。

俺は心の中でそう誓いをたて、部屋を後にした。


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