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現実世界コント  作者: 梅野飴


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元気が出ない

ボ「最近元気がなくてね」


ツ「あらどうしたの」


ボ「ベンチプレスが100kgまでしか上がらなくて」


ツ「元気の基準は人それぞれだからね」


ボ「あとなんかくるぶしがヒリヒリする」


ツ「急に症状が具体的になったね」


ボ「あと電車で他の乗客に避けられたり」


ツ「何やったの」


ボ「あとお前に借りた三万円のこと考える気が滅入る」


ツ「ちゃんと返してね」


ボ「そこでちょっとお前に元気の出る秘訣を教えてもらいたくて」


ツ「まかせて。僕今週二回便通ありましたからね。絶好調ですよ」


ボ「前向きだね」


ツ「元気の基準は人それぞれだからね」


ボ「じゃあ早速教えてちょうだい。お前のその長寿の秘訣を」


ツ「うん。まあ現時点で僕そんな長生きしている自覚ないんですけどね。まあいいでしょう」


ボ「やっぱりあれかな?睡眠と食事にしっかり気を使って適度な運動を行うことかな」


ツ「全部言われちゃった」


ボ「でも俺朝食抜きがちなんだよね」


ツ「あーそれはよくないね。朝食はしっかり取らないと」


ボ「朝稽古の後って食べれなくない?」


ツ「相撲部屋に住んでるのかな」


ボ「せめてなんか食べなきゃって思ってお菓子とか食べながら出勤したりね」


ツ「お菓子じゃあ元気でないねー」


ボ「一応ちゃんとスタミナつくように、にんにくチップスを食べながら来てるよ」


ツ「電車で他の乗客に避けられてるの絶対それだよ。もう二度とやるんじゃないよ」


ボ「鋭い意見だな」


ツ「鋭いのは君の口臭だよ」


ボ「あとは運動かー。一応毎日やってはいるんだけど」


ツ「偉いね。何やってるの?」


ボ「咀嚼運動」


ツ「あれ食事の話まだ続いてます?」


ボ「あ、でもちゃんとその後嚥下運動してるよ」


ツ「その二つを運動としてカウントしてる人初めて見たよ」


ボ「まあ確かにこれだけじゃ摂取カロリーに対して消費カロリーが少なすぎるか」


ツ「100対0で摂取だよ」


ボ「あ、でも休みの日はよく仲間と公園でデモとかしてるよ」


ツ「市民運動をフットサルやってますみたなノリで言うんじゃないよ」


ボ「あとは睡眠かなあ」


ツ「普段何時間くらい寝てるの?」


ボ「まあでも22時には寝てますね」


ツ「あら健康的じゃないの。そんな早くから寝れたらたっぷり睡眠とれるでしょ」


ボ「あっ、間違えた。22時間は寝てますね」


ツ「コアラですかね」


ボ「そう?」


ツ「ダメだよそれ寝すぎだよ。そんなに寝る生き物コアラくらいしか知らないよ。人生あっという間に終わっちゃいますよ」


ボ「でも疲れ取れないんだよねえ」


ツ「燃費悪すぎるよ」


ボ「寝具が合わないのかな?」


ツ「あっ、枕の高さとか大事らしいですからね」


ボ「今までは自分の身長と同じ170㎝くらいの使ってたんだけど」


ツ「ドラキュラですかね」


ボ「そう?」


ツ「ダメだよもうそれ直立じゃん。直立で22時間ってそれもうちょっとした拷問だよ」


ボ「まああんまり合わなかったんで最近180㎝のに変えてみたんだけどさ」


ツ「伸ばす方向でいっちゃったかあ。惜しかったなあ」


ボ「逆だったかあ」


ツ「ていうか現状枕の方が身長より高いじゃん。その差はどうやって埋めてるの?」


ボ「あ、そこはほらハイヒールで調整して」


ツ「そんな上着羽織ってみたいなノリで言われても」


ボ「そう?」


ツ「ダメだよハイヒール履いて直立で22時間寝てる人はなんかもう強者だよ。敵の四天王か秘密兵器にいるよ」


ボ「エヘヘ」


ツ「照れるとこじゃないよ。ていうか最近くるぶしが痛いの絶対それのせいだから」


ボ「衝撃の事実だな」


ツ「衝撃なのは君の寝姿の方だからね」


ボ「うーんでもどれもすぐ実践できそうなものはないな」


ツ「せめてにんにくチップスだけは明日からやめようね」


ボ「でも不思議とお前と話してたらちょっと元気出てきた気がするわ」


ツ「わあそれは嬉しい」


ボ「やっぱお前って最高の親友だわ」


ツ「エヘヘ」


ボ「ところで借りてた三万円のことなんだけどさ」


ツ「それは返して」

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