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設定の作り方

 今回は、あくまでも個人的な執筆経験のみに基づいています。

 小説に関する勉強を本気でした訳ではありません。


 色々と偉そうに語りましたが、どうせなら経験を元に簡単な設定を固める手順を説明してみます。

 説明するのは、国家規模のみです。




 1.世界観を構築する

 主な舞台となるファンタジー世界の根幹部分です。


 何が存在する世界なのか?

 剣が使われている? 銃が使われている? 魔法がある? 科学技術はある? 産業革命以前?以後?


 まあ、ファンタジー世界である以上魔法があるのは当然として、現実世界で言うどの時代のどの地域に該当するのか?

 特に多いのは、中世欧州ですね。

 トールキン氏は偉大です。

 それと、この段階で魔法の設定も詰めておいた方が良いでしょう。

 魔法と言えば、呪文 魔力 属性 魔方陣 が基本事項でしょうか。

 その上で、何が出来るのかを大まかに考えます。

 辺り一帯を消し飛ばす大魔法か? 日常生活で使用するレベルか?


 この辺りは、架空の世界観で話を進めるタイプに共通する所ですね。

 此処で、後々の話の組み立て方が決まります。



 2.地理を構築する

 国家規模に於いて、最重要となります。

 何処にどの様な勢力が存在するかによって、周辺へ及ぼす影響が大きく変わります。

 同時に、各勢力の性格(覇権主義 排他主義 軍国主義 差別主義 拡張主義 受容主義等)も決めます。

 また、勢力だけでなく、島や大陸そのものの形状、位置、地形、気候等も重要です。

 そこに至るまでの経緯もあれば、話に深みが増すでしょう。


 そして、主役となる現代国家が何処にあるのか?

 これによって、組み上げて来た世界の行く末が決まります。

 このジャンルは日本転移系が特に多いですが、現実で極東に位置している為か、最東端と言える場所になる事が殆どです。

 国防的に滅茶苦茶都合の良い立地なので、考えるべき事が少なくなります。

 更に、進出すべき方向が一つだけであるお陰で、話の構築がやり易くなります。


 この作業が非常に難しい事なのは、言うまでもありません。

 そこで筆者の場合は、各大陸を一つの巨大な勢力と位置付け、大陸内で完結する対立構造、若しくは大陸単位での対立構造とする事で、可能な限り単純化させました。

 そこへ、主役の国が順番に介入出来る配置としました。

 尤も、現代国家は海など簡単に越えて更に巨大な勢力を構築してしまうので、話が進めば進む程に複雑な絡み合いが展開されます。



 3.ストーリーを構築する

 いよいよ本格的に手を加えていきますが、まずは終盤を考えましょう。

 終盤とは、言い換えれば最終到達点、目指すべき目標です。

 これが無ければ、すぐに破綻します。

 明確な落とし処も無く継続出来る人は、余程の天才だけです。


 落とし処がきまれば、後はそこへ向かう形で自分の描きたい物をどんどん描いていけば大丈夫です。

 ただし、このジャンルでは必ず戦闘描写が必要なので、開戦への流れの構築は忘れてはいけません。


 筆者がこの段階で注意しているのは、1.読める文章を書く 2.敵を段階的に強くする 事です。

 1は、説明不要ですね。

 2は、ワンパターンな描写によるマンネリ化を防ぐ為です。

 例えば、毎回砲撃だけで壊滅させて追い散らすだけの描写を繰り返してばかりでは、考えるまでも無くすぐに飽きてしまいます。

 可能な限りバリエーション豊かにする為にも、敵にも様々なパターンが必要です。

 筆者が自作で技術差の大きな世界観にしたのは、これが一番の理由です。




 こんな感じでしょうか。

 先述しましたが、描くには事前知識が必要です。

 書籍を読まなくても、今は非常によく出来た軍事解説動画が多数あります。

 その辺りは、ニコニコが一番充実している印象があります(転載も結構されてますが)。


 以上です



 次回は後書きです。

「興味の無いね」と言う方は、今回で終わりになります。

 こんなモノに時間を割いて下さりありがとうございました

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