OPS1-2 8/29
「なんてこった!後方から進めなくなったぞ!」
「大尉!どうするんですか!俺たちにまさかあの戦車の前に出ろって言うんですか!?」
「RPGはないか!?」
「ありませんよ。」
後方から遠回りして行こうとしたらしいがこれはもう無理だ。
後ろが完全に塞がっている。
「敵だ!」
正面のビル2階から敵が顔を出した
「撃て!」
「大尉、大尉!?聞こえてますか!?」
ゴーストの声が無線から聞こえる。
一息ついたところで応答する
「聞こえている。」
「そっちに戦車がいますか?」
「いるぞ。」
「ここにRPGがあるので戦車に攻撃して破壊しようと思います。」
「気をつけろ。」
「了解です。」
「オーケー、お前ら、1.2.3で外に出るぞ。」
「戦車にハチの巣にされろと?」
「ゴーストがRPGで戦車を破壊してくれるそうだ。」
「ああ。なるほど。」
「いいな?行くぞ。1………2………3!」
戦車の前に飛び出した瞬間、戦車が爆発した。
「LL танков взорвался!(訳:戦車が爆発したぞ!)」
「'Ы врага!(敵兵だ!」
「Убейте их!(奴らを殺せ!)」
ロシア兵が叫ぶが、すでに俺たちは発砲していた。
「制圧!」
「おい!あれ見ろ!」
「友軍だ!」
どうやら友軍が来たらしい。
「あの証券取引場の屋上にあるんだな?」
「そうです。」
「よし行くぞ。」
証券取引場の屋上に25Mの全方位型ジャミング装置を設置したやつ誰だよ…
「よし。ホールだ。大量の敵がいると思うから気をつけろよ。」
「行くぞ、ついてこい!」
ホール内で銃撃戦が始まった。
俺はダイナミックカバーをしながら途中移動した。
「シロギシ!グレネードランチャーを使え!」
確かに多い。遮蔽物の近くでフラグが爆発したのを確認してXM25を使用した。
「この上に例のあれがあるんだな。」
「よし行きましょう。」
「シロギシ、後方頼む。」
「了解ですよ。」
屋上には伏兵がいるだろうな。それも大量に。