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 小屋に入り荷物を整理した後、早速行動を開始した。


 小屋を出て周囲の状況を確認する。


「草茫々で手つかずなのは見てわかるね、まずは草刈りから始めないと」


 僕は地面に手を当て唱えた。


『土魔法、雑草排除』


 すると一面の草がみるみる枯れていった。


「うん、やっぱり僕の魔法はこういう田舎で使うのが一番だね」


 この国、というかこの世界では平民でも魔力を持っている。


 そして、魔力には属性がある。


 僕の属性は土魔法だった。


 農業だったり大地に根付いた仕事をしていたのであれば良かったのだけど僕は王族なので使い所が無かった。


 これが僕が評価されなかった一因の1つだったりする。


 農業は国の要、と考える人もいるだろうけど残念ながら僕の周囲にはいなかった。


 まぁ、だからこそ早々に王太子の件は諦めがついた、そして土魔法を活かせるように自主訓練を重ねた。


 おかげでこうして雑草を簡単に刈る事も出来るし逆に草木を生やす事も出来る。


 実験として畑を借りて実際に農作物を育てた事があり実証済みだ。


「それじゃあ畑を作っていきますか」


 小屋の近くの一カ所を畑にして土魔法で地面を耕した。


 その畑に城の畑で育てた苗を植えた。


「相性はいいみたいだね、お城で育てた時よりも大きくなるかも」


 作物と土の相性、そして環境はすごく大事。


 まぁ放置されていたとはいえ草を生やしていた訳だから土の栄養はあるだろう。


 年の為に野獣対策の為に結界を張っておこう。


 外での作業はとりあえず終わり、家に入り到着した事を手紙に書いて王都に向けて紙飛行機を作って飛ばした。


 

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