第四部 第十章 異世界の王都侵攻
古代遺跡での情報を手に、俺たちは異世界の王都へ向かうことを決意した。
そこには、黒幕の主要拠点とその影響下にある軍勢が集結しているという。
王都の手前の平原。
地平線に黒い影が見える。
「……数が多い」
ランドが指を指す。
翼竜型、騎士型、未知の魔法生物が混ざる大軍。
バルトが剣を握る。
「俺たちだけで突破できるか?」
俺は拳を握り、気合を入れる。
「全力で行くしかない」
作戦開始。
前衛、バルトとダニエル。
側面、ランドとアラン。
後方、ミレーヌ。
俺は中央突破、黒幕本体を狙う。
戦闘開始。
敵は整然と列を組むが、攻撃の種類は多様。
魔法、飛行ユニット、幻術、罠。
俺は《マルチ:統合型》で瞬時に対策。
剣、魔法、拳、弓、斧を同時発動。
戦場は混沌。
翼竜型が空から襲撃、俺は雷魔法と剣で迎撃。
ゴーレム型が突進、バルトとダニエルが抑え込む。
ランドとアランが敵陣を撹乱。
ミレーヌの光で味方全体の防御力を強化。
途中、黒幕の影が見え隠れする。
「やはり、姿を現さない……」
俺は集中力を高める。
全スキルを駆使し、敵の動きを分析。
戦闘のクライマックス。
黒幕の魔法陣が完成。
巨大な光の渦が王都を覆おうとする。
俺は全力で斬り込み、魔法と剣を融合させた一撃で魔法陣を破壊。
黒幕がついに姿を現す。
長身、銀色の鎧、顔はフードで隠れている。
「よくここまで来たな、カイン」
冷たく、威圧的な声。
俺は剣を握り直す。
「頂点への道は、俺が切り拓く」
全員が俺の後ろに続き、最後の決戦が始まる。
王都全域を巻き込む大規模戦闘。
剣士、魔術師、拳聖、弓使い、斧戦士――《マルチ》の力で全ての攻撃を統合。
味方の連携、ミレーヌの光、バルトたちの前線維持。
戦場は俺たちの統率下にある。
黒幕は強大。
だが、俺も進化した。
一撃一撃を見極め、反撃を重ねる。
ついに――黒幕の鎧が砕け、影が消える。
王都上空に静寂が戻る。
勝利。
全員が疲労で膝をつくが、表情は安堵と達成感に満ちている。
俺は剣を握り直す。
「これで異世界の王都は守った」
しかし、胸の奥で知っている。
この世界は広大。
黒幕の背後には、さらに未知の力が潜んでいることを。




