第四部 第四章 浮遊島の秘密
異世界の森を抜けると、巨大な浮遊島が視界に入った。
空に浮かぶその島は、まるで王都の城のような構造を持つ。
塔、壁、門――だが、自然と人工が融合した不思議な建築物。
俺は仲間に呼びかける。
「あれが目標だ。登る必要がある」
バルトが頷く。
「だが、空中に浮かぶ島か……どうやって行く?」
ミレーヌが光を集め、魔法陣を展開する。
「浮遊魔法陣を作ります。皆、乗ってください」
全員が陣に乗る。
光の渦が周囲を包み、体が浮き上がる。
振動と重力の変化。
しかし、全員無事に浮遊島へ接近。
島の表面。
砂岩と金属の混ざった地面。
足を踏み入れると、不思議な光が足元に反応する。
「この島、何か守られている」
ユーリが詠唱。
「魔力反応、強力です。警戒を」
建物内部。
広間。
壁には古代文字と図形が刻まれている。
中央には水晶の祭壇。
青白く光る。
俺は手を伸ばす。
だが触れる前に、光が跳ね返る。
魔法陣。
「防御結界だ」
ロンドが分析。
「この島は自動防衛を備えている」
突然、影が動く。
巨大なゴーレム。
岩の体。
青い魔力が走る。
目が光り、俺たちを襲う。
戦闘開始。
バルト、ダニエルが前線。
俺は中心突破。
《マルチ:統合型》で連携攻撃。
剣、拳、魔法、弓――全て同時。
ゴーレムは硬い。
だが、俺たちも進化している。
剣で関節を狙い、魔法で動きを封じる。
最後に雷を集中させ、一撃で崩壊。
広間が静まる。
光の祭壇がゆっくりと輝きを増す。
水晶の中心に、地図のような情報が浮かぶ。
「……これは、この世界の秘密か」
浮遊島には、この世界の地理、文明、魔力の分布、そして未知の存在の情報が記されていた。
俺は剣を握る。
「頂点への道は、さらに広がった」




