『鋼の淑女は、かくして生まれた』--間話:鋼の淑女、その黎明④ 泥濘(ぬかるみ)に咲く花
皆様、こんにちは! こんばんは!
作者の 〜かぐや〜 です! いつも物語にお付き合いいただき、心から感謝申し上げます!
いやはや……今回は、いつもと趣向を変えまして、我らが完璧超人副官、セラ・オーレリアさんの過去編でございました!
皆様、いかがでしたでしょうか?
もうね、作者も書きながら、彼女の壮絶な人生に、ただただ息を呑むばかりでした……。
金色の鳥籠に囚われた令嬢時代。彼女が求めていたのは、ドレスや宝石ではなく、血と鉄で描かれた歴史と、自らの力を証明できる場所だったんですね。
あの侯爵家のバカ息子を捻り上げたシーンは、思わず「やれー! もっとやれー!」と拳を握ってしまいました(笑)。
そして、グレイグ中将との出会い、そして『剣聖』ハヤトという理不尽なまでの「暴力」の前に、一度は折れかけた彼女の心。
そんな絶望の只中に現れたのが、我らがリナちゃんだった、と。
いやー、熱い! 熱いですね!
セラさんが、なぜあれほどまでにリナちゃんを大切に思い、守ろうとするのか。
その理由が、痛いほど伝わってきたのではないでしょうか。
最初は「子供の茶番」と反発しながらも、リナの規格外の才能を目の当たりにし、そして、そのか弱さを守ろうと無意識に動いてしまう。
うーん、もう、この時から、セラさんの「お姉ちゃんスイッチ」は、完全に入ってしまっていたんですね!
二人の絆の原点が、ここに……!
リナ:「……作者。少し、よろしいでしょうか」
〜かぐや〜:「ひゃ、ひゃい! なんでしょうか、リナちゃん! セラさんの過去、壮絶だったね……!」
リナ:「ええ、本当に。……ですが、一つだけ。セラさんが私と出会った時の第一印象、最悪じゃありませんでしたか? 『子供一人の才能が何の役に立つ』とか、かなり辛辣なことを思われていたようですが」
〜かぐや〜:「い、いやいや! それだけ、当時の戦況が絶望的だったってことだよ! ほら、その後、すぐに君の実力を認めてくれたじゃないか!」
リナ:「……だとしても、あの『謎の軍師』計画。今思い返しても、正気の沙汰とは思えません。よく、あんな無茶な作戦が成功したものです」
〜かぐや〜:「そ、それは、ほら! 君の才能と、グレイグ中将の胆力と、そして、セラさんが完璧にサポートしてくれたおかげだよ! 最高のチームだったんだ!」
リナ:「……はぁ。まあ、今となっては、良い思い出……なのでしょうか……?」
……と、いうわけで!
セラさんの過去を知ったことで、彼女とリナ、そしてグレイグ中将との絆が、より一層、深く感じられるようになったのではないでしょうか。
金色の鳥籠から飛び出した鋼の淑女は、泥濘の戦場で、かけがえのない宝物を見つけた。
この三人の関係性が、今後の物語に、どんな化学反応を起こしていくのか。
物語は、それぞれのキャラクターの過去を乗り越え、未来へと、力強く進んでいきます!
皆様のブックマーク、評価、そして「セラさん、かっこいい!」という温かい感想が、私の何よりの執筆エネルギーになります!
次回からの本編も、どうぞお楽しみに!
最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました!
〜かぐや〜