『軍師、海へ(ただし、囚われの身)』140
皆様、こんにちは! こんばんは!
作者の〜かぐや〜です! いつも物語にお付き合いいただき、心から感謝申し上げます!
いやはや……ついに、恐れていたことが起きてしまいましたね。
リナちゃん、再びの誘拐! しかも、今度は海の上!
もう、作者も書きながら「ゲッコーさん、早く!」「セラさん、落ち着いて!」と、心の中で叫んでおりました。
遠ざかる船を見つめるゲッコーさんの、あの無念の背中……泣けます。
そして、その報せを受けた帝国側の反応!
「――天翼、喪失セリ」
からの、
グレイグ中将の雷鳴のような怒号!
セラさんの、静かなる激情!
いやー、熱い! 熱いですね!
帝国という巨大な獅子が、たった一人の少女を救うために、本気で牙を剥こうとしています。
リナちゃんが、どれだけ皆に愛されているか、改めて分かりますね。
リナ:「……作者。愛されているのは嬉しいのですが、それよりもまず、この状況を何とかしていただきたいのですが」
〜かぐや〜:「ひゃ、ひゃい! も、もちろんだとも! 今、みんなが必死で動いてくれてるから!」
リナ:「……その『みんな』に、聖女マリア様も含まれているようですが。彼女、私を利用して、帝国にとんでもない貸しを作ろうとしていませんか? 私には、お見通しですよ」
そう! それですよ!
我らが聖女マリア様、今回もキレッキレでしたね!
リナちゃん誘拐という最悪の状況を、瞬時に自らの利益へと転換する、あのしたたかさ!
「聖王国にコネがある」「ハヤトは私が有効活用してあげる」
もう、頼もしすぎて、敵なのか味方なのか分かりません(笑)。
彼女が、この事件にどう絡んでくるのか、目が離せませんね!
そして、舞台は、囚われの船の上へ。
犯人であるデニウスにも、何やら事情がある様子。
妹のような少女を救うため……うーん、同情の余地はある。あるけど、やり方が汚い!
でも、そんな絶望的な状況でも、我らがリナちゃんは諦めません!
リナ:「ええ、もちろんです。私の新たな戦場は、この船の調理場です」
〜かぐや〜:「え、調理場!?」
リナ:「はい。まずは、胃袋から掌握する。これは、諜報の基本ですから(グレイグ閣下直伝)」
〜かぐや〜:「そ、そっちの諜報!?」
……と、いうわけで!
絶体絶命のピンチにありながらも、リナちゃんは彼女らしいやり方で、反撃の狼煙を上げようとしています!
果たして、彼女は荒くれ者の船員たちの心を掴み、この閉ざされた船の上で、味方を作ることができるのか!?
そして、帝国の、王国の仲間たちは、海を越えて彼女を救い出すことができるのか!?
皆様、本当に申し訳ありません!
もう少しだけ、リナちゃんの辛抱の時間が続いてしまいます……!
ですが、この暗い海の向こうには、必ずや、光があると信じております。
どうか、彼女の戦いを、もうしばらく見守っていただけると幸いです。
皆様のブックマーク、評価、そして「リナ、負けるな!」という温かい感想が、私の何よりの執筆エネルギーになります!
次回も、どうぞお楽しみに!
最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました!
〜かぐや〜




