第38話:【幕間】軍師、故郷に帰る(そして王子様ご一行、困惑す) 241
――物語の幕間。 そこでは作者・輝夜が、聖リリアン孤児院の温かな光景を思い返し、手元の原稿を涙で濡らしていた。
輝夜:「いやはや……ついに、リナちゃんが聖リリアン孤児院へ、涙、涙の里帰りでございました! 皆様、いかがでしたでしょうか? 『おかえりー!』と駆け寄る子供たち、院長先生との抱擁……。どんなに偉くなっても、リナちゃんの帰る場所は、やっぱりここなんだよね」
そんな感動の再会の裏側で、作者の横には泥だらけの騎士服を払うユリウス皇子一行が、疲れ切った様子で佇んでいた。
輝夜:「あ、ユリウス様……。孤児院でのアウェーの洗礼、お疲れ様でした! レオン様の皮肉を『別行動でいいですよ?』と子供の笑顔で返すリナちゃん、最高にキレていたね(笑)」
リナ:「……作者。一つ、よろしいでしょうか」
輝夜:「ひゃ、ひゃい! なんでしょうか、リナちゃん! 故郷での休日、満喫できたかな?」
リナ:「ええ、それはもう。……ですが、あの三人を孤児院に連れて行ったのは、かなり大変でした。特に、レオン様。書庫で私の読んでいた本を、ものすごく探るような目で見ていたのですが」
輝夜:「い、いやいや! あれは君の才能に純粋な興味を抱いただけだよ! きっと!
……まあ、ゲッコーさんに『詮索は、無用』と釘を刺されて、相当肝を冷やしていたみたいだけどね」
リナ:「ゲッコーさんは頼りになりますが……。それにしてもゼイド様。ヴォルフラムさんとの一騎打ちを経て、トムと『騎士の誓い』を交わしたあたりから、私を守ることに妙な使命感を燃やし始めているのですが。正直、少し重たいです」
輝夜:「そ、そこは若さゆえってことで! 枝一本に込められた少年たちの誓い、熱かったじゃないか! ゼイド様もこの旅を通じて、きっと大きく成長してくれるよ」
リナ:「……私の平穏と引き換えに、でしょうか。はぁ、いいでしょう。故郷で心を満たした次は、いよいよ北の大地……私の力の根源を探る旅ですね」
輝夜:「そう! 物語はますます核心へと近づいていくよ。北の地で待ち受ける謎と出会い、作者も気合を入れて書き進めるからね!」
皆様、こんにちは! こんばんは! 作者の 輝夜 です。 いつも物語にお付き合いいただき、心から感謝申し上げます!
リナちゃんの聖リリアン孤児院への里帰り編、いかがでしたでしょうか。
どんなに知略を巡らせても、彼女の原点はここにある。そんな温かな空気を皆様と共有できていれば幸いです。
一方で、完全にアウェーの洗礼を受けたユリウス皇子一行(笑)。
レオンの知的な戸惑い、ゼイドの騎士としての目覚め、そしてオロオロする皇子。彼らがリナの「日常」に触れることで、今後の関係性がどう変わっていくのかも見どころの一つです。
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次回、いよいよ北の大地へ。 どうぞ、お楽しみに!
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