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北の帝国の第二王子、襲来

結局、9月に間に合いませんでした……

すいませんでしたorz

次に私の元にやって来たのはやはり東の自由国の第二王子御一行だった。


「どーも、姫さん。さっきとはえらい違うみたいやなぁ」

「さぁ?何のことだか……」


彼はジンジャー王子とは違い、街で会った男装姿が私であると気付いている様子。

本来ならばあり得ない程に軽い挨拶である。


「にしても、そのデコルテは何なん?詰め物か何かか?」


その発言に周りが凍りつく。



デコルテ……首から胸元の開いた今日のドレスを見る。

男装時には全くなかった谷間が、侍女達の努力により綺麗に仕上がっていた。


……。



殺意が芽生えそうになるのを必死に分厚い仮面で隠して笑い続ける。


「この馬鹿王子が!!」

「あてっ!」


ゴンと鈍い音を立てて王子の頭に拳が落ちる。


「姫になんて口聞いているんですか!」

「そう怒るなや…」


王子を怒る彼は恐らく第二王子のお目付役と思われる。

中々の好青年である。


「すいません、姫様。うちの馬鹿が」

「あ、いや気にしていない」


首を軽く横に振る。

先程の氷点下の様な空気が無くなり、周りもホッとしているが、そこで空気を読まないのがどうやら東の自由国の第二王子らしい。


「だよなー。生まれ持った身体を生かした男装していたもんなぁ」


バキィッ!


「何か王子は仰りましたか?」


つい、手が出てしまったが、東の自由国は平然と笑っている。


「どうぞ国の事は気にせずにして下さい。この通りうちのシシオ王子は空気が読めな、いや、ちょっと礼儀がなっていないので」


「フォロー仕切れてないぞ〜」


東の自由国の第二王子、シシオは自国でもこの様な扱いなのかもしれない。本人も周りも全く気にしていない。


自由国と言うくらいだから、王族や貴族に大した違いのない国なのだろう。



「お嬢様、何か起こります」


隣国とはより良い関係を築いていきたいと、東の自由国について考察していると、ずっとそばで控えていたマルクスからの警戒の言葉が聞こえる。


その数瞬後、パーティー会場の灯りが一斉に消えた。



其処彼処で上がる女性の悲鳴。

しかしその悲鳴は直ぐに消えて無くなった。


「レディースアンドジェントルメーン」


パッと一部分だけ灯りが戻る。

そこには銀髪銀目の人間が一人立っていた。


「招待されてないけど来ちゃったよ、みんなの憧れ、北の帝国ノウスタリアの第二王子ノールだよ〜」



新キャラ、ノール王子です。

イメージはショタ系でよろしくお願いします

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