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第四部 第五章 異世界の王国


浮遊島で得た情報を元に、俺たちは次の目的地を定めた。


異世界の中心大陸に存在する王国――情報では、文明の頂点を誇る国だという。



空を飛ぶ浮遊島から大陸を眺める。


広大な森、川、山脈。


その中に、巨大な城塞都市が見えた。


「あれが王都か……」


バルトが小声でつぶやく。



着陸。


都市の外壁。


巨大な石造り。


守衛の目つきが鋭い。


ランドとアランが先頭で歩く。


俺は中央、警戒しながら進む。



市内。


街並みは整然としている。


だが、異様な規律。


人々の表情には緊張感が漂う。


「……ここ、ただの都市じゃないな」


ミレーヌが小さくつぶやく。



城門前。


兵士たちが列を作る。


王族に謁見するため、俺たちは登録手続きをする。


ユーリが王族向けの礼儀作法を解説。


「失礼があれば、即座に戦闘もあり得る」



城内。


玉座の間。


異世界の王――銀髪、長身、威厳に満ちた姿。


「よく来た、異世界からの者よ」


その声は、静かに力を帯びていた。



王は俺たちに告げる。


「この王国は、異世界の魔物に対抗する最後の砦だ」


「だが、内部に裏切り者が潜んでいる」


ロンドが眉をひそめる。


「今回の来訪は、偶然ではない」



俺は心を引き締める。


未知の世界。


未知の王国。


未知の敵。


全てが、試練だ。



城下町を見下ろすバルコニー。


俺は剣を握り直す。


「頂点への道は、まだ遠い」


ミレーヌが肩に手を置く。


「でも、一緒に進めます」


俺はうなずく。



王国の闇。


浮遊島で得た情報の意味。


そして、新たな戦い。


全てが、異世界での頂点を目指すための試練だった。


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