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Rebirth or Creation-再生または創造の世界-  作者: ローレライの騎士
12/22

物語の始まり……?

ちなみにアルファの由来は波からです☆



 ーー名水大公園。この名水市で一番大きく施設も整っていて、公園といえば公園だけど、施設といえば施設だ。その名水大公園には、名水市のシンボルともなっている『大時計塔』があって、四六時中光り輝くライトもついている。大時計塔の高さはおよそ40メートル。

この名水市内なら、どこからでも見ることができるほどの高さ・光量だ。



「迷いし旅人は、まず目印を探す。そうなればもう確信できる……!」


 俺は再び走り出した。すでに足の裏に激痛が走っていて、とうてい走れる状況じゃないが、この要らないモノを還すまでは、まだ耐えていたい。



「はぁっ……! はぁっ……!」


 住宅地の細い路地をぬけ、大通りにでた。とうぜん道に人影はなく、車一台通ることのない道路を、横断する。





     ※    ※    ※




「……いた」


 ドンピシャだった。アルファは名水大公園のブランコに腰かけていて、離れていてもその奇怪な容姿は浮いていた。



「…………」



 ……いつだったか、'このような’光景を見たことがあったような気がする。

 ブランコに腰かけたアルファは……



 カンッ 



 右足を前に出したときだった。足元に落ちていた空き缶に足があたり、アルファの元のほうへ転がっていく。



「あ……、よう」



「……シキ?」



 一時間ほどぶりに、どこまでも深い赤の目と、俺の目はめぐり逢う。



「なんでここに……居るの?」



「それはこっちの台詞だ」



「あたしはただ……道に迷っただけで……」



 道に迷っただけで、この時間まで外に居るなんてホームレスか。とは言えない。



「そうか。道に迷ったのか。それは残念だな」


 俺はそう言いながら、アルファの隣ーー空いていたブランコに腰かける。



「いいのよ……どうせ、時間はないの」



「……時間?」



「あたしがここに居れる制限時間よ。いつまでもこんなとこに居られないわ」



「それは、お前が創造人だからか……?」



「残念。的外れよ」


 ……だとしたら、『天空界』が関係しているのだろうか。もしくはアルファの言っていた『勇者』か



「……あたしは、お父様の命令でここにきたの。勇者を探しにね」



 





ある程度のストーリーは出来上がったので固めていきます(笑)

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