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SILVER SKY - シルヴァー・スカイ -  作者: 梁間 蕭雨
第四部「光陰」
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NIGHT IS COMING

ごめんなさい。色々立て込んでしまいまして更新が遅れてしまいました。



 なんだかんだあって、夏が終わった。



 二人して補修に追われていたが、今日までだ。


 コッソリ話しかける。



「なあ、今日で補修最後じゃん。」

「そうだよ。」

「帰りアトラクション寄らね?」



 んー、と少し考えるキョウ。


「おけ。さっさと終わらせるぞ。」



 §§§



 宿題を終えた俺達は、学校を出た。



 夕焼けが見える道に自転車を転がす。



 アトラクションを目指して。



 24時間営業のアトラクションには夜間料金というものがある。

 通常料金ではノーオプションで1時間あたり15ミラ(1ミラにつき30円ほど)で利用出来る。


 ところが夜間料金では同じ条件で5ミラまで安くなる。


 コレはデカい。


 前からいつかは夜間に使用したいと思っていたが、思わぬ形で実現した。


 そして今回の目的は、羅生流の実戦運用と龍鳴による付随効果の確認だ。



 ジパニスで敵襲があった日。


 俺が目を覚まして今日から聞いた話によると、シバジマとの戦いで劣勢に追い込まれた時、まるで龍のような黒い鱗肌を持った怪物が目の前に現れたらしい。


 龍鳴を持っていたことで俺だと分かったらしいが、今までに感じたことのない危険を経験したと言っていた。




 あの日からずっと考えていた。




 龍鳴にはやはり“何か”隠されているものがある。


 龍人化(コレ)は確実に俺の能力では無い。


 とすれば、龍鳴の隠し機能と考える他ない。



 今日はそれを実証しに来た。



「キョウは中層域(ミディアム)で自分の技の練習をしていてくれ。俺は深層域(アビス)に行ってくる。」

深層域(アビス)だって?」



 おそらく、中層域(ミディアム)の連中に龍鳴という規格外の能力は()()



「もし様子がおかしかったら君のお父さんに伝えてくれ。俺も初めてやることだ。」

「ああ、死ぬなよ。」




空歪(ノイズ)】で中層域(ミディアム)に飛ぶ。

 



 ここから南に大体1キロほど進んでいくと深層域(アビス)に到着する。



 キョウとの別れを済ませると、進行方向にいる|贖罪者どもを手早く始末していく。



 §§§



 鬱蒼と茂る、暗い森。


 ここら辺から深層域(アビス)だな。



「起きろ。」



 龍鳴を起動。


 なるべく早く“龍人”になっておきたい。



 その為の出し惜しみなどはいらない。




 早速意識が保てなくなってきた。


 相変わらずだが、鼻血はボタボタ垂れてくる。



 遠のく意識の中でふと自分の腕を見た。




 黒い鱗がーーーーー




 §§§




 ハッと気づくと、黒く岩ばった地面と猛々しく上がる炎が舞い上がる場所に来ていた。


深層域(アビス)、なのか?」

「ここは追憶の巣リコレクション・ルームだ。人間が来るのは久しいな。」



 反射的に声のする方を振り返った。


 そこにいたのは、首が痛くなるほど見上げなければ全体像が見えないような…………

  




 巨大な黒龍が居た。





追憶の巣リコレクション・ルーム?」

「君は今、意識体だ。そしてここは適合者のみが足を踏み入れることを許された、特別な空間だ。」



 意識体ということは………………



「大丈夫だ。ここの時間に外界は干渉して来ない。」




 黒“龍”。


 “龍”鳴。



 合点が、いった。



 無尽蔵のエネルギーの出所を。


 浮世離れしたこの出力を。




「俺は使っていたのはーーーー」








「無論。私の力だ。」





  





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