『軍師、市場に潜伏す(そして仲間はすれ違う)』158
皆様、こんにちは! こんばんは!
作者の 〜かぐや〜 です! いつも物語にお付き合いいただき、心から感謝申し上げます!
いやはや、今回の展開、皆様、いかがでしたでしょうか!?
攫われたはずのリナちゃん、まさかの自力で脱出成功!
しかも、ただ逃げるだけじゃない!
迷子のフリで警備兵を手玉に取り、漁師組合ではその天才的な計算能力(と、健気さ)で、荒くれ者たちの心を鷲掴み!
もう、ソフィア姐さんをはじめ、市場のみんながリナちゃんの保護者と化していましたね。
バルドルさん、うっかり手を出そうものなら、市場ごと敵に回すところでしたよ! 危ない、危ない!
リナ:「……作者。一つ、よろしいでしょうか」
〜かぐや〜:「ひゃ、ひゃい! なんでしょうか、リナちゃん! 今回の大活躍、見事だったよ!」
リナ:「いえ、活躍というよりは、必死に生き延びていただけなんですが。……それより、私が異国の地で一人、必死にサバイバルしている間、私の仲間たちは、一体どこで何をしていたんでしょうか?」
〜かぐや〜:「え、えーっと……」
そう! それですよ!
今回の、もう一つの見どころ!
リナちゃんを救うべく、聖王都に集結した、我らが救出チーム!
マリア様の奇跡の治癒! ライナー隊長の鋼の決意! そして、セラさんの静かなる怒り!
いやー、かっこよかったですね!
「国家間の戦争よ。そして、勝つのは私たち」
うーん、マリア様、痺れます!
……が!
彼ら、見事に、すれ違っております!
リナちゃんがサンタ・ルチアで魚市場のアイドルになっている頃、彼らは聖王都で「リナはどこだ!?」と、空っぽの船を捜索していたわけですからね!
このもどかしいすれ違い! まるで、待ち合わせ場所を間違えたカップルのようです!
リナ:「……あの、笑いごとではないんですが。私が必死で集めた情報が、全く伝わらないということですよね? 私の胃が、またキリキリしてきました……」
〜かぐや〜:「だ、大丈夫! ほら、ゲッコーさんが、ついに気づいたじゃないか! 彼のプロの嗅覚が!」
そうなんです!
我らが無口な諜報員、ゲッコーさん!
「俺の勘がそう告げている」
からの、
「生きていることを後悔するだけの絶望を、奴に与えてやってください」
きゃー! ゲッコーさん、かっこいいー!
普段無口な人がキレると、一番怖いって、本当ですね!
彼の静かな怒りが、物語を正しい方向へと導いてくれました!
……と、いうわけで!
ついに、仲間たちが、リナちゃんの本当の居場所に気づきました!
果たして、彼らは無事に、サンタ・ルチアで再会することができるのか!?
物語は、いよいよクライマックスに向けて、大きく、大きく動き出しました!
皆様のブックマーク、評価、そして温かい感想が、このハラハラドキドキな展開を書き進めるための、私の何よりの力になります!
次回も、どうぞお楽しみに!
最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました!
〜かぐや〜