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Rebirth or Creation-再生または創造の世界-  作者: ローレライの騎士
17/22

開かれた異界の扉

新章突入です!!!





「……でも」



「でも、とか言わないでくれ。これは『責任』なんだ」



「責任? それって……」



「ああ。俺がーーその……なんていうか……」



 今思えば、俺はどれだけハレンチなことをしたことになってるんだ……?

たしかに、色々なことをしたのは事実だが……それはあくまで事故にしかすぎない。

はっきり言って、俺が責任をとる必要もないはず……

 だが、そう言って逃げるのもよくないし、事実は変わらない。だからーーというわけではないけど、俺はこの道を選んだ理由の一つにはなる。


 いろいろ考えてるうちに、アルファが話しかけてきた


「あははっ……おもしろいね、シキは」



「え? あ、いやっ……別に笑わせようと思ったんじゃなくてだな──」



「──いいの。シキはそういう人じゃないもの」



 そう言ってアルファは、俺の隣──空いていたブランコに座り直した。



「俺が……そういう人じゃない……?」



「ええ……シキは、あたしと違う」



 アルファと違う……って、どういう意味なのか……

 いまいち俺には分からなかった。



「俺と違う……って、そりゃ当たり前だろ?」



「そうね……あなたにとっては、当たり前よね。だけど──」



 一瞬の緊張。そしてまたすぐに、アルファは話はじめた



「──それじゃあ『勇者』になれないの」



「…………」



 俺が、勇者になれない……

 その理由に、正当な根拠があれば俺は身を引かないといけなくなる……

だけど、俺はすでに腹をくくった。この道を歩んでいくのだと。

 だったら、そんな簡単に身を引くわけにはいかないんだ。



「それに──」、とアルファは付け足すように言葉を続けた。



「シキには、この『問題』を背負うための理由がない。あくまであなたは、ただの一般人……、あたしたちと関わることは、容易じゃないの」



「……でも。アルファだって、ここに勇者を探しにきたんだろ? だったら俺が──」



「──あたしはアルファじゃない」



 俺の言葉を遮るように発せられたアルファの言葉。

 その言葉は、ずっしりと重みがあって、ただの冗談じゃないことくらい、すぐに分かってしまうほどだった。




きしめえええええええええええええええええん

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