表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
牛の名前の僕のこと  作者: 亡目霊
牛の名前の僕のこと
1/4

第一話 牛と縁

作品中に虐めなどの描写が出てくるので苦手な方はお控えください

やぁ。僕は普通の高校生!、な訳ないだろ。とりあえずこれのタイトル見てみようか。「牛の名前の僕のこと」そ、これは名前が牛の名前の僕のことについてのお話だ。ってことは僕は普通の高校生じゃないね。僕の名前は松坂牛步。この世に2人もいないであろう僕は、また今日という日を過ごしていく。

そんなことを自分で考える。ていうかタイトルってなんだ?まぁいいか。頭の中で独り言を呟きながら通学路をたった1人で歩く。たった1人でだ。悲しいったらありゃしない。普通、僕ぐらいの歳になれば友達と一緒に学校に行ったり、彼女とかと行ったりする人がほとんどだ。「悲しいなぁ」そう1人で呟く。「何が悲しいんだい?君ぃ?」背後からいきなり結構大きな声で話しかけられて、僕は嘘みたいにビックリした。「そんなビックリしなくても良くない?」と話しかけてきた人物が言う。失礼じゃない?と続ける。この人の名前は確か…。「そりゃいきなり話しかけられたらね。で、誰だっけ?」結構失礼だと思う。まぁまぁ話している人だったんだが話している時は名前を呼ばないから、わかんなくなっちゃったんだ。「ウッソだろお前。この美少女ちゃんを忘れたってのか?」

非常にめんどくさい。だが、本当に美少女だ。顔はショートヘアにした初音ミクに霧雨魔理沙を足して2で掛けた後にリアルに戻したみたいな顔だ。そしてどこか雰囲気が柔らかく、彼女の周りは引力が10倍くらいあるように惹きつけられるようだ。スタイルはめっちゃいい。胸もあr…おっと。「名前を聞いてるだけだよ」正直に答えた。「マジかよお前。もう忘れんなよ?松下縁だよ。はじめましてw」そう彼女が言う。揶揄い方が上手なものだ。ただ、笑っている顔は結構可愛い。「揶揄うなよ。ごめんて。そう言う君だって僕の名前覚えてるのか?」先に言っておく。この時の僕はバカだったよ。逆に教えて欲しいよ、松坂牛步とか言う特徴しかない名前忘れるやつ。そいつとは仲良くなれそうだ。

「覚えてるわw松坂牛弥だろ?w」いたわ。めっちゃいるわ。目の前にいるわ。今すぐ前言撤回したい、俺は

こいつとは仲良くなれん。

「ウッソだろお前。」心の底から出た言葉だった。すると彼女は本当に気付いてないみたいに笑いながら、

「間違ってないだろ?おいおい、自分が間違えたからって負け惜しみに間違えた判定にすんなよ?w」と言った。俺が呆れた顔で見つめていたら、「おいおい私の美貌に見惚れたか?」とちょっと笑いながら、自分で言って照れながら言われた。いくらその様子が可愛いからって名前間違えるのは許せない。おまえが言うなって思ったろ?全くもってその通りだ。君は正常だ。そして呆れながら自ら言う。「松坂牛步だよ。誰だよ牛弥。変な名前だな」すると彼女が真顔で「いや、牛弥より牛歩の方が変だぞ多分。うん、変だ。」ごもっともだ。誰か僕のプロフィールに「墓穴を掘るのが得意」を載せておいてくれ。僕が「そうか?」彼女が「うん。でもいい名前だとは思うぞ?」少し照れながら言う。こいつは照れるのが得意なんだな。僕が「ありがと。いい名前だと思うなら名前覚えてくれ」 (縁)「お前もだろ」墓穴を掘るのが得意part2だ。(牛)「縁っていい名前だな。スッゲェ縁起良さそう。緑って書いてゆかりって読むんだろ?」彼女がビックリしたように言う。(縁)「漢字覚えてんのに名前覚えてないのかよ。」誰か「記憶力が変なところであるのにない」を追加しといてくれ。(縁)「意味わかんないな。だけど、ありがとう。結構嬉しいぞ」彼女の耳が少し赤いように見える。一通り話が終わったところで少し前を見るともう学校だった。(牛)「学校着いたぞ。そろそろ顔上げようぜ。」 (縁)「ん、おう。知ってる。なるべく他のやつと目合わしたくないんだよ。知ってるだろ?」そうだった。じゃあまずこいつと僕の関係性について語っていこうか。

 中学1年生の頃、クラス替えの時にクラスが一緒だっただけだった。毎年毎年ある自己紹介の時に1人だけバカにしなかったやつがいた。それが縁だった。俺は自己紹介の時間が本当に嫌いだった。なんてったって俺の名前は松坂牛步だからな。松坂牛だぜ?そりゃ弄られるわ。自分の名前を言うたびに性格も知らない、話したこともない、顔もほとんど知らない奴らにまるで1年間友達でしたみたいに弄られる。それが本当に嫌だった。弄りの範疇を越えるやつも1人はいた。殆ど悪口みたいなものもあった。しかし人というのは群れればなんでもやっていいと思っているらしい。1人が悪口を言い始めれば二十数人が悪口を一斉に言い始める。先生もそれを黙認している。ホントに、ホントに、ホントに、ホントに、ホントに、ホントに、ホントに、ホントに、人間って愚かだ。皆死んじゃえよ。皆、みんn…(縁)「お〜いやりすぎだぞお前ら。流石に可哀想だぞ。牛歩ね?いい名前じゃん。牛歩って干支の牛のことわざかなんかで、一歩ずつ丁寧にみたいな意味だろ?めっちゃかっけぇじゃん。」すると他の奴が「そうなん?カッケェ!なんか馬鹿にしてごめん。」や、「ごめん、傷ついてたらごめんね?止めたいとは思ってたんだけど…」や、「いやいやいやいやww牛歩はイジるしかないだろwww」こいつに関してはやっと先生が注意した。おっそいなぁと思いながら二番目のやつの方がヤバくね?と思う今日この頃。本人に直接言えるわけでもなk(縁)「おい、奈々(2番目の奴の名前らしい)お前ホントクズみたいなこと言ってるぞ。そう言うこと言う奴ホント嫌いだ。大っ嫌い。」 お、おう…言っちゃったよ…え?言っちゃったよ?(奈々)「ハ?ゆーちゃん…?なに言ってるの?私何か悪いこと言った?なんも言ってないよ?」半泣きみたいだが、その目には涙は1ミリも浮かんでない。要するに、泣き真似だ。(縁)「アンタ本気で気付いてないならやばいよ?アンタみんなと一緒に牛歩のことバカにしてたくせに止めようとしてた?寝言は言えよ?そういう法律作るぞ?ン?」最後の言葉で皆笑う。先生だけ苦笑してたが俺でさえ静かに笑った。後で教えられたんだが、奈々と縁は小5の頃から仲が良かったらしい。だから奈々は縁のことをゆーちゃんって呼んでたらしい。奈々は顔を赤くして気まずそうに俯いていた。縁はもうこれ以上何か言う必要はないだろうと思ったのか僕に対して質問を投げかけてきた。「牛歩くんの好きなことは?」そのとき俺は素直にビックリしてた。さっきまであんなに人に対して口喧嘩してたのによくそんなしれっとできるなと思ってさ。質問には「本を読むこととゲームすることです。」と答えた。すると縁は「え!?なんのゲームやってるの?FFとかやってたりする?」わお。やってたりする。もちろん大好きだ。「はい。最新作もちゃんと遊びました。好きなんですか?」(縁)「すっごいすき。君とは仲良くなれそうだよ。同志よ」小学生とは思えないような喋り方だがそれが縁だ。その時からずっと縁とは仲が良かった。だからこそ、あの時のことは嫌でも覚えてる。

 中学3年生のとき縁は突然虐められた。元々クラスが一緒だった奴ら以外の全ての人間が縁を虐め始めた。うちのクラスでは縁はめっちゃいい奴で通ってたから3年生になってから驚いた。俺は気付けなかった。先生も、他の奴らも、縁と1番仲が良かった紗希ちゃんでさえ。その理由は虐めの仕方であった。僕らは中学生だったこともありみんなスマホを持っていた。もちろん縁も。それがいけなかった。毎日縁の電話に連絡先を交換していない謎の人物から電話が1時間に100本以上かかってくるというものだ。じゃあマナーモードにすればいいじゃんと思うじゃん?縁にかかってくる電話のアプリってそういうのが反応しないんだ。だから縁は毎日眠れないでいた。だけど、奈々がいきなり縁に親密になろうとしてきた。仲直りして仲良くしようって。縁は優しかったからあっさり了承してた。意外なことに案外うまくいっているようだった。

おはようございますこんにちはこんばんわ、作者のちるぜろです。これを書いてる時間今午前3時です。眠いです。いきなり小説書きたい!ってなって書いてます。流石に眠いです。書いてる途中でタイピングミスなどがあり、文字を消す時があるのですが、その度に削除ボタンと間違えてpボタンを連打してしまいストレスが溜まってます。これどうにかしてくれ。第一話どうだったでしょうか。松坂牛步、我ながらネーミングセンスが終わってます。一応、牛歩と縁は付き合ってません。友達以上恋人未満って感じです。最初、この小説ネタ系にする気だったんです。こんな重くする気はありませんでした。本当ですよ?物語の本筋は書きながら考えている突貫工事方式なので物語がぐちゃぐちゃになってしまっている所もあるでしょう。それでもこの作品を楽しめていただければ幸いです。おやすみなさい。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ