ホテル到着!
そうやって居心地サイアクなまま私はホテルに着いたわけだけれど、正直1人にさせて欲しい。
修学旅行の夜といえば恋バナ!みたいなとこあるじゃん!
きっとルームメイトの2人も私のさっきの別れ話を知っているだろうから部屋に入りたくない!
でも、部屋の外にいても生徒だらけでなんかもう、
「家に帰りたい。」
そうしてドアの前で悩んでいると、
「どしたー?ゆめ、ドアの前で突っ立って。はよ入ってー、うちが入れへんから。」
「さやかぁぁぁあ!!」
ルームメイトのさやかに抱きつく。
「とりあえず荷物下ろさして。みさきは?まだ?」
さやかがキョロキョロと部屋の中を見回す。
「うん、まだみたい。でもそろそろ来るんじゃない?」
「おーーい、さやか、ゆめ、ドア開けてー」
「あ、来たやん!今ゆめと話してたとこやねん。開けたろ開けたろ。」
「おぉ、ありがとさやかー!うわぁー!綺麗ねー景色!!」
みさきは部屋に入るなり荷物を近くにポイと置き窓から見下ろす。
さやかとみさきとで盛り上がって話している。
「あそこでキスしたら永遠の愛ってやつやーん。」
「ありがちだわー。修学旅行に向けての時期ってカップル増えてたから何組来るか数えちゃう?」
「そんで卒業までに何組別れたかやなー」
いやごめん、今私の目の前で話す?あ、知らないのか。それか、気を使う方が余計だと思ったとか。
それでも盛り上がりすぎよ、しかも別れそうな方で。
ここは話題を変えよう。
「2人は、今からの自由時間何するの?」
と聞く。
「うちは、陸上部でランニングコース走る。」
「あーさやか大会近いって言ってたもんね。私はね、彼氏とプラネタリウム見に行くわ。ゆめは?」
「あー私は、予定特にないから。部屋でゴロゴロしてよっかなと思ってる。」
「ゆめさっき何か、凄いことなってたもんね。。」
「ゴシューショーサマデス」
いや、ちゃんと知ってるんかい!
「あ、や、まあ。うん。じゃあ!さやかは頑張れ!みさき楽しんできてね!」
「あったりまえだのクラッカー」
「ありがとねー!」
と2人を送り出した後の部屋は思ったより静かだった。
デリカシー無いのか、とかさっきまで2人にちょっと思ってたけど、明るくいてくれてたのはありがたかったかも。
一人でいるとまた考えちゃうなー。とベッドでゴロゴロしながら思っていると、スマホの通知が鳴った。
ロック画面で確認すると、
れお)
「今、ゆめの部屋に来てるんだけど
ちょっと話したいことあって」
え、嫌だ。