表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
SILVER SKY - シルヴァー・スカイ -  作者: 梁間 蕭雨
第三部「東征」
23/35

思考、試行、至高。(後編)

多忙を極めているので毎日はキツくなってしまうかもしれません……3日以上は空けないように頑張ります。

 

 ノーモーションの練習を開始して1週間が経つ。


 中々難しいがサガラさん曰く、筋はあるらしい。



 それと並行して繊維の切れ目を見つける練習も欠かさない。


 藁は繊維の切れ目が分かりやすく、素材自体もよく研いだ刀では簡単に斬れるものなので、少し硬い丸太での練習に着手した。


 

 実演してもらうと、やはり驚きの一言だ。


 サガラさんにはやはり何の力も感じず、ただ刀を置くだけで勝手に丸太が斬れていく印象があった。


 藁のようには上手くいかないが、時たまスルッと指三本分程度の少しだけ刃が通るようにはなってきた。


 ジパニスを離れることには石や金属が斬れるようになってほしいとのことだ。



 それはそうと、サガラさんに新しい刀を頂いた。




 “烜凪(きなぎ)”と銘がある。




『神を鎮める焔、という意味じゃ。儂には少し重いから君が使うとよい。』


 そう言っていた。


 重いとはいえども取り回しはなかなか良い。



 サガラさん曰く切れ味は上手く使えばトップクラスらしい。



 今日の修練はこの刀と共に行っていこうと思う。




 と、道場の扉が開いた。


 キョウだ。


「サガラさんの講義は終わったか?」

「まあ、教えることは教えたって。」

「そうか。」




 またもや道場の扉が開いた。


 サガラさんだ。


「よ、ちゃんとやってるかアイン君。」

「はい。」

「もうそろそろ教えても良いかと思って来たのじゃ。」


 少し溜めて、鋭い眼差しを向けた。






「羅生流を。」 






 §§§




 羅生流。



 1000年の歴史を持つソレは元々「忍」によって生み出された。


 長い時間をかけて徐々に武士の世界に伝わっていき、暗殺と戦闘の両面に長けた剣術が出来上がった。



 キョウと一緒にサガラさんによる羅生流の講義を受けることになった。


「羅生流に於いて重要なのは、()()()()()()()()()()()()()()と言うことじゃ。」



 それに、あのノーモーションが生きてくるというわけか。



「アイン君はまだ足運びの練習を教えてないな。実践するとなればまずはそこからだ。キョウ君は動作を最小限に抑える練習をしてもらう。それが出来るようになってから秘伝の羅生流の型を教える。」


 まずは基礎、ということだ。


 型というのは前世を生きた俺にとってはロマンの塊だから、早く基礎を定着させてサガラさんに教えてもらおう。




 まもなく、昼の休憩に入る。




 §§§



 練習には最近“烜凪”を積極的に使っているが、時たまとても感触の良いタイミングが有り、丸太がさも液体のように切れることがある。


 しかし不思議なことにその“時たまの感触”が得られないときは一気に切れ味が鈍くなる。




 自国の西の文化とは違い、ジパニスを始めとした東の文化にはとても奥深い「ナニカ」があるらしい。

  





 明日も、早い。


 物思いに耽るまま、眠りの海に沈む。






良いねしてくれたらとてもやる気が出ます。よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ