第一話恐怖という名
パキ………
僕が足元の小枝を踏み、小枝が折れる音が周囲に響き渡る。
『グゥェゥゥ』
隊長達の死体を食べていた魔物の群れは音に気付きこちらに
顔を振り向いた。。
『グ、グゥェぇぇ』
や、やばい、、完璧にバレた早く隠れないと僕も食べられる
完璧にあの魔物群れ達と目が合った早くどこか隠れる場所を
見つけて隠れないと……
(ミシ ミシ ミシ ミシ)
明らかに僕ではない足音が廃墟内に響き渡る。
『嘘だろ……』
無意識に心の中で思っていた事をそのまま言葉に出していた。
短時間で、廃墟内まで来た…やばい
早く、早く隠れないと!!
僕は無我夢中で廃墟内で隠れる場所を探した。この探してる間
にも、魔物達の足跡は確実に僕の元まで迫ってきているからだ
早く隠れないと!!!
(ドン!)
僕は扉を開けた瞬間扉前にある何かに激突し、後ろへ倒れた
『い、痛いなぁなんだよ?っえ?』
先程僕が激突したのは、扉前に突き刺さってる古びた剣?
なんでこんな所に剣が刺さっているんだ?それにこの剣……
(ミシ ドン!!)
足音が止まった。。この瞬間僕は死を覚悟した何故なら僕の
真後ろで足音が止まったからだ!!
『グォォォォ』
魔物の雄叫びが廃墟内中に響き渡る
僕は今、隊長達の事が頭
の中でよぎり、想像してしまう隊長達みたいに体を食われる
自分の姿をそして同時に走馬灯の様に過去の思い出がよぎる
僕は死を覚悟してその場に座り目を瞑った。。。
『おい、ここで死ぬのか?』
完