第1話
オレの名前は墨田悠斗。
いたって普通の高校2年生である。
今日もだるいなーと思いながら、学校に登校する。
自分で言うのも何だが、俺は世間一般で言うぼっちだ。
泣けてくるぜ。
早く終わらないかなーと思いながら、授業を受ける。
先生の話を、右から左に聞き流していたところに、メールが来た。
あっぶねー...マナーモードにしておいてよかったぜ...と心の中でつぶやきながらケータイを開く。
ちなみに俺は、未だに世間一般で言うガラケーだ。
Time 2026/06/29
From axil7☆coldmail.co.jp
sub 件名なし
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私は、お前の秘密を全て握っている。
秘密を公にされたくなければ、駅前の公園に明日の夜の9時に来い。
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なんだよこれ...面白そうじゃないか!!
そう、俺はバカだ。
この時の俺にもし伝えることができるなら、こう伝えたい。
○○○○○と。
その後は全くと言っていいほど、記憶がない。
「ここら辺か...?」
駅前とはいえど、この時間は暗いな...と思いながら歩く。
「ようやく来たね」
暗闇から、一人の女性が出てきた。年齢は...10代後半くらいのようだ。
「お、お前は...誰だ?」
恐る恐る聞く。
「私は、2061年の未来から来たあんたの娘...。墨田美羽だよ」
思いも寄らない答えが返ってきた。
「え...?え...?えぇ!?」
閑静な住宅街に、俺の声が響き渡る。
「うるさいよ!父さん!」
美羽が声を荒げる。
「あ、あぁ...すまん...ついびっくりしてな」
「まぁ、無理もないよ。"普通"はありえない話だからね」
この俺が父親か...かわいそうに...
それよりも結婚できていたことのほうが衝撃だ。
「とっ、父さんって...なんか一気に年をとった気分だな...」
「ちなみに母さんって...」
ごまをするように聞く。
「それは言えないよ」
当然の返答が返ってきた。
「で、ですよねー...」
「ちなみに、美羽が俺の娘だと証明できるモノはあるか...?」
「あるよ。メールで送ったじゃん。父さんの秘・・・」
「それ以上はやめてくれ」
思い出したくもないあの中学生の頃を話されるわけにはいかない。
「他にはないのか?」
声を震わせて聞く。
「あ、これとか...?」
塗装が少し剥げたピンバッジがそこにはあった。
いつだったかも忘れてしまった、誰かに貰ったピンバッジ...。何故か捨てられなくて、長い間大切にしてきた物だった。
「何故これを...?」
「未来の父さんが渡してくれたんだ...。2026年の自分にこれを見せろって...」
今の俺には未来の俺が、ピンバッジを見せろと言った理由が、さっぱり分からなかった。
「でもなんでタイムマシンなんかを作ってこの時代に来たんだ...?」
「それは簡単だよ。第三次世界大戦を回避するためさ...」
-第2話へ続く-
初投稿です。
up主は今年受験生なので更新頻度が遅いとおもいます。
至らぬ点もあると思いますが、
温かい目で見守っていただけると幸いです。




