OPS1-3 8/29
「やべぇ!RPGだ!」
「おい!大丈夫か!?」
畜生。またRPGかよ。一瞬気を失ったぜ。
「シロギシ、対岸のビルから敵が来てる。応戦するぞ!」
「了解。」
「やったぞ!」
「シロギシ、ジャミング装置にC4をしかけろ!」
俺はあの25Mジャミング装置の支柱のうち、重心がかかっていそうな一本にC4を設置した。これは起爆装置で爆発するタイプだ。もちろん無線である。
「こっちだ!」
すぐさまあの忌まわしいジャミング装置から離れる。
「対岸にRPG兵だ!」
「始末しろ!」
俺はACOGを覗いて頭を撃ち抜いた。
「シロギシ、そこのマシンガンを取れ!」
俺はネゲヴを取り射撃を開始した。
「あと数分でA-10による爆撃だ!」
「起爆しろ!」
俺はスイッチを押した
カチッ
とたん爆発し、装置は対岸に倒れていった。
「やったぞ!」
「こちらロード 0-1。ブラックアウト、ジャミング装置を破壊した。」
「了解したロード0-1。ブラックホークを送る。」
「帰りの便が来るぜ。」
俺はC4の起爆スイッチをしまった。
ヘリが近付いてきた。
「おい、これで形勢が逆転すると思うか?」
「少なくとも空爆の精密度はあがるとおもうぜ!」
ヘリの引き戸がフルオープンになっていて装備のM134ガトリングが見えた。
俺は引き戸の場所に座り外の光景を眺めた。
A-10が各地にミサイルを落としていく光景をまじまじと俺は見ていた。
「この戦争には必ず勝たなければならない。」
それを俺はこの任務で身に染みた。