表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

説話集

仏陀とガンジー8

作者: とびうお君
掲載日:2026/04/14

「師よ菩薩って何ですか?」


仏陀「何それ?」


 まただよ、確かに仏陀が言ったと残ってるんだけど。仕方ないので説明する。


「え?私そんな事言ってないぞ、ああ」


「思い出したんですね」


「ただ、悟る前の自分そんな単純な話なのだがな」


「境地と言えば境地ですね」


「誤解だろそれ」


「もはや悪意すら感じるほど」


 ざっと仏像の絵を描いて見せる。


「法は軽視されてる?」


「いえ在家向けです」


「ならしゃないか、しかし似てないな」


「いや師がこういうの止めてくれと」


「言ったけど、なんでこうなる?」


「ああ仏教がインドじゃ滅亡したのですが、師の教えに忠実な派閥と、竜樹の教えから生まれた派閥で分かれて異国の地で生き残りました。竜樹の教えの方の国が隣の中国と似た顔立ちでそこのローカライズです」


「ガンジー詳しいな」


「昔仏教を学ぶために行ってたんですよ。師の教えに忠実な方はいけなかったのですけど」


「そっち行かない?」


「出家するのが嫌で…」


「そういえば在家だと言ってたな」


「でもおどろくほど師の教えは保存はされています。不思議なものです。まあ一部は後に輸入したんですけど。でも逆にそれで驚くほどちゃんと残ってるのが分かるんですけどね。ちょろっと体験出家とかしてまいりまして」


「それ意味なくない?」


「まあお金です…、でも師じゃないですか、法を教えて在家から巻き上げるシステム創ったの」


「結果論だ対価を求めてじゃないし、作ってはないぞ?」


「後の教団が確かに組織化しましたね。そこで道元と言う僧がいたのを知りまして」


 色々と話していく。


仏陀「んで最後は瞑想に?それ弟子にどうやって伝えたの?」


「すべては無駄なので座禅あるのみと…、まあ確かに効果はありますよ。体験してきたので、でもそれだけはおかしいんですよね?」


「私のやった事を否定されてる気もするね」


「まあ間違ってはないのですよ、師も最初伝える気が無かったでしょ?」


「でも弟子がいたんだろ?」


「これで問題が無いと作ったのが先ほど話した大量の語りです」


「理解されたの?」


「全然、まるで座禅に集中させるためわざとやってるのか?ぐらい難解。最新の科学研究が似ていたのでやっとそれでなんとなく分かった程度です」


「語りがおかしいね」


「そう思います。仏教史上師に一番近づいたのじゃないか?と思わせる人物です」


「でも私沈黙だけじゃないよね?」


「はい、その先があるのを全く理解できませんでした。師と真逆の語りで沈黙にたどり着いた奇妙な僧です」


「もう1人のお前も含めて弟子は普通にたどり着いてるけどな」


「その事なのですが、師は自分を過小評価しています。対話だと気が付かないのですが、師以外が師の言葉を使うとどうもおかしくなるんですよ。特に竜樹が重視した縁起。関係性としては間違ってないのですが、師が危険視した抽象性にもろ」


「縁起が?」


「師が使ったものは確かになんでこれが危険な言葉に?ですが、バラモン哲学で鍛えられたものが用いると酷い事にそれが竜樹です。んでこの言葉で勉強したのが異国の道元です」


「語るが違うか、私も接したことがある。彼らから言葉の危険性を学んだんだ」


「それでも言葉で語るしかないですよね?」


「ああその瞬間語るは変わるのだ。なるほど彼らの語りか、竜樹とやらの奇妙さも飲み込めた」


「かなり後なのでさらに語りが熟成されてますけどね。ただ西に向かったアーリアはその地域で科学を作ります」


「ああだから危険性が似てるのか」


 その地の話を依然した科学の話を交えて本能に踏み込む。やはり食いつきが良い。


「性は解明されて生まれつきで死の恐怖もそうじゃないか?と」


ガンジー「はい」


「私は嘘を言ってるか?弟子ももう1人のお前も」


「全く、人によって違うのでは?」


「まだ解明されてないのだろう?」


「ええまあ」


「私も近い事は言ってる、だが内省だけに頼るのは危険も良く分かる。まあ解明されてない以上考えるのはやめておけ、問題ない人もいるのだから。ただ何故私が内省のみで済ませてるかわかるか?」


「はい、心の動きが死の恐怖をもたらすからです。優先順位が分かりやすい?」


「そうだ、本当に悟りの何たるかが全く分からないのに、至るための知恵は私とさほど変わらないと感じる。これも科学か?」


「いろいろありますが、主はそうです」


「心に関する事ならお前の判断で科学を進めれば良い。本能か虫などがスタートになったのか?」


「はい先ほどの説明通りです」


「内省の限界だな。だが以前の話ならあらゆることが繋がって世界を知りたいとなるのだろう?それは何度も言うが私の死後在家だけにしてほしい。すべてはお前が決めろ。うん悪くない、悪いどころかよいのでは?さあ行くぞ」


『ランランラン、ララランーラン、ラランランラン』



 あああ、またこれか。やったぞやっと仏陀に科学を認めさせた。ただ死の恐怖が本能だった場合性を放り投げた仏陀はどうするんだろう?じゃ何故仏陀は克服できたのだろうか?そして弟子達も。実際はほぼ確定してる。ただ動物のそれが人間ではどう働くか?は分かってないんだ。


 仏陀は例外なのか?それとも私が浅はかなのか?




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ