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「イチ!」


 オリは春を呼びました。雪は溶け、青い空に暖かな風がやさしく吹きます。


 彼女はその後、春の女王様イチに気に入られ、塔の番人の仕事を任されました。元気になったお母さんと塔のすぐ近くに建てた小屋に越して来て、毎日を過ごしています。


「オリ。ごきげんよう」


 人嫌いだったイチもすっかり険がとれて、誰とでも接することのできる、立派な女王様に成長しました。


「イチ様。こんにちは」


「あらお母様。ごきげんよう。身体の調子はいかがです?」


「おかげさまですっかり良くなって……オリ! イチ様に危ないことをさせちゃいけませんよ!」


「はぁい! イチ、行こう!」


「えぇ!」


 友達になった二人は森を駆けて行きました。イチにとってオリは、初めてできた友達でした。


 こうしてオリは勇敢で強く、賢い番人となりました。時に四人の女王様の相談役として頼られ、塔を、この国の季節を末長く、守っていったのでした。

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