第四部 第一章 新たなる世界の戦い
王都での組織壊滅から、数週間。
王都は再び平和を取り戻した。
だが、俺の胸には違和感があった。
「……これで本当に終わったのか?」
ギルドでの会議。
ギレンが言う。
「表の戦いは終わった」
「だが、影で新たな動きがある」
ロンド、ユーリ、バックスも深刻な顔。
報告。
「異世界との境界に異常な魔力反応」
「王都の魔導観測網が検知」
ミレーヌが驚く。
「……異世界?」
俺の胸が熱くなる。
未知の戦い。
新たな敵。
スリル。
そして、チャンス。
《マルチ:統合型》のさらなる進化の予感。
ギレン。
「お前たちは準備せよ」
バルト、ダニエル、ランド、アラン、ミレーヌ、俺。
全員、頷く。
夜。
王都の屋上。
風が強く吹く。
遠くの空に、光の柱。
「……来るな」
俺は剣を握る。
次の瞬間。
空間が裂ける。
未知の生物。
異世界の魔物。
複数体が、王都の空に出現。
戦闘開始。
前衛、バルトとダニエル。
中衛、俺。
後衛、ミレーヌとアラン。
ランドが遊撃で敵を散らす。
俺。
《マルチ:統合型》をフル稼働。
剣士、魔術師、弓使い、拳聖、斧戦士。
同時発動。
魔力と筋力が最大まで引き上げられる。
未知の魔物たち。
凶暴。
しかし、俺も進化した。
剣撃、魔法、体術を連携させ、次々と撃破。
街の住民。
驚きと恐怖の声。
だが、俺たちの戦闘は精密。
被害を最小限に抑える。
戦闘後。
空を見上げる。
「……新たな世界が、動き出した」
ロンドが隣で呟く。
「次は、ここからだ」
俺は拳を握る。
新たな戦い。
未知の世界。
守るべきものは増える一方。
そして、俺は頂点へ向かう。




