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第4話 霧の湖王ミラ

布都「最適者か、正直興味はある、幻想郷の皆からも言われてきたが、我はそこまでこのコースに適しておるのか?」

ミラ「ええ、あなたは凡人では数十年、いや100年以上かかる可能性もあるレート7000に1年足らずで到達した、これは本当に私から見ても異常なことです、そしてこの成長速度ならあなたは数年もしないうちにレートの限界突破を行い、私達コース王と同じ領域に達することができるわ」

布都「コース王様と同じ領域に達するとなにか起こるのかの?あくまでスカイドリフトは娯楽じゃ。コース王様の恩恵を受けられる異変などでの戦いにはあまり関係はないのではないか?」

ミラ「私達の領域に達し、恩恵を受けると少なくともこの世界の誰よりも強くなるということは保証しましょう。なぜならこの恩恵受けた者にはかすり傷1つ当てられないからです」

布都「かすり傷1つも当てられない?どういうことじゃ!?」

ミラ「私達コース王は全員、能力【神速】を持っているからです。これは私達コース王に認められた者への恩恵にもなっています。これを習得していると速度の上限がなくなります」

布都「上限がなくなるということは瞬間移動とかも出来るのか!?」

ミラ「はい、さらに自動操縦にしておくことによって体が勝手に攻撃を感知して避けてくれたりします。さらに極めると光速を超える速度で時を遅くしたり、止めたりすることもできます」

布都「もう我らの世界とは完全に別次元だな…」

ミラ「さて、恩恵の説明は以上なのですが、どうですか?布都さん。私と共にこの霧の湖を極めてみませんか?」

布都「うむ、霧の湖を極めてそなたに続く2人目のコース王となってやろうぞ!」

ミラ「決まりですね!」

ミラはそう言うと布都の目の前で何かを唱え始める

布都「なにしておるのじゃ?」

ミラが唱え終わるとミラと布都の前に小さな女の子が現れる。現れた途端、布都は顔を青ざめる

布都(この女子…ダメだ、わからない、桁が違いすぎる。我の測定限界値である70000を遙かに超えている、こんな者が存在していたなんて…)

ミラ「エーキ様、お久しぶりでございます」

エーキ「ミラ、久しいね。横の方は?」

ミラ「私達を認知できる領域に来られた、物部布都様です。そして私達コース王に認められたいということで私と布都様で当分の間、霧の湖からは出てこないことになると思われます。」

エーキ「なるほど、わかった。タイムリミットはミラの時間感覚で100年だ。また100年経ったら連絡をする。その者をしっかり鍛えさせるのだぞ」

ミラ「ありがとうございます」

エーキ「それじゃ、また100年後にね」

そういうとエーキは姿を消した。

疲れ切っている布都を見てミラは心配する

ミラ「布都、大丈夫です?」

布都「あの…あのお方は一体…?」

ミラ「あれはエーキ様。私達コース王の生みの親です。私達はエーキ様に育てられてきたのです。」

布都「そうか、ミラのお母様であったか。それにしては小さくなかったかの?」

ミラ「エーキ様は一度転生していて、今の体には転生してまだ3年くらいしか経っていないので、あの姿になっています。実年齢は…うーん、1万歳から忘れちゃいましたね」

布都「1万!?どれだけ長生きなのじゃ!?というか100年修行するとか言っておったがそんなに経ってたら幻想郷の皆が心配しそうなんじゃが!?」

ミラ「ああ、それなら心配ありませんよ。ちょっと待ってくださいね」

ミラは霧の湖のコースがある空間から消え、数秒後に戻ってこう言った

ミラ「うん、これで大丈夫です!ここでの1年は幻想郷では1日となりました!」

布都「時間操作も出来てしまうとは聞いておったが、こんなに実用的とは思わなかったぞ…」

こうしてミラによる布都のコース王修行生活が始まった。

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