太古の守護神が破壊魔神像に進化した
神聖都市アーサード
以前呪われた屋敷の魔物によって支配された村を勇者アーサードと神聖教により浄化された街
街は神聖な力により護られており邪悪な魔物は踏み入れることすらできない
とされている
「とまぁこんなところでしょうか」
俺は泥人形の報告を聴く
あの勇者め街の名前になっているのか
ちなみに街に魔物が入らないのは俺のおかげだ
街の周囲を囲むように『泥沼の手』を配備してさらに領域化と言うスキルにより倒した魔物の魔力を全部俺に集めている
しかし驚いた
あの屋敷のさらに下に太古の神殿が念のこもった神像があったのだ
俺はその像に融合したらしく今は破壊魔神像となっている
復讐とか最初は考えたが今はこの古代文明の記憶を読むのが楽しくて仕方がないし上の様子を探るために配下の泥人形を造って探りを入れている
この神殿には外からも入れるらしがそれはおいおい
お!?
魔力が一気に集まってきたなぁ
スゲー
「これは俺の魔力だな?まだ回収仕切れていなかったのか?」
その日泥人形の報告がヤバかった
「神聖都市アーサードの結界が大悪霊レギオスを消滅させたと言う噂になってます」
まじか?
しかし面白いなぁ
クニツクリノツルギ
火
水
風
土
の魔力を無条件で操れる4本の剣
太陽の鏡の冠
世界を照らす太陽の力を宿したアイテム
月の宝珠
どんな生命体も無力化できる光を放つアイテム
強力な力を宿した神器をこの神像は持っている
まぁ12メートルの遮光器土偶のような見た目だ
ちなみに歩けないが浮遊して動くことは可能
歩こうと思えば足を作ればできるけどな
実は地上に出ることもできる
この神殿から北東に3キロ地下を進むと巨大な穴がありそこから抜け出せるしかし深さ1500メートル登れたらの話だがなぁ
どうせ出るならこう神殿浮上させて街を持ち上げる形で外に出たいと思って魔力を集めて50年
暇潰しに土人形を作り偵察させている
そしてわかったのがこの破壊魔神像この世界にこれ1台らしい
てか滅茶高性能だ
この世界は宇宙を漂う星の1つで太陽の周りを回っている
そしてこの星の周りを月が周りこの体の子機が月と一緒に漂っている
後、この星の情勢も何となく理解した
人には原住民の異界の民がいるらしい
さらに亜人と呼ばれる人の枠組がありあれ?魔族がいねーなぁ
魔族
200年前に滅んだ種族
ん?俺が以前の体使ってた頃には魔族はまだいたぞ?
泥沼の手の反応が1つ消えた?
いつからそこにあるのか
神聖都市アーサードから北東に3キロ進んだ場所に巨大な穴があった
穴の内部は膨大な魔力が滞留しているためダンジョンと判断され多くの冒険者が探索を行うために侵入するも誰も帰って来なかった
「なんだ?下で潰れてるだけじゃねーかフライで降りればミンチにならずにすむのによー」
まぁ先に進むか
それにしても泥人形多いなぁ
泥人形
破壊魔神像が泥で作った人形
人間とほぼ同じように動けるようにできている
偵察を目的に作られている
体に様々な武器を隠し持つ
破壊魔神マガサイカ
太古の守護神像に何かが捕り憑いた物
外見は仏像と土偶を掛け合わせたような見た目
太古の今は無き技術でできている