「勇者と村人」
勇者…それは、魔王に支配されたこの世界を守り、魔王を討伐する任務を与えられた人物の事を指す。
そして選ばれた勇者には神の力が付与され、普通の人間とは掛け離れた力を得る事が出来るらしい…。
そんな勇者様が、俺が住んでいる村に来たと言うので、村中大騒ぎだ。
皆がその姿を一目見ようと集まる中、俺は友人と勇者のとある"噂"を話し合っていた…。
「なぁなぁ知ってるか?村人A、勇者様って実は、この村に来た目的ってこの村一番の美女、アリスを貰いに来たらしいゾ……。」
そう言って話しかける友人、しかし待て、この村一番の美女アリスを貰いに来ただと!?
「おいそれは本当なのか?それが本当ならあの勇者は何を考えてるんだ……。」
ただでさえ外の世界は危険な怪物が一杯なのに、それを総べる魔王を討伐する旅に連れて行くだと?何を馬鹿な事を考えているんだ…。
「まぁ落ち着け、あくまで噂だ噂、昨日勇者がアリスに告白したのを見たって奴が居たんだよ。」
「そうなのか…。」
そんな事を話合っていると、いつの間に居たのか後ろから勇者様が話掛けて来た。
「やぁ君達、僕の噂を話している所悪いけど、残念ながら僕は振られちゃったよ、安心して欲しい。」
そう言って話し掛けてくる勇者様、なんだ振られたのか、それは良かった。
そう俺が安堵していると、友人が勇者様に向かってこう言い放った。
「にしても勇者様、一体何を馬鹿な事を考えてるんですか?アリスを旅に連れ出すなどと、危険過ぎます。」
「ふむ、まぁ確かにそうだね、でも僕も何でこんな馬鹿な事をしたのか分からないんだ。所謂一目惚れ?ってやつなのかなと思っているよ。」
まぁ恋は盲目とも言うしな、それに勇者様も男だ、将来の相手だって欲しいに決まってる、俺だって欲しいもん。
そうして、勇者様は街を離れ旅に戻る事になった……しかしその3日後に、勇者様は死んだと言う話が来たのだった……。
勇者…それは、魔王に支配されたこの世界を守り、魔王を討伐する任務を与えられた人物の事を指す。
そして選ばれた勇者には神の力が付与され、普通の人間とは掛け離れた力を得る事が出来るらしい…。
そんな勇者様が、俺が住んでいる村に来たと言うので、村中大騒ぎだ。
皆がその姿を一目見ようと集まる中、俺は友人と勇者のとある"噂"を話し合っていた…。
「なぁなぁ知ってるか?村人A、勇者様って実は、この村に来た目的ってこの村一番の美女、アリスを貰いに来たらしいゾ……。」
そう言って話しかける友人、しかし待て、その話なら三日前位にしたはずだろ?それに勇者様ももう死んでいる筈だ……。それともまた新しい勇者でも出来たのか?まるで勇者様のバーゲンセールだな……。
「何言ってんだお前。勇者様なら三日前位に死んだじゃないか…。それとも新しい勇者がまたアリスを狙ってんのか?アリスもモテモテだなぁ…。」
「村人Aこそ何言ってんだ、まだ寝ぼけてんのか?それよりも、一体勇者様を何を考えてんのかねぇ。」
???友人お前は一体何を言っているんだ…。
そんな事を考えていると、
「やぁ君達、僕の噂を話している所悪いけど、残念ながら僕は振られちゃったよ……。」
俺はその声を聞いた瞬間、何処か体に虫酸が走る感覚に陥り、後ろを振り向けないでいた、どうして勇者様が生きてるんだ?死んだって話は嘘だったのか?でも何だこの感覚は……。
そう考えていると、勇者様が俺の方を向き……
「あれ?君とは初対面だよね?何処か見たことあるようなないような……。」
「そんな事より勇者様、一体何を馬鹿な事を考えてるんですか?アリスを旅に連れ出すなどと、危険過ぎます。」
「ふむ、まぁ確かにそうだね、でも僕も何でこんな馬鹿な事をしたのか分からないんだ。所謂一目惚れ?ってやつなのかなと思っているよ。」
そんな感じで前と殆ど"同じ"会話をする友人と勇者様、俺は何処か体が気持ち悪く、喋れないでいた。
そうして少したった後、勇者様は旅に戻ると言いこの村を去っていった………。
そして"また"3日後に死んだ……。
勇者…それは、魔王に支配されたこの世界を守り、魔王を討伐する任務を与えられた人物の事を指す。
そして選ばれた勇者には神の力が付与され、普通の人間とは掛け離れた力を得る事が出来るらしい…。
そんな勇者様が、俺が住んでいる村に来たと言うので、村中大騒ぎだ。
皆がその姿を一目見ようと集まる中、俺は友人と勇者のとある"噂"を話し合っていた…。
「なぁなぁ知ってるか村人A、勇者様ってこの村一番の美人のアリスと結婚するらしいゾ……。」
まただ…、また勇者様が来る、しかも今回は結婚する?何があったんだ?そして何故勇者様は生きてるんだ?
「……そうなのか、ごめん、一旦家戻るわ……。」
「?まぁ分った、にしても何を馬鹿な事を考えてるのかな勇者様は〜。」
勇者様に会いたくない…一体俺の身に何が起こってるんだ?俺はどうしてしまったんだ……。考えれば考えるほど分からない……。
そう考えていると、ドンッ!と誰かにぶつかってしまった「あぁ、ごめんなさい、少し考えごとを…。」
「いや、こちらこそすまない、"勇者"である僕が、少し浮かれていたようだ。」
その声を聞いた瞬間、また体に虫酸が走る感覚に陥った…。最悪だ、いまもっとも会いたくない相手と会ってしまった。
「あれ?その見た目にその声、君を何処かで見た気が…。」
俺はそんな勇者の言葉を無視し、背を向け自分の家へと走るのだった…。
自室に着いた頃、俺はまた勇者様に付いて考えでいた…。
どうしてアイツは生きている?そして俺はなぜ同じ日を繰り返しているんだ?いや、厳密には違うか、今回はアイツとアリスが結婚するらしい…。つまり"何か"があった訳だ…。
……駄目だ、全くと言っていい程分からない…。一体何が起こっているんだ……。
そんな事を考えていると走って疲れたのか、眠りにつくのだった……。
そして3日後、"アリス"が死んだと言う情報が来た……。
死んだ理由は、勇者を庇って死んだとのこと…。
「どうして今回はアリスが?前は勇者が死んだ筈じゃ…。」
「おい村人A、大丈夫か?ほら、今日勇者様がこの村に謝罪に来るんだってよ、、まぁ人間いつかは死ぬんだ、好きな人の為に死ねて、アリスの死もまだ報われるだろう…。」
そんな訳ないだろう、普通は死ぬ必要は無かったのに、これではまるで無駄死にだ……。
そうだ、全ての原因はあの勇者だ!あいつが元凶となって今回の事故が起きたんだ!
「お、おい!何処行くんだよ!」
そんな友人の言葉を無視し、勇者が泊まっていると言う宿へと向かうのだった……。
「やぁ勇者様、元気してるかい?」
そう言うと、勇者がこちらを見ると思い出したかのように…。
「あぁ…君はあの時の、、今回の事については本当に申し訳ない…。僕が不甲斐ないせいで……大切な彼女を……。」
「んな事は聞いてねー。勇者様、あんた俺を見覚えあるって出会った時に言ってたよな?」
「?あぁ言ったね…僕の見間違えさ、気にしないでいい…。」
「嘘付け、本当は俺と出会ってるんだろう?何回も、何回も、そして俺の友人と同じ会話も何回もしてる、違うか?」
すると勇者は驚いたのか、こちらを凝視した。
やはり図星か、そりゃそうだ、俺も何回もお前とあってるんだからな。
「俺は、お前が全ての犯人だと睨んでいる、お前が彼女、アリスと結婚しなければ、アリスは死んでなかった、でもお前は生き残りたい為に、彼女を旅に連れていき犠牲にした、違うか?」
俺の見立てはこうだ、正直合ってるかどうかは分からない、だが犯人がこいつなのは事実だ…。
「……僕は、そんなつもりは無かった…。」
そう言って、剣に手を掛ける。
「僕は彼女に一目惚れだった、一生を遂げたいとも思っていたし、犠牲にするつもりも無かった……でも僕はおかしいんだ、こんな感じで、僕は体の制御が殆ど効かない」
そういって俺の首に剣を当てる。
「……なんのつもりだ?」
「生まれたときからそうだった、僕が出来るのは喋ることだけ、体や顔、足、殆ど僕の意志で動いたことがない…まるで"誰かに操られてる"かのように……。」
そう言うと、俺の首を剣で跳ね飛ばした。
俺は薄れゆく意識の中で、勇者の目を見ると、そこにはこの世界とは別の世界から、何を握って、まるでロボットを操縦するかの如く無邪気に燥ぐ人間が居た……。
勇者…それは、魔王に支配されたこの世界を守り、魔王を討伐する任務を与えられた人物の事を指す。
そして選ばれた勇者には神の力が付与され、普通の人間とは掛け離れた力を得る事が出来るらしい…。
そんな勇者様が、俺が住んでいる村に来たと言うので、村中大騒ぎだ。
皆がその姿を一目見ようと集まる中、俺は友人と勇者のとある"噂"を話し合っていた…。
「なぁなぁ知ってるか?村人A、勇者様って実は、この村に来た目的ってこの村一番の美女、アリスを貰いに来たらしいゾ……。」
そう言って話しかける友人、しかし待て、この村一番の美女アリスを貰いに来ただと!?
「おいそれは本当なのか?それが本当ならあの勇者は何を考えてるんだ……。」
ただでさえ外の世界は危険な怪物が一杯なのに、それを総べる魔王を討伐する旅に連れて行くだと?何を馬鹿な事を考えているんだ…。
「まぁ落ち着け、あくまで噂だ噂、昨日勇者がアリスに告白したのを見たって奴が居たんだよ。」
「そうなのか…。」
そんな事を話合っていると、いつの間に居たのか後ろから勇者様が話掛けて来た。
「やぁ君達、突然だけど、村人A君、少し僕とお話しようか?」
歴史は、少し変わってまた動き出す……。