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天翼の軍師・舞台裏リポート ~リナちゃんは作者に物申したいようです~  作者: 輝夜


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第54話:【悲報】綺麗にパッケージされた絶望と、最高機密のポップな漏洩


 光を反射しない純白の空間に、硬質な紙が空気を切る音が規則的に響く。

 シュッ、ターン! シュッ、ターン!

 輝夜は異様な熱を帯びた瞳で、真新しい長方形のパネルを机の上に等間隔で並べていた。真新しいインクの独特な匂いが、空間に薄く立ち込めている。


 その背後。音もなく現れた小さな影が、冷ややかな視線を輝夜の背中へと突き刺した。


リナ:「……作者。その、まるでトランプの神経衰弱でも始めるかのような手つきはなんですか。私の胃の粘膜が、本能的な危機を察知して収縮を始めているのですが」


 輝夜がビクッと肩を跳ねらせる。


輝夜:「ひゃ、ひゃい!? な、なんでしょうか最高顧問殿! いや、今回は絶対に胃に優しい、むしろ皆様への親切心から生まれたアイテムの準備だよ!」


 リナは無言のまま、机の上に並べられたパネルへと視線を落とす。

『泥濘の戦場(東部戦線)』『二大国家のパワーバランス』『ファントム 影の部隊』『聖リリアン孤児院』。

 鮮烈な赤と黒の太文字で彩られたそれらを、リナの切れ長の瞳が静かに滑っていく。


リナ:「……なるほど。私たちが直面している理不尽な現状や、泥と血に塗れた過酷な環境を、随分と簡潔かつドラマチックに整理しましたね」


輝夜:「そう! 名付けて『世界観紹介カード』! これさえ見れば、これからリナたちの物語に触れてくれる新規の読者様も、一目でこの過酷な世界設定が理解できるという優れものさ!」


リナの視線が、最後の一枚でピタリと止まる。

『東方の賢者(謎の軍師)』

 そこには、無敵の王国軍を罠に嵌める救国の英雄についての勇ましい説明が並び――その末尾に、赤字でこう記されていた。

『――中身が、美味しいご飯を愛する8歳の孤児だとは誰も知らない。』


 ギリッ。

 リナの奥歯が、硬い音を立てて噛み合わさる。


リナ:「……作者。一つ、よろしいでしょうか」


輝夜:「は、はい! 完璧な紹介文だよね!」


リナ:「帝国の最高機密であり、私の命を繋ぐための最大の偽装を……なぜ、このように親しみやすいポップなフォントで全世界に向けて発信しているのですか。もはや情報漏洩を通り越して、自爆テロの領域です」


 輝夜が後ずさる。


輝夜:「い、いや! これは読者様へのプレゼンであって、本編の敵にバレるわけじゃないから! それに『美味しいご飯を愛する』ってところ、リナちゃんの魅力が一番伝わると思って……!」


 リナは指先でこめかみを強く揉みほぐした。


リナ:「……私が温かいシチューのために地獄の最前線へ赴いたのは事実ですが、こうして改めて綺麗なパネルにまとめられると、私がどれだけ無茶な盤面に放り込まれているかという『理不尽の歴史』を真正面から突きつけられている気分になります。『剣聖』に『聖女』……改めて見ても、どうかしているパワーバランスですね」


輝夜:「そ、それは……これからもっとリナちゃんの知略が輝くための試練の記録ってことで!」


 リナは小さく息を吸い込み、机の上のパネルを指でトントンと叩き揃えた。


リナ:「まあ、いいでしょう。読者の皆様がこの狂った盤面を把握しやすくなるのであれば、軍師として情報共有の労は惜しみません。……ですが」


 リナの瞳が、スッと細められる。


リナ:「次にまた、私の恥ずかしい機密情報を赤字で強調するような真似をすれば……この分厚いパネルの角で、貴方の頭を物理的に『整理』しますからね」


輝夜:「ひえええええ!」


 輝夜の情けない悲鳴が、白い空間へと吸い込まれていく。

 リナは並べられた『聖リリアン孤児院』のカードを一枚手に取った。指先に伝わる滑らかな上質紙の感触。

 静かに伏せられた長い睫毛の先で、カードに描かれた赤い文字が、ふっと揺れた。




皆様、こんにちは! こんばんは!

作者の 輝夜かぐや です。

いつも物語にお付き合いいただき、心から感謝申し上げます!


今回は、リナちゃんたちの物語を取り巻く過酷な環境や、魅力的な勢力を分かりやすくまとめた『世界観紹介カード』を作成いたしました!

こちらの画像は、公式X(旧Twitter)にて順次公開してまいります!


【カバーデザイン先行公開&試読キャンペーン開催中!】

そして皆様! 公式Xでは、美麗な『カバーデザイン』の先行公開と共に、大増量『試読キャンペーン』が絶賛開催中です!

参加者全員に本編約80ページ+『書き下ろし前日譚<第0章>』を特別配布しております。


……なのですが。作者から一つ、切実なお願いがございます。


「 #軍師リナ試読 」をつけて感想をポストしてくださった方の中から抽選で3名様に当たる【輝夜直筆サイン色紙】プレゼントなのですが……

も、もしかして、私のサインって需要がないのでしょうか……?(しくしく)


「感想を書くのはハードルが高い」と思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、決して長文である必要はありません!

「面白かった!」「続きを期待!」といった一言だけでも、作者は小躍りして喜びますし、立派な抽選の対象になります!

ぜひぜひ、お気軽にハッシュタグ「 #軍師リナ試読 」をつけて一言呟いていただけると、とても救われます……!


【キャンペーン参加方法】

① 公式X(@you_Lina0630)の対象ポストを「リポスト」!

② 対象ポストに、リプライで「参加表明」するだけ!

③ 「 #軍師リナ試読 」で感想をポストするとサイン色紙抽選にも参加完了!


【受付締切】

2026年6月29日(月)23:59まで!


▼キャンペーン対象ポスト、および詳細はこちら!▼

https://x.com/you_Lina0630/status/2055226683699958266


詳細な受け取り方法や最新情報は、以下の【活動報告】にまとめております。

https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/1508709/blogkey/3634278/


皆様の温かいご参加と、(サイン色紙への)愛ある救済を心よりお待ちしております!

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!


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― 新着の感想 ―
 いろいろな企画によって出版を盛り上げるのは、とても素晴らしいですね。また、企画の許可がでるのも出版社さんの期待の表れだと思います。ぜひこれからもがんばってくださいね。  これは個人的な話ですが、私は…
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