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第三部 第二章 王都ギルドの洗礼
朝。
王都は、早い。
窓を開けると。
人。
馬車。
露店。
声。
拠点の森とは、別世界だ。
王都冒険者ギルド。
建物が、でかい。
三階建て。
石造り。
中も、広い。
視線が、刺さる。
噂。
もう、広まっている。
受付。
マリン。
……ではない。
別の案内嬢。
金髪。
クール。
「Cランク冒険者、カイン様ですね」
様。
居心地が、悪い。
ギレンが、奥から出てくる。
「騒ぐな」
一喝。
静かになる。
測定。
ステータス水晶。
手を置く。
光。
ざわめき。
「魔力、異常値」
「筋力、B相当」
「反応速度、A相当」
俺。
困る。
自分でも、分からない。
ギレン。
腕組み。
「実力は、C以上」
「だが」
「経験が、足りない」
納得。
訓練場。
模擬戦。
相手。
Bランク冒険者。
剣士。
周囲。
観衆。
開始。
相手、速い。
俺。
《マルチ:統合型》。
体強化。
剣。
受ける。
重い。
だが。
止まる。
魔法。
相手、警戒。
俺。
近接。
フェイント。
斬る。
肩。
血。
勝負あり。
静寂。
ざわっ。
ギレンが、言う。
「合格」
「ただし」
「天狗になるな」
頷く。
帰り。
路地。
絡まれる。
チンピラ三人。
「調子乗んなよ」
無視。
掴まれる。
反射。
投げる。
壁。
沈黙。
逃げる。
宿。
ロンド。
待っていた。
「都会は」
「弱いのが、多い」
「油断するな」
「はい」
俺は、思う。
王都。
ここも。
戦場だ。




