2.心の余裕
これを書いたときにはまだ誰もこの小説を見てませんでした。
厳しいんですね、小説の世界って。
改めてみるとクラスの中にはいいなーって思うひとは一人もいなっかた。
(はーーーー。やっぱりクラス外から見つけないといけないからな〜。っていうか、わざわざ彼氏作る必要あるかな〜。)
「おい、佐々木さん。ちゃんと聞いてるのか?」
「は、はい!」
しまった、授業中だったのを忘れてつい、考え込んでしまった。全部葵のせいだもん。
「今日の授業はここまで。」
「ちょっと〜、亜美奈ちゃんと授業受けないとだめだよ〜。いくら頭がいいからってそれはないよ〜。」
「ちょっと考え事しちゃって〜。」
(いや、あんたのせいなんだから)
内心こんなことを言うのもあれだが、つい言っちゃうんだよね、まあ言葉では出してないからへいきか。
「もしかして彼氏どうしようかな〜、とか考えてた?」
うっ、図星だ。なんでこんな時に心を読まれたのか?顔に出てたかな〜?
「違うよ〜!もうっ」
「すねないでよ〜」
そんなこんなで学校はおわった。
「はーーー、彼氏カー。」
家に帰っても考えていた。親は2人とも仕事でいないので、いつものんびり過ごしている。
「このクラスにいい人がいないなら、他クラスかー。」
正直言って他のクラスの男子はあまり知らないのだ。いくら中学2年目だからといって全員知っているわけではないからね。
ピロン♫
「メールかー。どうせ葵だろうな。」
「明日は他クラスとの合同の体育練習だからね☆体育着忘れないようにね〜」
そうか明日は他クラスとの合同練習かやったー。いい人見つけられるように頑張るかー。
やっぱり1日中彼氏作りについて考えてるじゃん。
亜美奈は結構余裕な気持ちでいたが明日からの日々は今までどうりにはいかないことを、まだ亜美奈は知らないのであった。