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SILVER SKY - シルヴァー・スカイ -  作者: 梁間 蕭雨
第三部「東征」
18/35

羅生の門(前編)

短いです。ピンチです。後で差し込み章を入れて補完しますのでお許しを。


 椅子に伝わる振動。



 静寂に包まれた機内。



 異国の空気。





 ここは。


「東方の小国、ジパニス。」

「着いたな。」


 ジパニスは小さな島国だ。

 植民地支配の過去からある程度言葉は通じる。



 そして。



 空港では事前に連絡しておいたサトウさんという人と待ち合わせて案内してもらう。


「私が今回君たちに紹介したい人はね、羅生会の会長の、サガラショウインさんだ。」

「それは、どういった人なんですか?」

「元剣帝五選で、まあとにかくすごい人さ。」



 そうして車に乗せてもらい、サガラさんの家に出向くことにした。



 §§§



 到着したのは、とにかくデカい屋敷の前だった。

 自国ではほとんど見ることのないジパニス様式(和風)建築が、とても新鮮でカッコいい。



 サガラショウイン、一体どんな人間なんだ。



 屋敷の門を開けると、使用人が出てきた。


「私サトウとアイン君、キョウ君でございます。」

「そうでしたか、ではこちらはご案内いたします。」



 石の道とその両脇の庭園に見送られながら、玄関の前に来た。


 玄関を通るとそこには少し腰の曲がった老人がいた。




 が、この男には何かヤバい物を感じた。


「サガラ様、いらしたんですか!?」

「そこの二人に早う会いたくてのう。早とちりしてもうた。」


 二人で軽く会釈をする。


「なるほど、ではご一緒に道場まで参りましょう。今日は門下生の方は?」

「道場に皆揃えておる。」



 道場はとても広く、掛け軸のほか鏡などがあるが、ほとんど何もない木張りの部屋だ。



「お二方、刀はお持ちかい?」



 龍鳴がよぎったが、使えない。


 キョウは作れますと言って周囲を驚かせた。


 俺は一振りの刀を借りることにした。

 キョウも本物が見たいので、と同じく道場のものを借りた。



「じゃあ、まず一回実力を見てみようかの。」




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